俺が家出したときの話

姫鬱

溢れ出す血と

去年の夏休みに、家出をした。

とにかく家から離れたかった。親の掌の中から抜け出したかった。

結局、妹が家に帰りたいと言ったので帰った。

でも、道路には警察が見回りをしていてちょっと通りづらかったから、駅のロータリーにあるベンチで2人で話していた。

そしたら周りで誰かが誰かを殴っている音や女の子の悲鳴が聞こえてきて、怖くなってきた。

生まれてから多分2回目の命の危機を感じた。

そしたら知らない人が3000円と共に現れ、「危ないからこのお金でどっかお店とか行きな」って言ってくれた。

嬉しかった。その時私は歌舞伎町で買ったクソダサいドンキのTシャツを来ていたからとにかく早くその場から離れたくて話し終わったらすぐに近くのファミレスへ走っていってしまったが、このご恩は一生忘れず。

そしてファミレスの直前で警察に捕まった。死ね。


警察に捕まって、児相に行った。

おいしいお菓子をもらった。おいしかった。でも1週間くらい軟禁紛いのことをされた。死ね。

だが幸運なことに、なんやかんやで1週間程度で解放された。これには本当に親に感謝してるし、申し訳無かったと今でも反省している。


今度家出するときは、トー横じゃなくて友達の家に行こうと思います。

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