②『孤独な影』おいくら・いくら<RN評>
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耳に残るで賞
by rin
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◇りん評
最後の一文が、怖い!怖すぎる!
血痕や、ギイ…ギイ…からすでに怖いけど、最後で全部持っていかれました。めちゃくちゃ耳に残る。悲鳴をあげそうです。
この女の子はどうなってしまったのか。
回旋塔は、地球儀のことでしょうか。
私も落ちて大怪我したけど大好きだったなあ。危ないってだけでなくすのは惜しい遊具。
公園の魅力と怖さがギュッと詰め込まれていました。
◇ノラン評
いくら、はじめてのホラー。そのセリフを選ぶあなたが私は好きです。
私は、この作品の最後の一行が本当に好きです。多くの感性では、この言葉が自然には出てきません。きっとこの言葉は、いくらだからです。
怖くとも、やさしく染み入り。心にのこる一作となりました。
ありがとうございました。
大袈裟に聴こえるだろうけど、マジなこというと、泣いちゃうんですよ。私。
――と、ここまでがレビューに書いたことです。
「もう死なないでね。もう死なないでね。」
長尾たぐいさんも、コメントで書かれていたんですが、読み手のテンションによってこの言葉の印象は万華鏡のように姿を変えます。
怖いんですよー、これ、もし自分が幽霊にこう言われたらね!
でもね、共感能力の高い人がもしこれを言われたら、つれていかれちゃいますよ。なぜって、悲しくなるからです……。
幽霊に憑かれてしまう人は、やさしくて、同情心を抱いてしまう人だといいます。私はこのセリフを読んだとき、この女の子(幽霊)の気持ちになりました。とても切ないです。悲しいです。寂しいです。
そして、それをみつめる、いくらさんの視線は、とてもやさしく、感じられました。
いくらさんは、この作品のタイトルを『孤独な影』と題しています。だからたぶん、違わないんじゃないかなと思っています。悲しいですね。
「わたしは、ただ、一緒にあそびたいだけなのに。」
あなたを守りたい。でももう、守れないんです。生きていてこその世界。
死なないでね。
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こわくて・やさしくて・せつないで賞
by noran
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