バカ野郎、バカ野郎をしに来た
時を幾分か巻き戻そう。
仁和寺愛凛澄は私立校に通っている。通っているのは学力のためではない。愛凛澄は高校入学と同時に大学入試資格検定を受験し、合格している。通っているのはセーラー服のためだ。毎学期転校して各校のセーラー服を収集すると言うわけのわからない真似を目論んでいたりもした。在校生から買えばいいという結論が見出されたので計画は実行に移されなかったが。
その同年代の少女にブルセラ行為をするセーラー服狂いこと愛凛澄は学生鞄を手に下校していた。ちなみにこの学生鞄はセーラー服に似合うからと言う理由で買った私物である。
「…………」
ふと、肌に感じた圧迫感に愛凛澄は周囲を見渡す。敵意や殺気と言ったものとは異なるものだ。周囲を往く人々たちはなんら感じ取った様子はないが、無意識のうちに足早に歩を進めている。愛凛澄は立ち止まり、背負った竹刀袋を手に取る。
そして、見る間に人影が消えて行く。
「察するに【見えざる熟達者】の走狗ですか……」
肌に来る圧迫感に似た感覚に愛凛澄が呟く。人払いの結界に近い性質のものであると愛凛澄は判断するが、それほど強力なものとは感じられない。おそらく、人払いよりも効力の劣る視線避けの魔術を強化し、同時に物理的手段での人の排除を行っているようだ。
視線避けの魔術を施した空間の周囲で、ガス漏れが発生している、などと言った虚偽の避難誘導をすれば実質的な人払いと同様の効果が発揮できる。実戦的な魔術の使い方だ。【見えざる熟達者】と判断したのはそこに起因する。
聖遺物を狙う組織は数多いが、そのうち規模が大きいものが以前に聚楽がレンに述べた【見えざる熟達者】【ミュージアム】【フェイクギャラリー】の三つである。そしてこのうち、魔術結社を母体として結成されたのが【見えざる熟達者】である。他二つは表側の商業組織などが母体となっており、魔術の類には疎い。元を辿れば単なる神秘主義を基礎理念とする魔術結社であった【見えざる熟達者】は魔術的なアプローチを得意とする。
他の敵対的な魔術結社の可能性は排除できる。敵対的であっても、白昼にヤツカハギの構成員の一人を襲う理由は限りなく薄い。それも愛凛澄をだ。愛凛澄はヤツカハギではほぼ無名である。ヤツカハギに恨みを持ち、なおかつ見境のない者の行動と言う可能性も捨てきれないが、組織的行動をするとは考えにくい。
これほどの規模の人払いをするのであれば、組織的行動。それも聖遺物を狙って精力的に活動する組織と考えるのが自然だった。なにしろ、レンの存在は各国に知られてしまっている。
レンの存在が広まっているのは鎮めた大火災によるものだ。東北地方で発生した大火災は本来の被害予測で言えば町ひとつが灰燼に帰すほどのものであった。しかし、結果はビル数十の消失、それに伴って発生した交通事故程度のものとなり、死傷者は限りなく少なかった。この異質な結末は大規模な魔術、あるいは強力な聖遺物の関与を暗に物語る。古い歴史を受け継ぐ日本には強力な術士が多いが、町ひとつを焼き尽くしかねない大火災を鎮火するのは極一握りに過ぎない。そして、天堂地獄の存在を知るものはそれを追跡してもいた。
つまり、天堂地獄を扱う何者かによって火災が鎮められたことは明白であり、その存在は、あの大火事の対応の中で情報隠蔽が完璧でなかったこともあり即座に露見することとなった。
ヤツカハギが聖遺物所有者と言うこともあって、呪的設備の整った病院に搬送するためにレンをヘリで東京まで搬送してしまったのが大きかった。ヘリの存在は隠蔽が難しい。
である以上、この襲撃が聖遺物を狙う組織の犯行であり、そのうち【見えざる熟達者】の犯行であることは容易に予想がついた。
そして、愛凛澄の予想を裏切る事無く、愛凛澄の眼前に数十人の物々しい武装をした男たちが現れた。野戦服に自動小銃を手にした姿は、軍人、と言う形容を容易に思い起こさせる。
町中、それも下校地獄の夕暮れ前にはあまりにも不釣り合いな存在だ。
町中を真昼間からこの恰好で闊歩していたのだろうか。ある意味で素晴らしい勇気と言える。そんな勇気はどこぞの激戦地で発揮してほしいものだ。
「一応聞きますが、人違いと言うことは?」
