第2話 プロローグ

 

 総理、総理とは。

 国のトップでありながらも裏で操られる。


 この世界は1%の闇の者に操られております。そういう世界なのでございます。誰も知らないだけで、裏では数々の裏工作が行われているのです。人々をコントロールするために、私たちはもはや操り人形。操り人形のように知らず知らずのうちに、操られております。


 事実は常に隠されて闇の中に葬り去られます。それはどんな卑劣な手段であろうと手段を選ばず、あらゆる手を使い人々を操ろうとする。人々を闇の支配下におく。


 これが闇の常套手段であり、日常茶飯でございます。事実をすり替え真実であると思い込ませる。マスメディアを使いこなし、人々を洗脳してゆく。

 そして、人々は洗脳されていることにも気づくことなく、それが当たり前の日常だと思い込まされ生きている。


 事実とは残酷なものです。人々は目覚めることもなく、むしろ目を閉ざしてゆく。見えていても見えなくなってしまうのです。

 どんなあくどい手を使おうとお構いなしなのです。


 事実、闇世界にとっての邪魔者は命を消されてしまうこともあります。私たちが知らないだけで闇世界の人々は人間を人間扱いなどしていないのです。


 時には事故や自殺に見せかけた暗殺などのことも行います。自分たちの利益を最優先させます。自分たちの利益のためなら、どんな手段も用いられる。殺人ですらいとわない。そういう者たちでございます。


 そして情報操作を行い、事実を入れ替えてしまう。

 それが闇の世界というものです。徐々に徐々に事実と真実を入れ替えて、入れ替えながら操作する。人々は操作されているのだともつゆ知らず、気づいた時には、時すでに遅し。


 もはや、その気づきすらないことが通常状態。あがけば、あがくほど思いのツボで、最新技術の開発者ですら邪魔者は全て消す。


 事実の発覚を恐れては消してゆくという悪行を働き、世界はもはや闇の者たちの手のひらの上でもてあそばれるかの如く。人々は皆、奴隷のよう。

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