小説を書く余裕がないから、トリあーえずガンダムの話をするエッセイ

おまけ 連邦軍の愉快な航空機仲間達

おまけとして、地球連邦軍の他の航空機達のお名前も少しだけ紹介します。

●セイバーフィッシュ

　トリアーエズ戦闘機よりも火力及び推力に優れる汎用戦闘機。

　セイバーは守護者や剣士という意味があるが、どっちの意味なのかは不明。

　戦略シュミレーションゲームである「ギレンの野望シリーズ」では、地球連邦軍序盤を支える重要な兵器であり「ガウ攻撃空母」を撃破する際は本兵器及び後述のTINコッドが必須となる。

●TINコッド

　小学生レベルの下ネタみたいな名前の戦闘機。

　ただしTIN（ティン）は「金属元素であるスズの元素記号」コッドは「魚のタラ」からとったとのことで、命名者の富野監督はやましい意図でつけた名前ではないと頑なに否定しているらしい。

　もっとも富野監督はインタビューで下世話な発言が多いこと、自ら手掛けた小説版での性描写が過激なこと、女性の役者の方々にセクハラスレスレの演技指導をしていたこと（特にエルピープル役の故本多知恵子氏へのものはかなり有名）など、特に女癖においては悪名高い人物でもあることは明白なので、ファンからの邪推の目は今なお絶えない……

　まあそもそも、この戦闘機の存在を知っている人は、ギレンの野望シリーズのプレイヤーか、本放送当時からガンダム関係のメディア雑誌を買いそろえているマニアくらいだと思うが……

●フライマンタ

　飛ぶイトマキエイという意味の名前の爆撃機。

　可愛げのある名前に騙されてはいけない。対空攻撃の手段が充実していない降下作戦開始直後においては、ジオン公国軍のモビルスーツはこいつをはじめとした爆撃機との戦いで多くが撃墜されているのである。

　まあ現実世界の戦争で今のところ一番攻撃範囲が広い兵器は爆撃機なので、妥当と言えば妥当な設定でもあるが。

●デプロッグ

　その名前と航空機にしては大きめのボディから「デブ」という愛称（蔑称？）で呼ばれる爆撃機。

　フライマンタよりも爆弾の積載量が増している上に、対空レーザー砲がついているという隠れたバケモノ兵器だったりする。

●ドン・エスカルゴ

　かたつむりの首領という、いかにもいかつそうな名前が特徴の対潜哨戒機。

　哨戒機（しょうかいき）とは、俗に言う偵察機という意味だと思っていただければわかりやすい。

　対潜とある通り、水中の兵器を魚雷で攻撃するのに使われた。

●コア・ファイター

　我らがファーストガンダムのコックピットパーツ。これは有名なので割愛。

●ミデア

　マチルダさんが指揮する補給部隊が使っていた輸送機。

　個人的には女性的な慈愛を感じる輸送機にふさわしい素敵なお名前だと思っている。

●ファンファン

　ウッディさんがその身を挺してシャアからアムロを守るのに使ったホバークラフト。

　正直、とても兵器として使いものになりそうにない存在だが、多分ジャブロー内部では軍用トラックの代わりみたいに使われていたんだろう……と、私は勝手に想像している。