兵士たちは答えない。兵士たちの目を覗き込んでみるが、洗脳されていると言った様子は感じられない。正気で、正常な判断能力を持った人間の目だ。意図的に黙っているということだ。少なくとも、統率はしっかりとされているらしい。不良軍人崩れの傭兵と言った雰囲気ではない。正規軍のそれに近い規律が保たれている。あるいは、正規軍そのものか。
「なるほど、戦って勝つしかない、と言うことですか……」
これは面倒なことになった。と愛凛澄が口の中で言葉を転がす。
「動くな。持っているものを足元に置き、両手を上にあげろ」
先頭に立つ男が冷静な口調で言う。感情の色は薄く、伺えない。しかし、確かな優位性を確信しているように、声音には落ち着きと余裕が含まれていた。
愛凛澄は手にしていた通学鞄を足元に置く。一方で、紺絣の布地で作られた竹刀袋からは手を外さず、その封を解いた。兵士たちに緊張が走るが、先頭の指揮官と思わしき男が手を上げて静止する。振り下ろせば、そのまま射撃が行われるのだろう。
その最中に、愛凛澄は悠々と竹刀袋の中身を取り出した。中身は、竹刀が一本、木刀が一本、そして、黒漆塗りの太刀が一振り。愛凛澄は迷うことなく太刀を引き抜き、鯉口を切ると刀を抜き放った。
「そのサムライソードで抵抗するつもりか? 現実はパルプフィクションじゃない。無謀な真似はせず、大人しくしろ。無体なことはしない。我々は軍人だ」
男が再度投降を促し、愛凛澄はその細やかな指先でコリコリと耳を掻く。
「曰く、強き飛箭これ即ち意に先んずることに在り。然るに、入神の域に非ざる飛箭、撃剣興業にも劣る大道芸なり。そう言うことです」
「なに? どういうことだ?」
「私に銃弾なんか当たると思っているのか、と言っているんです」
愛凛澄がそう言い、無造作に前に一歩踏み出た。
「それ以上動くな。本当に撃つぞ。殺したくはない。投降してくれ」
愛凛澄は答えず、さらに足を進める。
男が苦り切った表情をし、手を振り下ろした。
その号令に兵士たちが発砲した。命を奪うつもりはないという言葉は真実であったのか、狙うのは愛凛澄の細く美しい手足。それでも、数十発の銃弾が直撃すれば、最悪の場合は死にも至るだろう。
それを前に、愛凛澄の腹は据わっていた。今さら銃弾ごときで怯えることなどありえない。聚楽との修行では致命傷などつきものだった。銃で撃たれたこともある。対処が困難であるからこそ、その対処法は完璧にせねばならないと。
故に、発砲の意図を察知した瞬間、愛凛澄は手にした刀を構える。練氣、調息、そして発散。
それは優美な横薙ぎの斬撃と兵士たちの眼には映った。高速のライフル弾、殊に貫通力に優れるそれらは鉄板をも容易に貫通する。故に、刀で銃弾を受け止めたところで貫通するのみ。
それ故に、その光景は異常の一言に尽きた。放たれた銃弾のどれもが愛凛澄の肉体に傷をつけることはなく、その背後のガラスを砕くのみ。ひょうひょうと愛凛澄の調息の吐息のみが静かに響いていた。
「ば、かな……」
異常極まる光景を創り出した愛凛澄に指揮官の男が呆然と呟く。
どこの誰が数十人の自動小銃による集中射撃を刀一本で防ぎ切れるというのか。
しかし、それは愛凛澄にとっては、なんら不可能なことではなかった。
愛凛澄は強い。聚楽が太鼓判を押した実力は本物だ。聚楽の常軌を逸した修行に耐え抜いて来たのは伊達ではない。全日本高校生最強決定戦を開催すればまず間違いなく優勝するだろう。
愛凛澄自身に天賦の才はない。ただ、強靭な精神力はあった。強靭過ぎる、あるいは狂人そのものの精神力と言ってもよい。
仮に、十センチ以上曲げたら折れる棒があったとして、十五センチ曲げたら確実に折れるだろう。
しかし、十センチと一ミリであれば、折れないかもしれない。愛凛澄に施されてきた修行はそれだ。
毎日一パーセントだけ限界を超える。すると一年後には約三十七倍強くなっている。
単純を通り越して酷い理屈だが、新聞感覚で限界を超えさせられた日々はたしかに実を結び、愛凛澄を高校生最強クラスの領域へと至らせていた。
横薙ぎに見えるほどの超スピードの刺突を十発ほど放って銃弾を逸らす、と言う常軌を逸した真似を可能とするほどの領域だ。
そして、愛凛澄が反撃に出る。ゆるりとした動きに見えた。しかし、それは恐ろしいほどに早く。体の重さをまるで感じさせない柔らかにして流麗な動き。
