第2話 トリあえずギルドのクエストでゴブリン5匹を討伐します

「よしそれじゃあゴブリンを探すか」

(けどどうやって探すんだ?)

『はいマスター、探し方は様々ありますがまず匂いを辿って探すのが得策だと思います。』

(匂い?それって体臭みたいなやつ?)

『はいマスター、その考えであっています。』

(そうか……でも俺の体臭ってなんか嫌だな)

『大丈夫ですマスター、マスターの体臭はとてもいい匂いです』

(そうなのか?でも何か嫌だからそれは却下でお願いします。)

『わかりましたマスター』

(うーん、どうしよう)

『それでは私の能力を使ってみますか?』

(それはどういうことだ?)

『はいマスター、私のスキル〈死告げし者〉は生物の死期を予知する能力があります。』

(おお!なるほどな。それでゴブリン達の死の瞬間が分かるということか)

『はいマスター』

(なら早速使ってみるか)

『はいマスター』

シェイドがゴブリンを探そうとしている時、森の中で1人の人間がゴブリン達に殺されそうになっていた。

「おら!お前らやれ!」

「おう」

(クソッなんでこんなことに……)

『マスター、この森にゴブリンの群れがいます。』

(まじで?)

『はいマスター』

(それじゃあ早速討伐しに行くとしますか!)

《シェイドのレベルが上がりました》

(ん?ステータス)

名前:シェイド

種族:人間(男)

年齢:15歳

レベル:1→2

体力:1000/1000→3000/3000

(ん?なんでこんなに上がったんだ?ゴブリンの魂を喰ったからなのか?)

『はいマスター』

(終焉、これってゴブリンの魂を喰ったからなのか?)

『はいマスター』

(なるほどな……よしそれじゃあ行きますか!〈死告げし者〉発動!)

シェイドはスキルを使った瞬間、森の中にいるゴブリン達の居場所が分かるようになっていた。

(あそこに何かいるな、多分あれがゴブリンだろうな)

『はいマスター、あそこにゴブリンがいます』

(それじゃあそのゴブリン達のところに向かいますか)

シェイドはゴブリンのところ向かって行った。

(あれがゴブリンだな)

(ん?なんか1匹だけ少し大きい奴がいるな、鑑定で見てみるか)

《ステータス》

(ステータス)

名前:なし

種族:ゴブリンキング

(ステータス)

レベル:25

体力:2500/2500

(おいおいまじかよ、ゴブリンの王様じゃん)

(それになんでこんなところに?)

『マスター、おそらくですがこのゴブリンキングが他のゴブリン達を率いているのでしょう』

(なるほどな……とりあえず殺すか)

シェイドはゴブリンキングに向かって剣を振り下ろした。

(グォ!?)

『マスター、このゴブリンキングはレベルが25ありますが攻撃はくらうのでご注意下さい』

(まじで?まあそりゃそうか)

「おら!」

シェイドはゴブリンキングに剣を振り続けた。

(グォ?グォー!)

「!?」

ゴブリンキングが叫んだ瞬間、森の木から1匹のゴブリンと5匹のゴブリンが飛び出してきた。

「やべぇ!」

(数が多すぎる!どうする?)

『マスター、一旦逃げますか?』

(そうだな……ってもう来てるし!)

「ああ!もう!」

シェイドは剣でゴブリンキングに攻撃を防いだ。

(ん?コイツら他の奴らより強いぞ?)

『マスター、このゴブリン達はハイゴブリンです』

(ハイゴブリン?)

『はいマスター、普通のゴブリンより少し強いです』

(なるほどね)

「おら!」

シェイドは剣でハイゴブリンの攻撃を防いだ。

(よし!いける!)

「おらー!!」

シェイドは剣でハイゴブリンの首を斬り落とした。

「あと4匹か」

(とりあえず倒しておくか)

シェイドは剣でハイゴブリンに攻撃をしたが避けられてしまった。

「避けんな!」

シェイドはハイゴブリンに剣を振り下ろしたが避けられてしまった。

(クソッ!意外と素早いな)

『マスター、私がサポートします』

(え?どうやって?)

『はいマスター、私に意識を集中させて下さい』

(分かった)

シェイドは目を瞑り〈死告げし者〉に意識を集中した。

するとゴブリン達がゆっくりと動いているように見えた。

(すげぇ!今ならゴブリン達の動きがゆっくりに見える!)

「おら!!」

〈死告げし者〉のお陰でしっかりと攻撃を当てることができた。

(よし、この調子であと3匹もいけるぞ!)

《レベルが上がりました》

「ん?」

(シェイドのレベルが上がりました)

『はいマスター』

(鑑定で確認してみるか……ん?なんだこれ?)

《ステータス》

名前:シェイド

種族:人間(男)

年齢:15歳

レベル:3→5

体力:3000/3000→4000/4000

魔力:10000/100000→20000/20000

筋力:500000→50000

耐久力:500000→55000

(あと3匹!)

(よしあと3匹)

『マスター、残りのゴブリンは逃げていきます』

(え?なんでだ?)

『はいマスター、おそらくあのゴブリンキングがやられたのを見て逃げ出したのでしょう』

(まだクエスト途中だから通常のゴブリン討伐でもするか)

『はいマスター』

「あれ?アイツらどこいった?」

(まだ近くにいると思うんだけどな……ん?)

