お酒はときどき

 お酒に弱いです。缶ビール一本で真っ赤になります。二本以上飲もうものなら、赤みは腕まで侵食してきます。飲み会で「かゆいの?」と言われたことがありますが、まったくかゆみはありません。

 それから、お酒を飲むとご機嫌になります。深い付き合いのある友人と飲むときは、腕を組んだり、寄りかかったり、意味もなくじっと目を合わせてヘラヘラしたり。厄介なことに、すべて覚えているので翌日に猛反省するのが一連の流れ。「あー、またダル絡みしてしまった……」となるんですが、「ご機嫌」状態は非常に楽しいので、どうにもやめられない。いけませんね。

 

 成人してから色々な種類のお酒を飲んできましたが、ウイスキーが一番好きですね。特にアメリカンウイスキー。甘めなのが口に合います。スコッチもときどき。ストレートかハイボールで飲むのが好きです。ウイスキーを飲むときは、基本的に何も食べず、読書や勉強をお供にします。ナッツ類を食べることはあるかも。

 というのも、食の好みが完全に和食なんです。魚料理とかお鍋とか大好き。そういうお料理だと、ウイスキーというより焼酎とか日本酒の方が合うな……と思っています。日本酒とお刺身なんて最高の贅沢ですね。何かに大成功したら、ぜひこの組み合わせで晩酌したい。焼酎だと、芋が好きです。お湯割りがいいですね。

 という感じで、好きなお酒はいくつかありますが、しょっちゅう飲んでいるわけではありません。最初に書きましたがお酒には弱いので、日常的に飲むのは向いていないんです。ひと月飲まないことだってあります。気が向いたときに飲むのが一番です。何かいいことがあったときとか、「何か酔いたいな」っていうときとか。そういうわけで、私のなかでのお酒の位置づけは「少し特別で気分のいい飲み物」です。

 お酒を手段にするのではなく、目的として自分のなかに据えておくのがいいのかな、と思っています。そういう意味では、量を飲めない体質でよかったのかも……なんて思ったり思わなかったり。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

萩谷の好みあれこれ 萩谷章 @hagiyaakira

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