第4話 ペット禁s(拳

「いって!殴ったな!親父にもぶたれたk((拳」

「ふー危なかった・・・じゃない、誰がペットじゃい!」

「ごめんなうちの家ペット禁止なんだよ」

「だーかーらー俺はペットじゃないし!」

あれから4日たった今、特に変わった事がない

強いて言えば普段白丸は俺の体の中にいてずっと文句ばっかりうるさくて

授業に集中できない、まぁ人生で一回も授業まともに聞いてないけど

家に帰ればいつも白丸と喧嘩ばっか

その時ふと疑問が浮かんだ

「そういえば白丸って親とかいないのか?」

「知るか、俺はずっと主人様と一緒だったからな」

「主人って師匠のこと?」

「ああ、俺を10年間育ててくれた恩人だ」

白丸と初めてまともに会話した

ずっと話してるとそこに妹が現れた

「あ!いけないんだ!」

「げっめんどいやつ現れた!」

白丸は急いで俺の中に入った

「あれ?今狐いなかった?」

「い、いるわけないじゃん」

「噓ついたらママに言うから」

「はいはいわかったからどっかいけよ」

「あーいけないんだママに言っちゃお」

妹はドタバタ走ってどっか行ってしまった

白丸の存在は家族にばれたらめんどくさいので

一切話してなかった

翌日

俺はいつも通りに小学校に行ったら少しクラスに違和感を感じた

「お~は~・・・ってあれ?」

いつも朝は騒がしいのに今日は珍しく静かだった

流石に白丸も違和感を感じた

(おいかっさ、なんか変だぞ)

なぜだろうと思ったがすぐに先生が教室に入って来て授業が始まった

授業中でもやたらと静かで体育の時も、給食の時も・・・

変だ絶対になんかあるなと思い昼休み中に

よーくクラスのみんなの顔を見てあることに気が付いた

それはこのクラスのムードメーカーでもあるごう君が変だった

ごう君はいつも声を大きく笑っていて結構な目立ちたがり屋なのに

今日は静かに笑っていた俺はごう君に話しかけた

「ご、ごう・・・なんかあったか?」

「ふっふ・・・かっさよ、俺は今さぁいこーにめだって、ないかぁ?」

うっぜー・・・超うざい言い方で喋ってるから心底俺はこいつに一発だけ

本気で殴りたかった、その時白丸が

「おいかっさ!こいつ今誰かに洗脳されてるぞ!

クラスのみんなも操られてる!」

っと急に体から出てきてごう君に警戒してた

「はぁ?!まじかよおい!」

俺はとっさにごう君から離れて恐怖心でいっぱいになった

「ふふふ・・・あははははは!!!かっさよ!たいまんじゃあああああ!!!」

ごう君は両手を広げて手を開いた瞬間・・・

ビリビリ・・・

稲妻が激しくごう君の両手の手のひらから出てきて

俺のところへと走ってきた

「勝負じゃ!」

ごう君とは喧嘩仲間でいつも喧嘩してたが流石にこれは死ぬと思い

とっさに教室から逃げた

「にげろおおお!!!」

逃げるので必死すぎて忘れてたけど

そういえば白丸おいて行ってしまってたわ(笑)

「おいてくなくそがあああ!!!(怒)」

後から白丸が俺の後について行きその後ろからごう君が手から稲妻を出して

俺らに攻撃してた

「おい!どこに向かってにげてるんだよ!」

「わからない!えーとえーとあーのー・・・

そ、そうだそうだそうだそうだ、校庭だ校庭」

「はぁ!?」

「とりあえず行くぞ!」

校庭に行きごう君と正面で向かい合った

俺、まじでピンチ・・・

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