シェイドの目線の先には冒険者らしき人物がいて

よく見たら怪我を負っていた。

(どうしたらいい?)

『はい、助けてあげましょう』

(そうだな……分かった)

シェイドは冒険者らしき人物に近ずき話しかけた。

「あのすいません」

「ん?なんだ?」

(やっぱり怪我をしているのか)

「その怪我大丈夫ですか?」

「ああ、このくらいなら大丈夫だ。」

「ダメです!怪我してる場所にバイ菌入ったらどうするんですか!」

(治療はどうしたら)

『マスター『ヒール』を使いましょう。温かな光を思い浮かべ『ヒール』言ってください』

(わかった……温かなイメージ温泉とか暖房にあたるイメージでいいかな)

彼の怪我してる部分に手を翳し

「『ヒール』」

するとみるみるうちに怪我が治っていく。

「お?おお!すげえな」

(ふぅ、これで大丈夫だな)

「はい、治りましたね」

「ん?怪我してたこと気づいてたのか?」

「いえ、怪我してた部分は見えてましたから。」

(まあ本当は〈死告げし者〉で知ってるんだけどな)

「そうか……助かったよ」

(この能力を人に話すのはやめておこう。)

「いえいえ、あ!俺はシェイドって言います」

「俺はルドガー、宜しくなシェイド」

立ち上がると握手をする。

「クエストでゴブリン5匹を討伐しててあと3匹討伐で完了なんだ」

「そうかなら付き合うぜ!」

ルドガーが参戦してくれることになった。

《レベルが上がりました》

(ん?なんでレベルが上がるんだ?)

『はいマスター、先程の戦いの中で〈死告げし者〉と併用して戦っていたからです』

(なるほどな)

「ん?どうかしたか?」

「いや、なんでもないよ」

「そうか、なら行こうぜ」

「おう!」

こうしてシェイドとルドガーは残りのゴブリンを探すのだった。

(ん?ゴブリン達の様子が変だな……)

『はいマスター』

(なあ終焉、ゴブリン達の様子が変じゃないか?)

『はいマスター』

(何があるんだ?)

『はいマスター、どうやらこの先にゴブリン達の村があるようです。』

(なるほどな……とりあえず行ってみますか)

「おいシェイド!」

「ん?どうしたんだ?」

「ゴブリン達が変だと思わないか?」

「ああ確かにそうだな」

シェイド達はゴブリン達の群れに近づいて行った。

(ん?あれか?)

『はいマスター』

(てかゴブリンキングが見当たらないな)

『はいマスター、先程も言った通り群れのリーダーのゴブリンキングはこの森にはいないと思われます』

(なるほどな……とりあえず村長っぽい奴に話しかけるか)

『はいマスター』

(シェイドのレベルが上がりました》 《ステータス》

(ステータス)

名前:シェイド

種族:人間(男)

年齢:15歳

レベル:5→8

体力:4000/4000→55000/55000

魔力:20000/20000→40000/40000

筋力:500000→50000

(まあこんなもんだよね)

「あのーすいません」

(あれ?おかしいな……なんか怯えてるように見えるぞ)

「は、はい。なんですか?」

(ん?なんだこの感じ……)

「あの、ゴブリンの村ってどこですか?」

「ここです。何用ですか?」

「いやゴブリンの村ってここだけですか?」

「は、はい」

(ん?なんだこの感じ……)

「そうですか、ありがとうございます。それではさようなら」

(よし戻るか)

『はいマスター』

森へと戻り

再度通常のゴブリン3匹を探し討伐開始する。

しばらく探していると

ゴブリン3匹を発見

ルドガーと協力してゴブリン討伐を開始する。

《レベルが上がりました》

(ん?なんでまた上がるんだ?)

『はいマスター、どうやら先程のクエスト中にゴブリンキングを含むゴブリン達を討伐したからです』

(なるほどな、とりあえずあと1匹討伐しよう)

「ルドガーそっちに行ったぞ!」

「おう!任せとけ!」

ルドガーがゴブリンを斬り伏せた。

(これでクエスト完了だな)

「ん?なんかあっちの方騒がしいな」

「ああ、確かにそうだな」

シェイド達は騒ぎが起きている方に向かった。

(ん?あれは……人間か?)

『はいマスター』

(なんかデカイゴブリンが暴れてるな……)

『はいマスター、どうやらあれはゴブリンロードのようです』

(ゴブリンロード?)

『はいマスター』

(それってゴブリンの王様って意味か?)

『はいマスター、その通りです』

(なるほどな……)

「おいシェイド、あれってゴブリンロードだよな」

「だな……ルドガー」

「おうよシェイド」

「「いっちょやったるか!」」

《鑑定を発動します》

(鑑定発動)

名前:ルドガー

種族:人間(男)

年齢:25歳

レベル:45

体力:9000/9000→16000/16000

(へぇ~結構強いなルドガー……私も負けてられないな)

シェイドはゴブリンロードの周りのゴブリン達に攻撃をした。

(剣に魔力を纏わせてと……よし、これなら斬れるな)

シェイドは剣を振り下ろしゴブリン達を斬り伏せた。

あとはゴブリンロードだけになったので

ルドガーと連携して攻撃した。

ゴブリンロードを討伐した。

ギルドへと帰還します。

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