第3話 水素弾



真霜「何ですって…」


平賀「ええ、今日午前1013に敷島が教育艦あきづきに発砲…」


真霜「どうして…」


平賀「目的は不明です」


真霜「じゃあこのことは上は…」


平賀「上はこの行為をテロ行為として、現在、ホワイトドルフィンが敷島を捜索しています」


真霜「ちょっと待って、何でホワイトドルフィンだけなの?」


平賀「わかりません」


真霜「わからないって…それじゃあ、ブルーマーメイドが除け者扱いじゃない」


平賀「…」


真霜「ちょっと待ってて…」


そう言って、真霜は電話を取った


真霜「…もしもし、こちらブルーマーメイド安全監督室情報調査室長の宗谷真霜です。敷島の件について…切られたわ」




秋山「そろそろ、上の方も動き始めるかな」


山本「そうですね。まずはホワイトドルフィンが先に動くでしょうか」


秋山「そうだな、まずはホワイトドルフィンだな。でもブルーマーメイドもすぐに動くよ。国内ではそっちのほうが動きやすいからな。それにブルーマーメイドのトップはすぐに動きそうだからね」




出港前夜


秋山「本日はよろしくお願いします」


霧山「よろしく」


霧山 林 海上安全整備局局長


秋山「敷島にも無事に水素弾搭載艦に改修できましたね」


霧山「そうだな、世間はまだ知らないが…いや、知ってはいけない代物だからな」


水素弾

アメリカが開発した新型砲弾である。水素弾とは見た目はただの砲弾なのだが、着弾したときには周囲を広範囲で焼き払うほど強力な砲弾だ。(広島原爆と同じ威力がある)しかし、砲弾はその分でかい物となっており、戦艦を保有している国に限られてくる。ただ、アメリカが太平洋で試験をした時に日本の船が被害となり、日本だけではなく、世界各国でも使用を制限しようと動いている。現在ではアメリカ、ロシア、イギリス、フランスの5カ国が所持している。


秋山「それでも、日本にとって大いなる一歩だと思います」








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