常紋時篤飛露は姫芝アサリを誘拐した
昼食が終わるとしばしの歓談を行い、この後に何をするのかを六人はじっくりと話し合った。
それだけに三十分を費やし、最終的に決まったのはみんなが知ってはいたが遊んだことは一度も無い、ボウリングという遊びだった。
場所を調べて珍しい専門のボーリング場を見つけると、そこでは専門の靴を借りると知ってみんなで驚いた。しかも一人一個のボールは借りるのはタダだったのに、専用の靴のレンタルは有料で、最初からゲームの代金に含まれればいいのにと全員で文句を言い合った。
全員が初めてなのでどのくらいの点数を上手いと言うかは誰も気にせず、楽しいゲームが何回が終わると結構の時間がたっていた。
電車とバスを使うのでもう帰らなければならない時間だと全員で駅へと向かった。電車の中では誰も座れず、立ちながら女子は女子、男子は男子で喋っていた。
駅から出ると家はそれぞれ離れているので、友美と夏志がまず別れ、次いで紗月を送ると国江が言う。
こうなってしまうとアサリと篤飛露が一緒に帰るのは実に自然な事だろう。二人とも何も言わなくてもアサリの家へと向かった。
そしてその帰り道、珍しくアサリは何も言わなかった。
何か考え込んでいる、その事に気がついて篤飛露は何も言わない。しかしアサリは篤飛露の配慮に全く気がついていなかった。
(篤飛露が私の前だけ違う。……本当でしょうか)
昼食前に二人から言われてからずっと、本人にばれないようにアサリは篤飛露を観察していた。
昼食後、ドリンクバーに行こうとしたら篤飛露も立ち上がり、コップを持って一緒に向かうと使い方を冗談交じりに教えてくれた。
ひょっとして、篤飛露はアサリがファミレスに行った事が初めてだと知っていて、誰にもその事がばれない様に気を使っていたのかもしれない。
移動中はアサリのすぐ後ろにつき、何か起こらないかと気を付けているようだった。
ボウリングではボールを持ってくれて、最初にゲームを開始する事でこうするんだと教えてくれた。
電車やバスではすぐに捕まえれる位置に立ち、知らない人は近付けない場所に立つように誘導された気がした。
アサリの事を守っている、そう言われればそうかもしれない。
だが同時にただの偶然だろう、アサリはそうも思っていた。
飲み物が欲しかったのが偶々同時だったはずだ、そもそもアサリがドリンクバーを使った事が無い事を知っているはずがない。
移動中だってそうだ、一緒に遊んでいるのだから、偶々後ろに居ただけだ。
ボウリングのボールを持ってくれたのについては、まあ、確かに重かったし。最初にゲーム始めたのだって、言ってみれば六分の一、確率的に考えて、偶々は十分あり得る事だ。
帰りの電車やバスだって、偶々そばに居ただけだ。本当に考え通りなら、もっと近くても、抱きつけるぐらい近くてもいいはずだ。
肯定する気持ちと否定する気持ち、アサリの心の中ではそれらが同時に存在していた。
(……ちゃんと言葉にすればいいんです)
いつまでも答えの出そうにない悩みに、アサリは篤飛露を睨んでしまう。
「……さっきから黙ってるけど、不満な事でもあるのか?」
今まで何も喋らなかったが、睨まれては放っていく訳にもいかない。睨まれているので前を向いたまま、篤飛露は問いかけた。
「……不満はですね……、それは、たくさんノートを持たせたのに篤飛露は全然平気そうな事です」
まさか本当の事を言うわけにもいかない。それに確かにこれも不満ではある。
五十冊も持たせたのに、どうとも思っていない。
この間、姉も入れると三人でスーパーで買い物をする時に連絡して、友美と紗月に様子を見てもらった。
考えたら、篤飛露はあれが一番恥ずかしそうだった気がする。
「先生から頼まれたりで、ノートをまとめて持つぐらい有るだろ。そもそもアサリがこの量のノートを持てて俺が何も持たなかったら、そっちの方が恥ずかしいだろ」
あきれたような言葉を聞いてアサリはようやく自分の失敗に気付いた。二人の体格を考えたら、立場を逆にして見られた方が篤飛露も居心地が悪くなるだろう。
「……もう家に着きますし、もう私が持ちますね」
そう考えたアサリの陰謀は、篤飛露には通じなかった。
「大丈夫、ちゃんとアサリの家まで持っていくから。そしてアサリのお姉さんには、近くでも買えるのに何故かショッピングモールの文房具店で買ったノートが多くてアサリには持てないだろうから家まで運びました、ってちゃんと言うから」