恐慌状態に陥った兵士ががむしゃらに発砲する。愛凛澄はそれを平気な顔で躱す。無数の射線があれば弾く必要があれど、単一の射線であるなら回避は容易。
そして、振るわれた斬撃は先頭の指揮官の側頭部を強打した。直撃の瞬間に刃を返し、峰打ちにしたのだ。殺さずにすまそうと考えたわけではなく、切って刃が痛むのが嫌だった。
そのまま兵士たちのフォーメーションの中に突入。同士討ちを嫌い、引き金を引けない者、咄嗟にナイフを抜こうとする者、小回りの利かない小銃ではなく拳銃で応対しようとした者。対応は様々であったが、結果は愛凛澄に刀で思い切り殴られることに変わりはなかった。
二十人ばかりいた兵士を一分足らずで制圧し終え、刀に付着した油をハンカチでふき取りながら愛凛澄が兵士たちを眺める。
「妙に弱い兵士でしたね」
射撃はだいぶさまになっていたし、統率は取れていた。よく練られた兵士だったと思った。
しかし、接近した時の対応が妙にお粗末だった。
少なくとも正規軍人ならばもっとまともに対応するだろう。ナイフを抜く暇がなく、無手で対応せざるを得なかったとしても、あっさりと制圧されるほど粗末な訓練はしていないはずだ。
軍人である、と口にしていた割には弱過ぎる。愛凛澄は同年代では最強クラスであるが、年齢が上ならばもっと強い者もいる。そう言った者に対応しなくてはならない軍人は近接戦闘能力も優れているはずなのだ。
「ただのフカシですかね?」
不思議に思いつつも、愛凛澄はハンカチをスカートのポケットに仕舞い込む。今頃、街中で突然張られた結界に気付いた誰かが応援に向かって来ているはずだ。愛凛澄が居を構え、通学先もあるこの町には超人的な戦闘力を持った異能者も多い。事情を説明して、対応は引き継いでもらうことにしよう。そもそも愛凛澄は純粋な実動員なので、捕縛した者の処理と言った仕事は管轄外なのだ。全員切って捨てて構わんと言うならそうするが、さすがにそれはまずい。
「しかし、何者なんですかねぇ……」
軍人に見える。しかし、軍人にしては妙に戦闘能力がお粗末。軍人なら誰でも強いわけではないが、だからといって誰もがお粗末に倒されるほど弱いわけもない。そして何より、装備を見たことがない。
愛凛澄はヤツカハギのエージェントであり、戦闘を生業とする。その中で銃火器は天敵と言ってよい立場だ。愛凛澄は剣で以って銃に打ち勝てる人間であるが、それ故に銃の恐ろしさをよく知る。だからこそよく知っている。彼を知り、己を知れば百戦殆うからずという。愛凛澄は世界各国の正規軍の銃火器をよく知っている。その中のどれにも該当しない銃火器を兵士たちは使っている。
「私も全ての銃を知っているわけではありませんが……」
なんとはなしに銃を拾い上げ、刻印された文字を読みつつ愛凛澄がぼやく。馬の刻印が銃のスライドに施されており、販売会社名や設計日と思われる日付が横に並ぶ。千八百九十七年四月二十日。随分な骨董品である。
「いったいどこの国から来たのやら」
愛凛澄がそう呟く。応えなど期待してはいない。ただの独り言だ。
だからこそ、帰って来た返事に愛凛澄は驚愕した。
「それは我らが祖国、偉大なるステイツからだよ」
背後から聞こえた声に、愛凛澄は驚愕と共に振り向くと安全装置を解除。手にした拳銃を連続で発砲した。欠片の躊躇も見せない攻撃。背後を取られたという無様を晒した羞恥と、自分の背後を気取らせずに取ると言う相手に対する警戒がゆえであった。
「おっと危ない」
不可思議な機械音が響いた。そしてそれは、愛凛澄の発砲した銃弾の悉くを弾き飛ばした。愛凛澄のように剣技で以って弾いたわけではない。声の主、愛凛澄とさほど変わらない少女の目の前に現れた青い壁のようなものが弾いたのだ。
魔術の類ではない。さりとて、生命力による何らかの技でもない。愛凛澄にとって未知の現象だった。
「すごいだろ? 個人用の防護フィールド。ここまで小型化してるのはステイツの科学力の賜物さ。君らには到底理解できないだろうけど」
嘲り笑うような声だった。愛凛澄は手にした拳銃を捨て、刀の柄に手をやる。拳銃の扱い方は分かるが、熟達度合いでは剣の方が遥かに上だ。
対峙する少女の腕には妙に機械的な手甲のようなものが装備されている。
あれが先ほどの異常な現象を引き起こした装備だろうか。
