2-5 隅田川の回廊 エリア⑩ 後半
7ラウンド
敵はジャイアントリザードF、G、H(それぞれが剣のかけら×1使用)、ウルフM、ダンシングゾーンE、Fの計6体だった!
先制判定
失敗した、ジャイアントリザードの先制!
ニシ:「庇えない!? ヒガシ!」
ヒガシ:「大丈夫。猫さんに守ってもらってるんだから、そう簡単に倒れたりしないよ」
敵のターン
ジャイアントリザードF、G、Hの攻撃は根性で躱した前衛。しかし運にも限界がある。
GM:よし、ウルフの攻撃があたった。しかもダンシングソーンEも本気出して最高値叩き出したから防護差し引いてニシに合計17の大ダメージ!
ニシ:「ぐう……」
ヒガシ:「兄さん!?」
ニシ:「ま、だ……いける! 汚い手でヒガシに触るな!」
キタ:「こりゃ完璧にバーサークモードだな」
ニシ達のターン
ニシ:うーん……この状況でも『ニシ』ならヒガシに《かばうⅠ》を使うだろうから俺もそうする。[風の翼]と【ビートルスキン】使って庇いつつダンシングソーンEにバスタードソードで攻める(コロコロ)よし1回転で16ダメージ!「死ねぇ!」
ヒガシ:「兄さん無茶しないで!」同じくEにレイピアで攻撃(コロコロ)わあここに来て自動失敗!
キタ:トドメは命中安定の俺に任せろ、太矢で攻撃(コロコロ)よし倒した、結構ギリギリかもな「はいはい。ヒガシも落ち着け。やれやれ暴走しがちな兄ちゃんを持つと苦労するんだなぁ」
いまだに頭に上った血が収まらず、大きく翼を広げて暴れ回るニシを背に、敵を確実に撃破させていく。
ライト:【キャッツアイ】と【マッスルベアー】使ってジャイアントリザードFを狙う(コロコロ)ん? 敵の出目がいいな。8ダメージか。
ミナミ:「本来であればヒガシさんを回復する予定でしたが、こういうこともあるでしょう」【ヒーリング・バレット】でニシを回復。多分活性弾だからそれなりに回復できるはず(コロコロ)よし9も回復出来た。プリーストいない分慎重にいこう。
ニシ:「俺にかわまずヒガシを……いや違うな。ありがとう」
キタ:「ようやく頭が冷えてきたか? いや違うなアレ、ヒガシのことを守りながら敵を殺すことを考えてる目だ」
レフト:炎がよく効くなら撃ちたくなる……ダンシングソーンFに【ファイアボルト】使っとく(コロコロ)ようやくまともなダメージこと2桁台、12ダメージ!
GM:えっと。残りは5体か、耐えきれよお前ら。
8ラウンド
敵のターン
GM:硬すぎるぞニシの防護点。なんでジャイアントリザード全員で攻撃した成果が2ダメなんや。ライトもウルフの攻撃を避けるな。
キタ:もっと敵の攻撃力上げたら?
GM:そしたら紙装甲なヒガシとライトが詰むやんか。今でもダンシングソーンの調整がかなりギリギリなんよ。そんな噂のダンシングソーンFがライトを攻撃!(コロコロ)やった自動命中だ!
ライト:(コロコロ)こっちも自動成功なんて事はないか。受けて立つ。
GM:なんでそんな嬉しそうなんよ……(コロコロ)12ダメ! やっぱ防護必要なのでは!?
ライト:まあいけるだろ。「ぐぅ!? ……ハハッそうでなくてはな!」
ニシ達のターン
ミナミ:「今度はライトさんか……」【ヒルバレ】使います(コロコロ)7か……まあ何もないよりかはマシか。
ライト:「ふむ、やはり撃たれて回復とは妙な心地だな。ありがとう」
ミナミ:「まああなたにしては頑張ったのでちょっとしたサービスですよ」
キタ:「ライトには手厳しいなお前」
ニシ:多分そろそろ冷静になり始めてる。ヒガシに《かばうⅠ》した後にジャイアントリザードGを攻撃(コロコロ)ヤバ外した「クソ、ちょこまかと……」
まだ本調子ではないのか攻撃を躱されて怒りが募る。
ヒガシ:じゃあ僕が追撃するよ(コロコロ)うわ本日3度目の自動失敗からの4回転!? 出目が極端だなぁ……えっと27ダメージね。「__今だ、見切った!」
刹那の突き。1突き目のリソースすらも費やしたその渾身の2突き目は、一瞬にしてかけら持ちの魔物ジャイアントリザードGの命を奪った。
ライト:俺もあんなに大回転したいもんだな。まあいい。ダンシングソーン……はレフトに任せるか。引き続きジャイアントリザードFを殴る(コロコロ)……やっぱり調子が落ち始めてる。12ダメージか……「うむ……どうしたものか」
キタ:はいはいトドメ刺す係のキタだぜ。今日も今日とて味方の撃ち漏らしを華麗に処理するぞ(コロコロ)よし8ダメ。「あばよ。あんまオイラ達を怒らすなよ、特にニシな」
ライトとニシの連携でジャイアントリザードFの動きも止まる。形勢逆転の芽が出てきた。
レフト:これで魔晶石を使わずに攻撃出来るのは最後……ダンシングソーンFに【ファイアボルト】(コロコロ)よりギリギリ倒した! よかった……
GM:ほんまや。弱点様々やな。
レフトと赤い猫妖精達が放った火の礫は、彼らを散々苦しめたダンシングソーンを見事灰にした!
