とても他人事とは思えず拝読しました。
うちの子供たちも、私自身も発達凸凹です。
そして言語理解と知覚推理が極端に高く、逆にワーキングメモリと処理速度が低い。
そのため、日常生活に色々と面倒が多いです。
子供がWISCを受けた際、学校の先生方はWISCの結果を臨床心理士さんから説明され、FSIQとVCIの高さに上機嫌になるばかりで、なぜ臨床心理士さんやSC、私が真っ青になっているのか、かなり丁寧にご説明しても全く理解していただけませんでした。
幸い、SCさんが丁寧に書面にして校長先生に提出して下さったため、校長先生の指示で仕方なくSCさんの指示に従っていただいている現状です。
長男には「こんなに理解力も推理力も欲しくなかった。他の人なら気がつかずに済むことまで気づいてしまうから。その代わりに人並みに器用になりたかったし、工夫しなくても丸暗記ができる体質に産まれたかった」と言われたことがあります。
IQの高さは決して恩恵とは言えないということを痛感しました。
極端なIQの高さというのは、決して「優れている」のではなく「標準分布から外れている」のであって、「標準分布の山の中にいる人」のために形成されている社会では、「中の人」がしなくても良いような様々な工夫と努力を大量に行わなければ生きていけない物なんですが……
山の中しか見たことのない人には、ちょっと想像がつかないようですね(;'∀')
それでも何とか工夫して「山」に合わせて生きていかなければならないのが浮世というもの。
自分の特性に合わせて何とか生きていく道を見つけたいものですね。