第4話 チート能力
俺が目を覚ました時には、異空間ではなく草原が広がっていた。
異世界についたのか。早速ステータス確認しよう。
「えっと…ステータスオープン」
ホーラさんの言った通り固有スキルなどが表示されていた。
光、闇、火、水、風、土などの基本属性はあるな。レベルは全部Maxか。
あとは、治癒魔法・召喚魔法・身体強化・付与魔法・生活魔法か。魔法系スキル以外にも、転移・アイテムボックス・隠蔽スキルなどもステータスに表示されていた。
それと固有スキル【女神アテナの加護】
他にもあるみたいだが、多すぎて読み切れない。
「流石にチートすぎるだろ」
ギルドに行くのはいいけど、スキル隠蔽は使ったほうがいいよな。
スキル隠蔽で、基本属性は火と風だけにしておこう。あと、【女神アテナの加護】は流石に隠そう。ギルドで騒ぎになって目立ちたくはない。
身体強化とアイテムボックスのスキルぐらいは残しといてもいいだろう。
「それよりも、冒険者ギルドってどこにあるんだよ」
俺の視界には遠くまで広がる草原以外に何もない。
人がいる様子もない。いや、どうするんだよ。
ステータス画面を見ると、いつの間にか女の人が画面に表示されていた。
誰だ…?
――アリテーヌ王国へようこそ。わたくしリアが冒険のサポートをさせていただきます。気軽にリアとお呼びください。
「リアはAIなの?それとも人間?」
――わたくしは冒険サポート専用AIです。夜崎様のサポートをいたします。
なるほど。リアに冒険者ギルドへ案内してもらうって事ね。
「じゃあ、リア。冒険者ギルドまで案内してくれ」
――了解いたしました。冒険者ギルドは横の道をまっすぐ歩けば、5分で到着いたします。一回ギルドの位置を覚えれば、次回からは転移魔法でいつでも行くことができます。
そうか、転移魔法使えるんだったな。
自分が知っている場所であればいつでも行けるって便利だな。
俺はギルドに向かっている間に、この世界の情報をリアから得ることにした。
「リア、アリテーヌ王国の今の状況についてわかることがあれば説明してくれないか」
――了解しました。アリテーヌ王国は時間軸の守りとなる鍵が1つ保管されています。鍵の状態は不明です。王都から離れた山に古代の魔物が出現している可能性があります。魔物が王都に向かっているため、王国騎士団も魔物が出現した山に向かったのですが、消息不明です。
「じゃあ、冒険者ギルドに登録した後その山に向かおう。あとでルート表示よろしく」
――古代の魔物出現が確認した山へのルートですね。了解しました。
古代の魔物か。そもそも、魔物の知識もあまりないからよくわからない。
とりあえず、魔物と戦う前にある程度魔法の知識を付けておこう。
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