どうにせよ、関係はないことだ。愛凛澄に出来るのはただ寄って斬るのみ。それ以外に出来ないし、それで必要十分。
「しかし、君たち日本人は本当に非常識だな。軽装備とは言え、二個分隊の射撃を無傷で防いで、サムライソード一本で倒すとは……」
やれやれ、と言った調子で少女は言う。その立ち姿は隙だらけだった。
どうやって自分の背後を取ったのか。そして、どうやって気取らせなかったのか。愛凛澄を遥かに超える達人と言うなら分かる。だが、立ち姿からはどうやってもそのようには見えない。
愛凛澄の師、聚楽並みの達人であれば一見して隙だらけの素人に見えるほどの隠形をして見せるだろうが、それほどの実力者であるとは考えたくない。そも、それほど強ければ聖遺物を求める必要もないだろう。
「本当に日本人は非常識極まる……馬鹿げた科学力があると思えば、馬鹿げた武力……まぁ、いいさ。いくら強くても個人の集まりで国家に対抗できるわけないんだから」
そして、少女が銃を執る。先ほど愛凛澄が使った拳銃と同じものだ。
拳銃一本で相手をしようと言うのか。それがどれほどの無謀か分からぬではないだろうに。先ほど、愛凛澄が二十人からなる自動小銃の射撃を無傷で防ぎ切り、射撃を躱しながら接近して二十人を打倒した光景を見ていたはずだ。それでなおも拳銃を手に取る。
愛凛澄は呼吸を整え、鯉口を切る。少女が行動を見せた瞬間に自分も動く。相手が計り知れぬと言うなら、後の先を取る。
「じゃあ、手足の一本はもらうよ?」
少女が安全装置を解除。引き金を絞る。その時、愛凛澄は既に身を躱していた。
攻撃しようとした意志、それを感じ取る。愛凛澄にとって、その意志を消さない限り、たとえそれが光速で飛んでこようが遅すぎる。それが銃弾と言うごく小さな飛翔体であり、僅かに身を躱せば回避出来るのであれば、回避が無理などと言うことはなかった。
直後、愛凛澄の右耳に強烈な激痛が走った。遅れて、愛凛澄の左耳に爆音が届いた。恐ろしい頭痛と吐き気がする。その異常な現象に愛凛澄が舌を打つ。
「……おいおい。冗談だろう。SO弾だぞ。八キロメートル毎秒まで躱すのか……」
八キロメートル毎秒。時速で言えばおよそ二万八千八百キロメートル毎時。ライフル弾の十倍近い超スピードである。その極超音速を超える銃弾の発した衝撃波が愛凛澄の右耳の鼓膜を破ったのだ。
鼓膜が破れ、狂わされた三半規管による不調が愛凛澄を苛む。めまいがする、吐き気もだ。立っているのもギリギリの状態だった。それをおくびにも出さず、愛凛澄は腰を落とし、刀に手を添える。
「招独破静剣、仁和寺愛凛澄」
愛凛澄が学んでいる剣術の名を告げる。
堂々と名乗りを上げて立ち合うなどと言う意図はなかった。ただの時間稼ぎだ。だからと言って偽りと言うわけでもないが。鬼八流合戦術と招独破静剣、その二つを学んでいるのだ。
「ハッ……古式ゆかしい決闘でもするつもりかい?」
ばかばかしい、と言葉には出さずとも態度に示して少女は言う。愛凛澄からすれば全く同感であった。愛凛澄自身、勝てるなら闇討ちでもなんでもするし、あるならミサイルだろうが機関銃だろうが使う。いまは時間が欲しいだけだ。
愛凛澄は呼吸を調える。調息し、内勁を練る。氣とも呼ばれる力だ。しかして、異能者たちが用いる生命力、俗に気や気功と呼ばれるものとは種類の異なる力だ。
内養功による鼓膜の修復。薄膜である鼓膜の修復はさほど難しい部類には入らない。しかし、内養功をさほど得手としていない愛凛澄では即座の修復は難しい。
「悪いけど、そんなのに付き合ってられないんだよ。今度こそもらうよ」
少女が意を放つ。先ほどと同じく、愛凛澄の手を狙う軌道。先ほどよりも大きく躱さなくてはならない。次に衝撃波に耳朶を打たれれば、もはや立ってすらいられなくなる。
愛凛澄が意の軌道から離れようとした、その時。
それは甲高い音を響かせながら地面への強行着陸を行った。愛凛澄の数メートル先、純白の鎧武者が凛然たる立ち姿を示していた。
それは見惚れるほどに美しい。
最古にして最強、日ノ本の具足、その全ての祖たる最強の生ける甲冑、天堂地獄であった。
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