38話

「なあ、そろそろ場所変えねぇか?」


「そうは言いましても、ここが一番楽でして」


 今俺は図書館で一日潰してまたいつもの裏路地にいる


「で、そいつ等か?」


「はい、名乗りを上げた組織のトップ総勢100名です」


「圧巻だなぁ〜」


『結構色んな人がいるんですね』


『怖そぉ〜』


「ヘイズ様、これからはリーパー様とお呼びしたほうが良いでしょうか?」


 と小声で話しかけてきた


「ああ、よろしく頼む、今更だがお前名前は?」


「ワズィールと申します、是非イールとお呼びください」


「わかった、今まで色々手続きとかありがとよ、イール」


「?リーパー様、組織の名前はどうしますか?」


「どうする?」


『ネーミングセンスないんですよ』


『ラァナとかどう?、どっかの国で呪いって意味だよ』


「じゃ、それでいこう、おいお前ら、今からここに俺をトップとし、お前らを構成員とする裏組織ラァナを立ち上げる、ついてこい」


「「「了解」」」


「では、私はリーパー様の補佐役として色々決めさていただきます」


「え!?」


「どうしましたか?、リーパー様お言葉ですが、リーダー的立ち位置になったことはあるんでしょうか?」


「ないな」


『ご主人がリーダーとか、絶対に終わりますね』


『全く持ってそのとおりだね』


「わかった、一部は決めさせろよ」


「もちろんです」


「じゃあ、まずは実力テストからだ、みんなこっち見てー」


「一つ質問してもいいでしょうか?」


 一番前に座っていた一人がなんか言ってるな


「いいぞ」


「なぜ、テストをするのですか?」


「実力を図るためだよ、重圧、魔力開放」


 魔力を6割開放して、重圧を半分くらい使った


「「「!!!」」」


「り、リーパー様、そういうことですか、並び方で弱いものほど後ろにいるので、後ろは気にしないでよろしいかと思います」


「わかった、どこまで耐えられる?」


 今の状態だとまだ誰も倒れていない


「なかなかやるな、全開だ」


 8割開放した、すると次々にバタバタと倒れていくやつが出てきたが、後ろの方だ


『やりすぎないでくださいね』


「わかってるよ」


 と言いつつ、重圧を全開にした


「!!、へ、り、リーパー様、そろそろおやめになられたほうがよろしいかと」


「そうか?、まだ行けるけど」


 気づいたらほとんどのやつが倒れていて、残ってるのは最前列のやつが数人と中間のやつが何人かだ


「中間でも最前列より強いやつもいるんだな」


『ヘイズぅ〜、そろそろ止めないと、建物が壊れちゃうよ』


「たしかにそうだな、解除」


「ふぅ、それで、何がしたかったのですか?」


「まあ待っとけ、おい、さっきのお前」


「は、はい、何でしょう」


「お前の戦闘スタイルは?」


「急襲です」


「じゃあちょうどいいな、お前に隠密部隊の隊長を任せる」


「は?、あ、ありがとうございます」


「次、他のやつもあつまれ〜」


「表での正面突破です」


「じゃあ、お前は表での活動部隊」


「え、えっと、家事と身の回りのお世話、です?」


「疑問形は嫌いなんだよな、お前俺の身の回りの世話担当で」


「あ、ありがとうございます」


『可愛い子だね、ヘイズの好みっぽいね』


『仲良くなれますかね?』


「じゃ、あとはよろしくイール」


「はい、では次はギルドのほう出会いましょう」


「ああ、いい感じにまとめといてくれよ、さっきの女ついてこい」


「は、はい、リーパー様、よろしくお願いします」


「そうそう、名前は?」


「レーツェルです」


「それと、お前とイールにしか教えないけど、俺の名前は、”ヘイズ”だ、よろしくな」


「!!、よろしくお願いします」


「イール〜、どっか近くに組織のアジト的なとこある?」


「ありますので、送りますね」


「いや、場所教えてくれば良いんだけど」


「動かないでください、転送」


『ヒッ!!、転送は嫌だ、転送は嫌だ、転送は嫌だぁァァァアァァ』


『フォティア、うるさいよ、転送されてるのはヘイズだから安心して』


『ひぃ~、ひぃ~、え?ご主人?』


「ここです、わかりましたか?」


「ああ、ありがとよ、ちょっと痛いな」


「大丈夫ですか?」


「ああ、おい、フォティア、ノヴァも、こっち来い、レーツェルも」


『なんでご主人は痛くないんですかぁぁ!!』


『ヘイズ、しっかり覚えてたんだね、成長したなぁ』


「?、この子は?」


「従魔のフォティアだ、もっと近寄れ」


 しゃがんですっと足と背中に手を当て、持ち上げる(いわゆるお姫様抱っこってやつだよ!!、コンチキショォッ、byみーみー)


「きゃっ、ちょっと待ってくださいっ」


「何だよ、持ち上げたくらいで、範囲転移」



「.........あの人はつくづく困ったものだ、まあよい、意識があるものはここに並べ、先程隊長に任命されたものは各々気絶している者を起こすもよし、前にいた組織から人を連れて来るもよし、ただし、一人につき、二百人までだ」


「「了解」」


「私ももう年なんですけどね〜、もっと年寄りに対する扱い方も知ってほしいですね、あぁ~、腰が痛い」




 あとがき

 .......さ、........作者です、なんということでしょう......はぁ、ヘイズくんの近くでもラブコメが繰り広げられます、作者としてはレーツェルは可愛い自分の子供なんですけど、ヘイズくんも自分の子供なんですよ!!、腹痛めてないけど、キャラ設定とか結構時間かけて作った子供なんですよ!!、だから、子どもたちがイチャイチャしてるのは許せないんですよ!!、子供なら許せるくね?、って思ったそこのあなた!!、違うんです、子供だからこそなんですよ!!、

 長くなって申し訳ございません、最後に、レーツェルとヘイズの見た目に関して解説


 ヘイズは髪短くて黒髪で所々に結構黒っぽい赫メッシュが入ってます、服装はかっちょいい執事っぽいスーツで、背中に翼を畳んで生やしてます、ちなみに一応フード付きのローブもあります、髪型については皆様の想像で、ちな、恋愛とかには疎いです


 !!レーツェルの見た目!!、(待ってましたァァ!!)


 まずは髪型ですが、ドゥルルルルルルッ、チャンッ、ロングです!!(やったぜぇぇ!!)←ロングが大好き、髪型の変更はできるよ

 髪の色は白緑って言う、その名の通りの色です、服装はなんと!!、メイド服になります!!!(喜べ!!、全ての紳士たちよ!!)しかも!!、スカートだ!!、しかも本職のような長いやつだZE!!、服装も変わったりするけどねすぐにメイド服捨てるけど、目の色は!!、深い緑だZE!!、身長は成人女性の平均よりちょっと低いくらいで、人懐っこくて、世話焼きで、頭の回転が早く、どちらかと言うと静かめだが、おふざけも好きで、ON、OFがはっきりとしている、優しい、何事にも全力で取り組む、趣味は読書と人の世話、自然に触れる(虫は嫌い)、猫や犬などをもふもふすること、雨が好きだが水は嫌い、どちらかと言うとインドア派、これから先はヘイズの圧のせいで妹属性が消えてますが紳士の皆様ご了承ください


 とこのようになぜか作者、レーツェルの設定を爆盛していました(設定考え始めて気づいたら一時間立ってた)確かに西大陸ではずっと近くにいますが、なぜこんなに盛ってるんだろうってずっと思ってます。


 超長くなってすいません











  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る