「や、止めてください。そんな所をお父さんやお母さんに聞かれたらどうするんですか!」
やっぱり篤飛露は意地悪だ。
アサリは叫ぶように言いながら手を出して、ノートを掴もうとしたするが、それより先に篤飛露は両手で持ち上げ、手が届かないようにした。
「別にいいだろ。それぐらい見られたって別に問題ないだろ?」
「そう思うなら渡してくださいよ!」
焦っているのか、体がくっつくことにも気にしていないアサリ。篤飛露の方が逆にまずいと思ったのかタイミングを見て離れると、小走りになって先に行こうとする。
「いやいや、そもそもテスト結果の罰ゲームだから、しっかり俺が届けないとな」
「これじゃあ私が罰ゲームじゃないですか!」
小走りの篤飛露をアサリは走って追いかけるが、全く追いつかない。身長に大きな差があるのは分かっていたが、ここまで違うとは思わなかった。
家が近くなり一層アサリは焦りだす。
しかしすぐそばまで来ると、何故か篤飛露は動きを止めた。
それに対応できないアサリは勢いよくぶつかってしまったが、篤飛露は全く動じずアサリの背中を手で支える。
バランスを崩しそうになったアサリは篤飛露の体をつかみ、急に止まった事についてそのまま抗議しようとした。
だが言葉にする前に聞き覚えのある大声が聞こえ、アサリの顔は何も言わずその方向へと向いた。
「いいかげんに帰りなさいて言ってるでしょ! もう二度と顔を見せないで!」
「だから、あの子が帰ってきたら一緒に帰るって言ってるでしょ。ちょっと待たせてもいいじゃない」
「あの子はあなたと違って将来が有るの、一緒に何て絶対行かせません。さっさと帰らないと、警察を呼ぶからね」
「妹が来たぐらいで警察を呼んでも相手にしてくれないって。それにあの子、男の子と遊びに行ってまだ帰ってないんでしょ、私の時よりも遊んでるじゃない。夕方に来たなら会えると思ったんだけどな。ま、私の娘なら私に似るだろうし、早く私の所に戻した方が良いと思うけど?」
「あの子は私の娘です、絶対に渡しません!」
玄関の前でアサリの母、姫芝美奈恵が相手を怒鳴りつけているが、相手の女性は全く気にせずからかうような言葉を返している。
その場にはもう二人、男性がいた。アサリの父、姫芝東明が玄関の前に立って誰も入らないようにしており、それに対してもう一方の男が苛立ちながら声を上げた。
「いいからとりあえず中に入れてくれよ。このままだったら近所に迷惑かかるんじゃないの?」
「その時は菓子折りを持って謝ればいい。あいにくだがあなた方が家に入る事は絶対にない」
「迷惑かけてもいいんだ。俺が近所なら嫌だなー、あんたみたいな迷惑ばっかりかける人のちかくは」
「家はあなたと違って近所の人とは良い関係を築いている。何かあったら助け合う、そういう関係をな」
東明は全身で玄関を守っているのか、動こうとしない。
それを聞いたアサリは、思わずこう言ってしまった。
「か、母さん……、あの人まで……。な、なんで……、なんで……」
何かに絶望したような、そんな言葉をアサリは誰に言うでもなく呟いた。しかしそれを聞かれてしまい、顔を玄関に向けていた女が振り向き、アサリを見つけてしまった。
「アサリ、あなたこんな時間まで何で帰ってないの。しかも男と、やっぱりあんたは私の娘ね。だけど母さんが来てやったんだから、朝からちゃんと家にいないとダメでしょ」
アサリが母さんと言った女、久藤衣佳実は、意味が通っていない言葉で叱るような口調で言う。そう言われたアサリは反射的に体を小さくした。
「アサリちゃん、早く家に入りなさい。この二人は見ないでいいから」
「酷いなー。あんた伯母さんのくせにアサリにそんな事を言っちゃって。娘は母親の元に返した方がいい決まってるだろ。そこの、アサリの彼氏もそう思わない?」
「あの子は私たちの娘だ、おばと言うならあんたの方が叔母だ!」
アサリが見られたことで一気に言い合いが激しくなる。しかし当事者になったアサリは何も言えず、篤飛露も黙って見ていた。
「私が産んだんだから母親は私でしょ。叔母な訳ないじゃない」
「そう言うと思ったからちゃんと法律的にも家の子供にしたの!」
「法律とか関係ないし。じゃあアサリが私と帰るって言ったらそれを邪魔するんだ」
「あんな事をしておいてよくもそんな事が言えたな。アサリ、ここは任せて早く家に入りなさい!」
三人はそう言い合いをしているが、ただ男だけじっとアサリを見続け、何かを確認するような顔をしていた。
