何を着るか……

 ファッションセンスがありません。「この色とこの色を一緒に着るのは合わないかな……」とか「パーカー着るならこのズボンかな……」とか、一応気にかけて服を選んではいるんですが、果たしてそれが世間的に問題ない着こなしなのかは分かりません。したがって、あまり派手な服は得意じゃありませんし、無難な服しか着ません。無難な服というのは、シャツですね。私のタンスはとにかくシャツだらけ、それも無地の。それに黒やベージュのズボンを穿きます。ときどきパーカーやセーターを着ますが、「基本シャツスタイル」は楽ですし、結構気に入ってます。シャツって便利なんです。胸ポケットがもう便利。ティッシュやハンカチはもちろん、外出先でもらったあれこれを一時的に入れておくこともできます。私は何かと胸ポケットに入れますから、他の服を着たときは困ります。思わずポケットがあるあたりに物を入れようとしてしまうんです。そのたび、シャツの便利さを実感します。

 夏場はどうかというと、無地のTシャツとかポロシャツを主に着ます。タンスから一枚取り出して着ればいいので、非常に楽です。

 服の傾向としてはそんな感じですが、どんな季節でも私は共通して丈の長い服、オーバーサイズの服を好んで着ます。要するに「大きめの服」が好きなんです。何でこんなに大きめの服ばかり選んでしまうんだろうと考えたことがあります。多分、私の性格が理由です。自信がなく、心配性かつ臆病で打たれ弱い。常に誰かに守られていないと安心できない。物事一人でやれないことはないけど、誰かが見てくれてると助かる。そんな性格です。だから、ぴったりサイズの服じゃ安心できないんです。少し大きめで、自分を包んでくれるくらいの服が好きなんです。冬場はロングコートをよく着ますし、夏場は袖が少し長めのものを選びます。じゃなきゃ安心できないんです。

 でもスーツとか、フォーマルな服に関してはぴったりのサイズを選びます。やたらと袖が余ってたら見た目が悪くなります。そのへんは弁えております。本当は、高校の制服みたいに少しゆったりしたシャツが好きなんですけどね……。冬場はセーターを着て温かく、夏場はシャツをまくるのを前腕の半分あたりにとどめておく。そういう着方をしていたのが懐かしいです。

 ここまで述べてきたことを全部くっつけると、冬は無地のシャツにロングコートがよく、夏場は少し袖が長めの服がよいってことになります。誰か、共感してくれる方がいれば嬉しいです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

萩谷の好みあれこれ 萩谷章 @hagiyaakira

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