0320「近況ノートにまとめていたもの」

★★最近読んだコンテンツ(12月)★★

・蟹に誘われて(panpanya先生)

・児玉まりあ文学集成1~3(三島芳治 先生)

・大人と子供もおねーさんもポーキーも(阿部共実 先生)

・顔がこの世に向いていない。1~3(まの瀬 先生)

・この復讐にギャルはいらない1~2(まの瀬 先生)

・バーナード嬢曰く。1~6(施川ユウキ 先生)

・雷雷雷1(ヨシアキ 先生)

・空をまとって1(古味慎也 先生)

・うみべのストーブ 大白小蟹短編集(大白小蟹 先生)

・東京ヒゴロ1~3(松本大洋 先生)

・隣のお姉さんが好き4(藤近小梅先生)

・様々なる意匠(小林秀雄)

・日食ステレオサウンド(町田洋 先生)


★★最近の良かったコンテンツ(1月~2月)★★


・銀河の死なない子供たちへ(施川ユウキ先生)

| → 壮大なスケールのなかを生きる一瞬の生命を見つめる感覚がとてもよかった。


・スーパーの裏でヤニ吸うふたり4(地主先生)

| → タバコを吸いながら読んでるひと、多いだろうなと思ってる。


・ホーリータウン(宮崎夏次系先生)

| → メタファーだらけのお話。これを作品としてまとめるのすごい。


・束の間の一花(タダノなつ先生)

| → こういうお話って下手な感想を書きたくない。ただただ、読んでよかった。


・センチメンタル無反応(真造圭伍先生)

| → 人生の後片付けをせずに死ぬのは嫌だなと思えるお話があった。


・盆の国(スケラッコ先生)

| → 柔らかい線だからか物語全体がとろとろにひとつにまとまっていく不思議な感覚があった。夢のなかに浸っているかのような読書体験だった。


・寄生獣(岩明均先生)

| → 寄生という概念は多くのメタファーとして社会的に使用されていると思う。作品とは直接関係はないかもしれないけど、私は思想というものには寄生のような側面があると感じてしまった。どのような思想を自分に宿すのか。そうした少し離れた場所で自分を見つめながら生きていくことは大切なことだと信じている。


・AKIRA(大友克洋先生)

| → とてつもない熱量と完成度。なんだこれは。なんなんだこの作品は。ただただびっくりして言葉が出ない。やっとのことで読めたマンガ史に残り続けるだろうマスターピース。本当に読んでよかった。アニメのほうもまた違う味が出てていい。政治色が強いと感じてしまうのは私が現代的な若者だからだろうか。大人(組織)と暴徒、運命に翻弄されていく若者たちが特に印象に残り、AKIRAには若者に向けたとてつもないメッセージが込められていると、そう感じた読後感。。。


・The Sixth Sense (movie)

| → 今さらながら視聴。久しぶりにここまで技巧に凝った映画を見た。趣は異なるが、カメラを止めるな! を思い出した。映画を最近は見れてないからこれを機に見る習慣を付けようと思う。


・瑠璃の宝石4(渋谷圭一郎先生)

| → 時の流れにいる一瞬の存在、人間。何に打ち込むのかというその問い。なんだか石を見つめるだけでこんなにも想像が膨れ上がるのかと身近なものへ抱く好奇心の重要性を実感した。欲望、欲求の中でもここまで肯定的に捉えられるものはないんじゃないか、好奇心。


・Interstellar(movie)

| → 今さらながら視聴。ふぅ…リーレン。もう言葉もでないや。ふぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。


・La Strada(movie)

| → 最近のコンテンツは映画ばかりになった。一日の締めに見るという感じ。お疲れ様ですといった感じで見ている。とても有名な作品。内容はとてもよかった。ただ食い扶持を稼ぐためだけに芸をする。移動をする。その転々とする生き方と現代のコントラスト。時代の中で見るのか。外で見るのか。昔の人はこの映画をどのようにして見たのだろうか。そんなことをかつての名作を見るときはどうしても考えてしまう。最後の終わり方には、とても既視感があった。ゴールズワージー――たしか英国の作家――の作品『林檎の樹』の最後にとても似ていた。あのなんとも言えない最後の終わり方に、当時の私はとても心動かされたのを思い出した。今のコンテンツとは全くもって構成が異なる。その時代時代の作品性の傾向というものを摂取していきたいなと感じた深夜の時分。

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