第25話 AIロボ戦闘開始

学食にいた僕らは、シャの力で全員異世界へ飛んだ。

今回は山内の本職宝石取引場だ。

異世界についたとたん、山内、リクは異世界の商人に変身。

山内は会場に入っていった。

中身は同じ中学生なのに。

「心配するな、スバル。彼らはウエブ生命体だ。今回は、睡眠中ではなく、無理に連れて来たが、彼らはタフだ。それに彼らは強い。

自覚があるからな。自覚がないウエブ生命体より意思がしっかりしている。

それより驚いたのが山下だ。彼女だけノーマルな人間だ。

過去に他種族との交わりもなさそうだ。相当強い人間かバカな鈍感な人間のどちらかだ。」

山下さんが「なんだって、シャ。君が時を動くかす黒い影Xだとしても私への悪口は許さないわよ。私は鈍感でもバカでもないわ。私は天才よ。」

僕は「えっ?天才?ハハハ。」思わずシャが答えるよりに笑ってしまった。

シャも「さすがウエブ生命体の山内が好きになるはずだ。

山下はただの人間だが、ただの人間じゃない。天才だ。」

シャも笑いだす。

山下さんの顔が緩むが僕はシャに「早く謝った方がいいよ。」

「そうだな。すまない山下。君は、ばかじゃない。天才だ。」

「でしょう。」山下さんの変わり身は早い。やはり天才かも。

沢田さんが「シャ、私は?どう?」

「お前はお化けだ。実在するお化けだ。たぶん沢田の家族全員そうだ。

何か思いあたることはないか?動物が苦手だとか?」

「そう。その通り。家族全員、犬も猫も苦手なの。カラスはいつも家の屋根の上をグルグル旋回するし。」

「そうか。確か、前の彼氏がお化けだったとか言ってたよな。」

「そうよ。」

「そうか。お化けの分類だけは他の多種族と違い他と交わることが難しい。

次の彼氏もお化けだ。しかし沢田、それは自然なことだ。受け入れろ。」

「シャ、何言ってるの。私は大丈夫。体育会系の私は、なんでも受け入れるわよ。

私は私だから。」

「そっか。それでいい。」

沢田さんやっぱり強いな。

僕もシャの助手。時を動かす黒い影だ。サカモトさんを生かす。ミッションは絶対成功させるぞ。

「その通りだスバル。期待しているぞ。」

「さて。宝石取引場がはじまるぞ。会場に行くぞ。」

「あっ、サカモトさん。あっちにK・M・Iだ。」

シャが「いきなり戦闘が始まりそうだな。リクお前はウエブ生命体だ。強い。

山下、沢田を非難させろ。」

「わかった。」

「黒木、お前はシャム猫に変身だ。」

「はい。」

「スバル。黒木、戦闘だ。ついて来い。」

弾丸が飛んだ。

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