9ラウンド
敵のターン
地面をかけることしかできないジャイアントリザードHの攻撃は、低空飛行とはいえ空を飛ぶニシには当たらない。しかしニシの弱点を見抜いたウルフHの牙がヒガシに向く。勿論そんな事はお兄ちゃんが許さない。自ら前に立ちウルフの攻撃を受けた!
GM:(コロコロ)はい10ダメだけど防護引いたら2かよ。なんやコイツ。早く魔法系とか範囲系出して困らせないと。
本来であればかなりの痛手となるはずの攻撃を前にしてもニシはピンピンしていた。
ニシ達のターン
ライト:後衛の負担を減らすためにできれば前衛だけで片付けるぞ。ジャイアントリザードHを殴り殺す(コロコロ)クリティカル合わせて25ダメ! 練技こみこみだったけどマジで殴り殺せるとは……
GM:初の回転おめ。それはそれとしてなんで本人がビビってんねん。
練体師ライトの真骨頂。獲物を狙う猫のように鋭い目で敵を捕え、敵を仕留める熊のように豪胆な腕で、ついぞ巨大トカゲ最後の1匹を粉砕した。
ライト:「どうだミナミ! 漢らしかっただろ!」
ミナミ:「……何故私に?」
ライト:「同じ男として手本にしていいぞ」
ミナミ:「遠慮しておきます」
キタ:「(なんか知らん間にめちゃめちゃ会話出来るようになっとるコイツら)」
ニシ:出来る事なら俺が仕留めたい。ウルフMにトドメ刺す(コロコロ)うわ躱しやがった。「くっ……ヒガシ、頼むぞ!」
ヒガシ:「おーけー! 退場願うよ!」(コロコロ)わ、7ダメ。ギリギリ仕留め損なった!
キタ:「ほいほい、仕上げは年長者のオイラだな!」(コロコロ)いよーし7ダメ、これで終わりだな!
カタラギ兄弟による攻撃に翻弄されるウルフにできたわずかな隙を、キタは逃さなかった。動物の大群の最後の1匹、ウルフMをなんとか倒した。
レフト:「ふう……みなさん、お疲れ様でした」
戦利品として480Gと剣のかけら×3を手に入れた!
キタ:おーすげー大量だな!
ミナミ:随分倒したからね。
湿地帯に響く戦いの音はようやくなりやんだ。お疲れ様、ここまで倒せば流石に動物並みの知能しか持ち得ない彼等は自分から近づいてくることはないだろう。
(トドロキ):「予期していなかった大群を……ピンチになったら助けるつもりだったけどその心配すらも無用だったか。さてさて……これより解体作業に移る。手伝いは必要ないから、気にせずに火龍の涙を探してもらって大丈夫さ」
トドロキは大事に持っていた大きな包丁をジャイアントリザードの身体に切り入れ手際よく捌き始めた。
ニシ:「すげー……美味しそうだな」
レフト:「まだ火を通してません、と言いたい所ですがヒノマルには生食文化があるんでしたね。しかもリルドラケンは生肉も食べられるとか」
ヒガシ:「そうそう。何も知らずに兄さんと同じように生肉食べて大変だったとき思い出したよ」
キタ:「あー異種族に育てられた弊害ってやつ?」
ライト:「なあ火龍の涙探そうぜ」
ミナミ:「辛い調味料ですから、匂いや気配でもわかるかもしれませんね」
GM:あーそりゃそうやな。よし、レンジャー技能持っとるやつと自然系……メリアやグラスランナーあたりなら補正してやるよ。
キタ:よっしゃなら探索判定で余裕だろ。
GM:えっと……今この現場と川の付近、もうもぬけの殻なジャイアントリザードの巣穴、後は木を超えた先にある湿地の平原の4箇所で判定できるよ。
ライト:スカウトとレンジャーがバラけてたほうがいいよな。
ミナミ:セージしか持ってないから……トドロキさんの護衛をしておく。
ヒガシ:あーなら僕も残ろうかな。億が一戦闘になってもスカウトいたら安心でしょ。
ニシ:じゃあ俺とこの現場を判定しよーぜ。紙装甲2人じゃ心配すぎる。
というわけで、現場の判定はニシとヒガシ。川の付近はレフト、ジャイアントリザードの巣穴は暗視持ちのライト、比較的広い湿地の平原はキタが探索するという形になった。
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