「もう中学校だもんな、大きくなったなー。高さは小さいけどこっちの方は大きくなって、それだけあれば大丈夫だな。それで彼氏の方とはどんな関係? そいつ大きいけど高校生? まさか大学生? どっちでもいいけどこの時間まで一緒なら、アサリももう中学生だしそういう関係なんだろ?」
そう言われて怯え切ってしまったのか、アサリは顔をそのままで、両腕で篤飛露にしがみつく。
しかし震えるアサリが見えなかったのか、アサリの父は男に対してできる限り最大の声で叫んだ。
「何をするつもりだ貴様! アサリも一緒の君も早く家に入りなさい!」
そう大声で言われるが、男は全く気にしてないのかアサリへの言葉を続ける。
「嫌だなー、怯えてるみたいで。……ひょっとして覚えてない、俺の事。何年前かは忘れたけど一緒に住んでただろ。よく遊んでやったじゃないか」
そうアサリに言った事を聞いて、美奈恵も頭に血が乗ったのか夫よりもさらに大声を上げる。
「遊んだ、あれが遊んだ! あの事は時間がかかるからやらなかったけど、今ならすぐに警察に突き出せるんですからね!」
「お姉ちゃん、酷い事言うなあ。あの子の父親になるかもしれない人にそんな事したら、アサリどころか春菜ちゃんや拓南君にもまずい事になるんじゃないの?」
「あんたの存在自体が迷惑なの! ……もういい、警察を呼びます」
「おいおい、ちゃんと話し合おうぜ。考えて見なよ、俺達がアサリを連れて帰ったら、衣佳実は自分の子供と一緒に暮らせてハッピー、あんたらは姪がいなくなって家族だけになってハッピー、両方ハッピーで何も問題ないじゃないか」
「何度も言っているがアサリは私たちの娘だ、春菜と拓南の妹だ。もういい、お前たちは警察が来るまで喋るな、じっとしてそこで待っていろ!」
アサリの両親が限界に達したのか、近所の人にどう聞こえるのかを気にしなくなり、怒声で叫ぶように言っている。
衣佳実はさすがにその言葉に焦ったのか、電話をかけさせまいと美奈恵の両手を掴もうとし、言いくるめようとする。
「そう言わないで、私たちだって姉妹じゃない」
「そうそう、姉妹ゲンカぐらいで呼んだりしたら、警察に怒られるって」
さっきまでは口だけだったが腕でのやり取りも加わり、一層激しくなっている。
それを見つめていたアサリは、何をしたらいいんか、何をすればいいのか、何をしたいのか。考えれば考えるほど、何もわからくなっていった。
分かっているのはただ一つ、アサリがみんなに迷惑をかけている、という事だけだ。
今の両親に迷惑をかけている。だから母さんと一緒に帰ればいいのだろうか。
しかしそう言ってしまったら、両親はどう思ってしまうだろうか。これで余計な荷物が無くなった、そう思う家族ではない事は、アサリは良く知っている。
しかし家に入ってしまったら、母さんとあの男が何をするのか分からない。昔何をしたのかを考えたら、大声を出すだけでは済まないだろう。
しかし中心はアサリなのだ、何かをしなければならない。そう思っていると掴んでいる相手から手を重ねられ、少し強く掴み返された。
反射的に見る。近すぎて着ている服しか見えなかった。だから上を向いて、顔を見る。
篤飛露は何を考えているのかわからないほど、何の表情もしていなかった。
怒っているのか、困っているのか、それとも早く帰りたいと思っているのか。
目の前で行われている事は篤飛露には全く関係が無い。早く帰らせないと、きっと篤飛露も巻き込まれてしまう。
そう考えて言葉を出そうとした。しかしアサリが言った言葉は、全く逆の事だった。
「……あーくん……たすけて……」
子供ような言葉で、泣きそうになりながら、アサリはそう言ってしまった。
篤飛露が相手なら巻き込んでもいい。篤飛露が相手なら何を言ってもいい。篤飛露が相手なら何をしてもいい。
自分勝手な考えだが、それが当然だと何故かアサリは思ってしまう。
アサリは思ってしまったのだ。篤飛露なら絶対に助けてくれる、助けを呼ばなかったら逆に怒られてしまう、と。
篤飛露の顔を見て、何故かそう思ってしまったのだ。
その思いは通じたのか、篤飛露は口で返事をしない代わりに前を向いたまま、さらに掴まれた手は強くなる。
これが返事だ。アサリはそう篤飛露に言われたような気がして、返事をする様に顔を体に押し付ける。
「……ちょっと黙ってろ親未満の集団が」
大声でもなく、怒鳴り散らす声でもない。篤飛露が唸るように言った言葉はしっかりと四人の耳に響いた。
篤飛露の声を聞いた事で四人が言い合いを止め、一斉に子供二人へと視線を変えた。
