生きがいは文章
文章、好きですね。読むのも書くのも好きです。昔から国語の授業は楽しく受けてましたし、成績もそれなりに良かった……はず。なぜこうも文章好きの人間に育ってしまったのか。理由は正直分かりません。両親の教育方針に大きな影響を受けたのか、それとも何かしらのきっかけがあって目覚めたのか……。
ただ、両親から聞かされている話によれば、幼稚園の頃から本ばかり読んでいたようです。他の園児が外に出て遊ぶなか、私は一人だけ室内で絵本と向き合っていました。謎のメンタルの強さがあったんでしょうか。
小学生になると、図書室にこもりっきりでした。幼稚園と同じく、他の児童がサッカーとかドッジボールとかをやるために外へ出るなか、私は授業が終わった瞬間に図書室へ急ぎました。文章といいますか、そもそも「言葉」が好きで、漢字のテストや国語辞典を引くことは誰にも負けませんでした。
中学生の頃も、ひたすら本ばかり読んでいました。部活が忙しくて時間が取りにくかった記憶がありますが、それでも小説は欠かさず読み続けていました。
大きな転機を迎えたのは高校生になったときです。読むだけじゃなく、「書くこと」を始めたんです。加えて、星新一に出会ったことでSFというジャンルを知った……!ここで、人生における「文学的方針」が確定しました。高校生の少ないお小遣いを握りしめ、星新一作品をできる限り購入しました。ひたすら読みまくり、自分で書く文章にも大きく影響しました。私の作品群をお読みいただければ、すぐにお分かりになるはずです。
好きなジャンルが決まれば、あとは早いです。様々なSF作品を読みあさり、自宅の本棚はどんどん埋まっていきました。高校三年生のとき、SFに没頭しすぎて受験勉強に身が入らなかったのはいい思い出です。それだけ、SFは私にぴったりのジャンルだったんでしょう。そう考えると、星新一作品との出会いは運命的ですね。高校生活を彩ってくれたことに大いなる感謝を申し上げたいです。
振り返ってみると、私は身の回りに文章がないとダメなようです。こうしてキーボードを使うだけでなく、ペンを握って書くことも、日常に組み込むようにしています。私にとって書くことは、単に「作業」だけでなく「楽しみ」でもあるんです。読むこともそうです。「読まなきゃ……」と思うのではなく、楽しみながら文章を追えるこの性格は、非常に得だなァと思っています。その代わり(?)、数字に関する能力は人並み以下になってしまいました。文章のなかに数字があると、途端に読めなくなります。漢数字ならまあまあ読めるんですけどね……。よく、「文章が得意なら算数の文章題も解きやすい」と言いますが、私の場合、文章題の内容を理解できたところで数字の扱い方が下手ですから、どのみち解けません。算数・数学の授業についていくのにどれだけ苦労したか。「こういう順序でやれば大丈夫」と分かっていればそれなりにできますから、例題に沿っている問題ならできないこともありません。ところが、応用問題となると一切解けなくなります。ところどころ「発想の転換」をやらなくちゃいけないので。そういうわけですから、算数・数学のドリルはつまずいてばかりでした。
話がだいぶそれましたが、要するに文章は私の生きがいです。文章がなければ生気を失うでしょうし、他にすることがなくなります。コーヒーを飲みながら文章に触れるのが私にとって至高の時間です。
コーヒーの話と同じく、何となくで書き連ねました。まとまりのない文章でしたから、ここまで読んでくださった方はその忍耐力を誇ってください。
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