第5話

国道315号線から小岩駅西口へと向かう商店街へは。

早朝通勤時に眼を付けた、定食屋が在る。

商店街は既に昼食へと向かう人々達の脚で、朝よりもかなり賑わっていた。


定食屋へ向かう途中、現場入口近くへと在るリサイクルショップで俺は。

大型のボストン・バックを一つ、手に入れた。


スポーツ・バック・スタイルのスキューバ・ダイビング用で、かなり頑丈な作り。

定価で買えば恐らく、20000円近くはする。

高価な代物だろう。


ご機嫌と成って定食屋へ入ると既に先客、数人の客達が。 

店内へと付けられたテレビのニュースへと、視入って居た。


ニュースでは物々しく警察官達が、現場検証を行っているその様子が。

直ぐに俺の眼にも飛び込んで来た。

何か大きな事件が、起きた様子だ。


テレビ画面へと表示をされた字幕スーパー、通称テロップを観ると。

【元内閣総理大臣 安倍晋三銃撃事件 奈良県奈良市 近鉄大和西大寺駅北近くから 現場中継】と在る。


どうやら8年余りに渡る、独裁政権を続けた。

元内閣総理大臣の、「安倍 晋三」が。

同じ自民党議員の、その選挙応援演説中に。

銃で撃たれたらしい。

しかもコレ、手製の銃でだと言うが…???

本当かね…???


直ちに俺は自らの、その第一声を発した。

何て事はない、只素直に。

自分の感想を述べただけだ。


しかし意外と、この咄嗟に出た感想こそが。

その後の後々へも。

俺自身の自己を深く形成し。

この俺自分自身を、作り上げて来て居るのだと。


最近はそんな自らの自己形成、その主要な部分へも。

俺は気付いている。

まあ伊達に生きてねって話だ。


つまりは要はこの第一声と言うモノこそが、深く自分自身を形成する。

人の心の本質。

要はそれが又、当然の事とはしても。

本音で在り。


又その後の人生へも、実はとても大切な。

人の本質を作り上げる、その礎と成るのだと。

そう認識してるって事だ。


(俺の第一声)「あっヤッパリ撃たれたんだ…俺はもう10年以上も前から…こんなヤツは何時か撃たれるって…それも射たれる時は…意表を突いて…後ろから撃たれるだろうって…もう散々ぱらっ…そう言って来た…案の定だ…やっぱりコイツは少々…頭が可笑しかった…在れだけの遣りたい放題を続けながらも…良く自分自身でそれが…怖く成らなかったモノだと…何時殺られるのか何時殺られると…何時もそう…感心をしてたわ…強力な向精神薬でも喰わされてて…頭が変なんじゃねえのかと…そう想ってた位だ…それが滔々…ほれ見た事かと…そう言う話へと成った訳だ…」

(店内)【シーン…】


ニュースを観ながら大きな声で、俺自身が感じた。

目前の事実を口にすると。

店の店内はもう、一斉に静まり返り。


場都が悪いのか気不味く成ったのか…???

直ぐにお会計をして、出て行く客も居た程だ。


まあどうせ自民党…???

或いは公明党の、その支持者達で在ろう。

【自業自得】で在る。


(俺)(ヤッパリ撃たれたか…まあ当然だろう…コレぞ正に…因果応報…自業自得ってヤツだ…)


この日俺は珍しく、この定食屋で。

天婦羅定食を頼んだ。

油で揚げた天婦羅と言う食い物を、俺は自ら日常殆ど。

進んで喰う事はない。


食品の安全基準、その法規設定が。

殆ど無いに等しい、この国日本では。

今現在ももう、それも殆んど。

俺達貧困層の庶民達が、安心して食べられる食い物等は。

無いに等しい。


特にこの油へ関しては、トランス脂肪酸と呼ばれる。

原油から抽出をされる、人工的な機械油が。

下手をすると使われているからだ。


「安倍 晋三」が所属する、日本最大規模の政治政党。

所謂【自由民主党】の、その最大の支持母体は。

医療組織団体の、「清和会」で在る。


その「清和会」の、医者達が儲かる為には。

人が口にするその食い物へも、もう平気で毒物を盛る。


そんな気違い沙汰のこの世の中を、作り込んで来たのも。

この国日本の、その国内では。

この「安倍 晋三」の家系。


1族3代に渡って続いた、「岸 信介」の。

その入婿と。

その孫が築き上げた、政府与党の。

つまりは【自由民主党】だ。


そしてその狂った政府与党へ、荷担をして来たのが。

【公明党】とその支持母体の、【創価学会】で在る訳だ。


こんな政権がもう、それももう20年以上も前から。

続いて来てもいる。

当然誰が選んで居るのかもが…???

そりゃもう不思議でしょうがねえが。


選挙の度に野党は負ける。

まあ勿論、野党へと対する不安も。

確かに在るのかも知れない。

それにしても…???


一説には選開票管理会社、【株式会社ムサシ】と言う。

意味の解らない会社が在り。

この会社の創設者が他ならぬ、「安倍 晋三」の父親。

「安倍 晋太郎」で。


この【株式会社ムサシ】の創設後、日本の選挙へは、もう常に。

不正が導入されているのだと、それももうかなり前から。

そう囁かれ、噂されている程なのだ。


著者・龍神 武明

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