第1話 超大型直接教育艦敷島

校長「諸君の栄光と、航海を祈る」


ここは江田島男子海洋学校に所属する超大型直接教育艦敷島の甲板上である。江田島男子海洋学校は元々大竹に学校があり、呉に近いここの方が便利と判断したため、江田島に移動した。


式が終盤になり、学生のみんなが待っていた艦艇発表(クラス発表)が始まった。


教官「敷島の艦長に任命する」


秋山「はい」


そしてこの日、敷島艦長に秋山成矢が任命された





山本「よろしくお願いします。副長の山本志郎です」


宮根「航海長の宮根彰洋です」


岩見「砲術長の岩見和大です」


永戸「機関長の永戸海だ」


秋山「うん、よろしく。艦長の秋山成矢です。それじゃあ、準備をしましょうか」



入学式があった翌日、新入生による、訓練航海が始まった。参加艦艇は、教員艦あきづき、敷島、天龍、大鯨、伊168、伊58、伊13の7隻である。



秋山「両舷前進半速」


宮根「両舷前進半速」


秋山「うん、これで無事出港できたな、航海長操艦」


宮根「いただきました航海長。両舷前進原速赤黒なし。進路120度」


秋山「海は穏やかだね」


宮根「今日は風がないので比較的穏やかなんですよね」


秋山「世界も穏やかになればいいのにな…」



数時間後、訓練海域


教官A「状況は?」


教官B「天龍、大鯨、伊168、伊58、伊13の6隻は集合ができましたが、敷島は…遅刻です」



山本「艦長、教官から通信が来ました」


秋山「読んで」


山本「あとどのくらいで来れるかと」


秋山「2時間後と伝えて」


山本「了解」


秋山「では…始めるとするか」






超大型直接教育艦敷島

超大和型戦艦として建造された戦艦。51cm連装砲3基6門搭載した敷島型の1番艦。ほとんど大和の就航時の姿だが、主砲だけ連装砲なのが特徴だ。
























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