現段階で投稿しているお話をすべて読ませていただきましたが、作中に出てくるキャラクター達の魅力が強い作品で面白かったです。

主人公のエマちゃんは性格が純粋であるのと、人との関わりが乏しいためか警戒心であったり、自尊心が低いことが伺えますね。か弱い小動物で守ってあげたいと思わせる要素があって良いキャラをしてます!

そして仲間のアリアちゃんはその逆で明るく前向きな女の子でエマちゃんと物語を引っ張ってくれるキャラクターになってますね。同性ということもあり、エマちゃんの理想であったり、憧れ立ち位置を確立させてくれそうな予感!

そして現段階において貴重な男枠であるソルン。エマちゃんはアリアちゃんを憧れとして見ている節があるので、エマに対して一番距離が近いのは彼なんじゃないかなと自分は読んでいて思いました。ソルンのエマに対しての印象も悪くありません。
これは今後が楽しみだぜ、ぐっへっへっへっ。

こうしてキャラの面白さを語りましたが、この物語の一番の面白さはエマの謎のにあると思います。記憶にある謎の少年。どこか覚えのある記憶。捨て子になった経緯、そして3話でもう一つ謎があることがほのめかしていました。

はじめはどうしてこれほど捨て子のことを隠すのだろう、と腑に落ちない部分がありました。生まれたときから捨て子である人間はそれが日常であり、意識することではない、そう考えているからです。

しかし考え方を変えて、記憶がなくなる前は捨て子ではなかったら?　と考えてみました。そう考えてたら彼女の心情というのに納得がいきました。元が裕福であったり、権威があったのであれば今の落ちぶれた立場というのも記憶がなかったとしても、潜在的、あるいは無意識に隠したくなる思考になるのではないか。

とまあ、深読みをしてしました。長くなってしまい、失敬失敬。

しかしこうして深読みができるという作品はそれほど魅力があるという証拠!　この謎がどのように回収されていくのか、楽しみです!
今後も楽しみにしています。
それでは良き執筆執筆ライフを!

こんばんは、詩瀬さん。

乗り物酔いに効く魔法って、いいですね。小さい頃、直ぐに乗り物によってしまう私に、その魔法を使ってくれる優しい人がいたらな～なんて、考えながら読んでいました。
ぶっきらぼうな態度なのに、本当は優しいソルンくん。
大好きになっちゃった(//▽//)