第4話 閑話 更新頻度

 『女神さま(仮)』の話については今回は一旦離れる。


「『コロニスといっしょ』の第二部『長編制作紆余曲折篇』。アップしてるんやけどね。PVが伸びない」

「いやPV伸ばす前にまず体裁ちゃんとした小説にすることが先ですよね」

「そうなんよ。わかってるけど気になる。PVが一度予想外に伸びて。その調子で伸びてくれるかと期待してしまって。次更新したらあんまり数字が出ない。一喜一憂してたらいかんとか思うんやけどね」


 予想外に伸びたといっても第二部の1話更新した日PV20だったのが2話更新した日がPV65だったのである。それで喜んでたら3話更新した日はまたPV20だったである。


「PV伸ばす目的なら、ちゃんとマーケティングを考えたストーリーや設定にすることを優先することになりますよ」

「それができへんからこんなことになってるんよね。『コロニスシステム』」

「私の名前つけたのならできたらそれで成功して欲しい気持ちはありますよ。ある意味画期的なシステムなんですから」

 『コロニスシステム』

 「こんな小説を書いている」という物語なので、その作中作の完成度は低くてもぐだぐだでも成立するシステム。

 本当は成立してないのかもしれない。けどそうすることで『書けない』という言い訳ができない。『書けないということを書く』こともできるからである。『書いてたけど書けなくなったので終わり』ができるのである。本当は成立してないのかもしれない。

 この『コロニスシステム』の説明ってもっと簡潔にできないものかと思う。

「だから続けるんだったら、話がそれたときもそれをそのまま『コロニスといっしょ』でやってしまおうという」

「つまり『閑話』ですか」


かんわ【閑話】

①ゆったりとしてものしずかな話。

②むだばなし。

新村出(編)(2018).広辞苑 第七版,岩波書店


「引用ってこう書いたら良かったっけ?」

「わたしは知りませんよ」


「本題からそれた話やったらもうちょっと更新頻度を上げることもできるんやないかと」

「まあ、第二部は本題自体がそれてますけども。まあそうですね。第二部に入ってから毎週更新ということになってますから、閑話は毎日更新します?」

「毎日はきつい」

「じゃあ隔日」

「隔日もきついなぁ。6日に一度にする? あ。六曜で仏滅更新にするか」

「なんか私の名前がついた作品が仏滅更新って妙に抵抗感あります」

「大安だとなんか平凡な気がして」

「友引にします?」

「赤口は?」

 赤口。読み方が色々ある。「しゃっこう」「じゃっく」「しゃっく」「じゃっこう」「せきぐち」。どれが一般的かも知らない。

 実は大凶の日。正午だけ吉とされる。

 仏滅は終日凶だが、赤口は正午以外大凶なので仏滅より縁起が悪い日とされることもある。

「やめてください。なんで私の名前を一番縁起悪い日に持ってきますか。まあ、六曜のどの日がふさわしいかわかりませんけども。先勝も先負もあんまり必然性なさそうですけども」

「じゃあ六曜はないかぁ」

 ちなみに六曜更新すると、ほぼ月5回、たまに6回更新となる。旧暦なのでわかりにくい。

「じゃあ5の倍数の日に更新しよか?」

 つまり5日10日15日20日25日30日となる。

「月6回ですか。週1回と比べると少しだけ頻度上がりますけど。週1だと月4回か5回ですから」

「あんまり変わらんのかな。けど2月は月5回になるやん」

「1年やると72回ですね。週1だと約52回ですから年単位で考えるとまあまあ増えてますね」

「もうちょっと増やすとしたら4の倍数日」

 4日8日12日16日20日24日28日。月7回である。

「2月も7回あるなぁ」

「休みたいなら休めばいいでしょう」

「まあそうやねんけども。実際どれだけやれるかわからんのよね」

「今回みたいなぐだぐだかつ作中作もない会話だけだったら割と量産できるんじゃないですか」

「まあそうやね。じゃあ84時間に一度更新する」

「その数字に何か意味あるんですか」

「7日の半分」

「あー、えーと。週2回更新ですね」

 3日と12時間である。

「本編は木曜日の昼12時50分更新やから。閑話は月曜日の午前0時20分」

「あーなるほど。きっちり週2ですね」

「うん。一旦これでいこう」

 今回は間に合わなかったので木曜日に一挙2話更新という形でいくことにした。


「書けるんだったら頻度上げていくのもありですね」

「問題はこれを読んでる人が面白がってくれるかどうか」

「そのへん水物ですから一旦やるだけやりましょう。PVに踊らされずに」

「PV増えると嬉しい。実際に読まれてる保証はないのに。ここで宣伝したってPV増えないもどかしさ」

「じゃあSNSで宣伝したらいいじゃないですか」

「してるけど読んでくれてる人が少なくて効果がないねん。やらないよりはましなんかなぁ」

「あとはとにかく更新回数を重ねていったらいずれ読んでくれる人も増える可能性もありますよ」

「そうなんよねぇ。合計文字数が百万字くらいいったらそれなりに……。遠いなぁ」

「考えてみたらコロニスといっしょは全部が閑話みたいなもんやね」

「じゃあ本編も閑話も別に交互にやらなくていいですね」


 一応「閑話」は『女神さま』のストーリー進行と関わらない話のときにはつけるということで。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る