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「はぁー」とまるは(つまらなそうな顔をして)とても大きなため息をついた。
「どうしたんですか? そんな大きなため息なんかついちゃって。幸せが逃げちゃいますよ」とそんな見知らぬ声が聞こえた。
びっくりしてまるが顔を上げるとそこには一人の女の人がいた。まるの知らない初めて会う不思議な女の人だ。(びっくりするくらい、とっても綺麗な人だった)
「初めまして。まるちゃん。私は小舟まりあって言います。隣町で小学校の先生をしています。よろしくね」
まるは初めて会う人が自分の名前を知っていて、すごくびっくりした。それから、小学校の先生だと言うことにもびっくりした。
そんなとても驚いた顔をしているまるを見てまりあ先生はくすくすと笑いながら「まるちゃんのお名前はまるちゃんなお母さんから聞きました」とまるのお母さんのほうを見てまりあ先生は言った。
まるがお母さんを見ると遠くでお母さんはまるに笑顔で手を振っていた。
「初めまして。小林まるって言います。小学校五年生です」まるはまりあ先生のほうを振り返るとそう言って丁寧なお辞儀をした。
「初めまして。きちんと挨拶ができてえらいですね。まるちゃん」と嬉しそうな顔で、天使のような笑顔で笑って、まりあ先生は言った。
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