まず、話の構成がよい。興味を惹かれる導入部である。「勧酒」がどういう状況で読まれたのかについて、想像の翼を広げているが、その広げ方に感心させられた。おそらく自作と思われる訳詩が、うまく導入されている。お酒が飲みたくなる佳作。