第4話 幼馴染み

晴風艦内


岬「敷島が…反乱?」


納沙「ええ、本部からの情報によると今日の1013にて敷島が教員艦を攻撃したんです」


岬「えっちょっと待って、反乱…攻撃…一体どうして?」


納沙「わかりません」


ましろ「そういえば敷島の艦長は誰なんだ?」


納沙「えっと…秋山成矢って言う人ですね」 


ドサッ


ましろ「えっ、艦長どうしました?」


岬「う、嘘よ…なるくんがそんな事するわけないじゃない!」


ましろ「いっ一旦落ち着きましょう、艦長」


岬「嘘よ。だって、なるくんはそんな事をする子じゃないもん」


ましろ「艦長!」


岬「!」


ましろ「一旦落ち着きましょう…ね?」


岬「う、うん…」



敷島艦橋



秋山「…」


山本「どうしましたか?」


秋山「いや、少し昔のことを思い出しただけだ」


9年前


岬「なるくん、こっちこっち」


秋山「ちょっと待ってよ」


そこは海とは少し離れた林の中だった、


秋山「こんなところへ連れてって何があるんさ?」


岬「あともうちょっと…あっ!」


秋山「どうしたの…うあー」


そこには広々とした草原が広がっていた


秋山「ミケちゃんすごいね」


岬「そうだね。海も好きだけど、ここも好きなんだよね」


秋山「たしかに落ち着くよね」


岬「あっお花だ!」


秋山「え、あっちょっと待ってよ」


岬「これ、何ていうお花なんだろう?」


秋山「さあ、でもきれいだね」


岬「うん」


秋山「あれ?ミケちゃん後ろにイモムシがついている」


岬「えっ?嘘!取ってお願い!◯して!」


秋山「ハイハイ、取ったよ。というかそうやって生き物に対して◯してとか言わないの」


岬「だって怖いし…気持ち悪いし…」


秋山「でも、駄目なもんは駄目!良い?」


岬「はーい…」


秋山「よろしい。…そういえばモカちゃんは?」


岬「連れてこなかった」


秋山「なんで?」


岬「それは…ひみつ!」


秋山「はぁ…」



現在、


岬(なるくんは…そんなことはしない。人や生き物を大切にする性格なんだよ…)

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