応援コメント

3・変人たちの集う夜(19)」への応援コメント

  • スローなペースで恐縮ですが、時々読み進めては、さりげなく挟まれるきらっとした表現の一つ一つに目を瞠っています。

    >僕の挟もうとしたいくつかの言葉は、その闇に吸い込まれて消え失せた。

    >僕の言葉を吸い込んだ瞳が夜の光を滲ませていて、それだけで僕は十分だった。

    こういう、短い言葉数で心理描写も物語の進展具合もこなしてしまう文章力はうらやましいですね。あと、

    >額の筋肉が動くほどに瞼がぐっと上げられて、いったいどこまで目が開くんだろうと興味が湧く。

    などのような、ユーモラスかつ精緻な活写も楽しいです。

    ちなみにこの章のタイトルを、私は途中まで「恋人たちの集う夜」と読み違えていたのですが、途中で間違いに気づき w、でも結局読み違いの方がふさわしいのかもと思い直しました。この不安定かつ青々しいキャラクターたちの心の惑いぶり、実写ドラマで見てみたいものです。

    作者からの返信

    湾多珠巳さま

    コメントありがとうございます。拙作の拙い文章にそこまでのお褒めの言葉をいただけるなんて、感謝してもしきれないほどに嬉しいです。本当にありがとうございます。

    それから読み間違いにも気づいていただけたようで、とてもホッとしました。なんせ笑いの本場大阪の作品ですから、ちょっとしたギャグなんかもあちらこちらにちりばめておりまして、読者さんに気づいてもらえるかな~もらえるといいな~なんてヤキモキしていることもあったりします。わたしとしては変人で十分だとは思いますが、恋人といってもらえたなんて、アルもさぞやとても喜んでいることでしょう。