抱きついているためアサリの顔は見えない。その代わり見える篤飛露の顔は、今にも襲いかかりそうな顔をしている。
「何が黙れだ偉そうに。大学生だか高校生だか知らないけどな、黙るのはてめえの方だろ。ってかお前は関係無いんだから、さっさと家に帰れ」
篤飛露の声に、男が最初に反応した。そして反応した事で、篤飛露の最初の敵に決まった。
「アサリの親でもなければ親戚でもないてめえが一番関係ないんだよ黙ってろクズ野郎。それ以上喋るようなら顎の骨粉々にして声帯を引き抜いて二度と喋れないようにしてやろうか」
男は篤飛露の口調に怯えたのか、言われた男はひるんで何も言えなくなってしまう。
篤飛露のが怒っているのは声を聴いただけで全員が分かった。そしてそれ以上に、言った事は必ず実行する、そう思えてしまった。
男が戦慄していると、衣佳実が代わりに声を上げる。
「い、いい大人のくせにアサリと付き合うなんて何を考えてるんだか。大学生か高校生か知らないけどこれ以上家の事に口を出すなら、大人が中学生と付き合ってるって言って警察に捕まえてもらうんだから」
「警察呼ばれたら一番困るのはお前らだろうが。大体俺は中学生だ、アサリのクラスメートだ。仮に中学生同士が付き合って、警察が一体何をするんだよ。俺の方から警察呼んで、お前らがした事全部今からでも届けてやろうか」
そう言われて、衣佳実も黙る。
中学生と聞いて東明は前に娘と会いに行こうと探した人物だと思い出した。背が高く中学生には見えないと聞いていたから、おそらく間違いないだろう。
そう思い東明は落ち着きを取り戻して声をかける。
「君は紋常時君だろう。とりあえずアサリと一緒に家に入ってくれないか。この二人は帰らせる、そしてアサリと話をする。それでいいだろう?」
そう言うと美奈恵もそれに同意して、言葉を続ける。
「紋常時君の事はアサリちゃんから聞いてお礼をしたかったの。こんな事になってるから、落ち着いたら今日の事も含めて改めてお礼をするから。今日の所は家に入って、申し訳ないけど親を呼んでもらって」
そう言うと、言われたわけではない二人が声を荒げて喚き散らす。
「ちょっと、アサリは私が連れて帰るって言ってるでしょ。それですべて丸く収まるんだからお姉ちゃんもさっさと家に入りなって」
「そうそう、やっぱり子供は実の母親といるのが一番だって」
「お前たちは警察を呼ばれたくなかったらさっさと帰れと言ってるんだ!」
「あんたたちは早く帰りなさい、帰りなさい、帰りなさい!」
またも始まる罵り合い。
それを見て、篤飛露は諦めた。
強く睨みつけて、そして、宣言した。
「もういい分かった、俺は今のお前たちをアサリの親とは認めない。お前たちがアサリの事を好きかってにしようとするなら、俺もアサリを好きかってにさせてもらう」
そう言いながらアサリの足を持ち、一気に左肩に担ぎあげた。アサリは抵抗を一切せず、篤飛露のするがままになっている。
「おい、何をするつもりだ。アサリをどうする気なんだ」
東明は父親としてそう尋ねると、篤飛露は高らかに答えた。
「アサリは俺が貰っていく!」
そして篤飛露が村娘を強奪する山賊のポーズになると、娘が攫われた親たちは驚いていたが、すぐに我に返ると次々と言葉と放つ。
「え、貰うって、え、え? ……本気で?」
「何言ってるの、アサリは私の物なんだから返しなさいよ」
「そうだ、お前がしたけりゃ金払え、金を」
「何をしてるんだ、早くアサリを下ろしなさい!」
四人四様の事を言うが、それを無視して篤飛露はアサリにこれまでにない優しい口調でささやいた。
「しっかり捕まってろ」
アサリは今、親たちの誰とも話したくなかった、顔を見られたくなかった、見たくなかった。
だから篤飛露には何も言わず、その代わりに掴んでいる洋服を力いっぱい握りしめる事で、自分の意思を篤飛露に知らせた。
それを確認すると篤飛露は顔だけを後ろに向けて、親未満どもに最後の言葉を吐き出した。
「アサリと話したいなら、その前にまずお前らが親になってからだ!」
それだけを言って、篤飛露は飛び出した。
アサリは最後に親たちの顔を見ようかと思ったが、思い直して篤飛露の背中に顔を埋めた。
篤飛露が早すぎたのか、それともアサリが聞きたくなかったのか。
すぐに誰からの声も、アサリの耳に入る事は無くなった。
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