たった1人。自分を愛してくれる人が居たら、前に進める

婚約者からの破棄。しかも大勢の前で。特に王族は簡単にしちゃいますが、その時点で詰んでるし、未来は予想とかけ離れるのが常。この話は題名通り、答えあわせです。誰を大切にするべきか、私情で周りを巻き込みやらかす簒奪者の女性と、たった1人の愛する人と仕込みをして破棄されてからの主人公の相対が本当にかけ離れていて凄く面白いです。主人公の想いがとても素敵です。
裕福だから幸せ?それは目に見えるだけで本当はどうなんでしょうか。
この小説を読むと、本当の幸せとか「足るを知る」の本当の意味が分かります。
奢れることなかれ。ザマァな物語なのに、凄く考えられるし、大切にすべきものは何なのか。
素晴らしい作品です