第24話
小鳥のさえずり、木々のざわめき、川の流れる音、蒼い炎がゴォォッと燃える音
なんだかものすごく身に覚えのある光景
『いい加減起きろやぁぁ!!、クソ主人が!!、《神文鉄火》』
「いったぁ!!、」
『やっとおきましたか、もうすぐ火葬するところでしたよ』
「おれ、一応主人なんだけどな」
『あれだけ寝てる主人なんてあなたぐらいでしょうね、森で寝てたら鳥系の魔物に連れ去られますよ』
え?、なんかものすごく身に覚えがあるような気がするぞ
「ちなみに、フォティア、おれ、どんくらい寝てた?」
『3日間寝てました、何回か焼いたんですけど、起きる兆しもありませんでした』
「またか〜、やっちまったなぁ」
てか、こいつ今、焼いたって言ったよな?、オレ主人だぞ?
『それに、従魔登録の件もありますし、早くギルドにいきましょうよ』
「は、はい、次からは寝ません」
『そういえば!!、あんた、どれだけ遠くに私を飛ばしたんですか!!、本気で走ったのに、2日かかりましたよ!!』
「す、すいません、あのときはなんとなくで飛ばしたんで、森の超奥深くだったと思います」
『次やったら火葬しますよ、そうだ!、取り決めをしましょう♪』
「と、取り決め?」
『はい、1つ目、私の許可なく寝てはいけない、2つ目、私を遠くに転送しない、 わかりましたか?』
「は、はい、では、早速ギルドにいきましょう」
『なんであなたが敬語を使ってるんですか?、一応主人ですよね?』
「はい、申し訳ございません」
自覚あるならやめろや、てか、一応ってなんやねん
『乗せてください、あの時みたいにぶっ飛ばしてください』
「了解、《龍人化》《擬態》《飛行》《烈風》」
バゴンッッ
突風が烈風に昇華したせいで、スピードと、音の大きさが桁違いになってるな、音だけなら立派な大砲だよ
『やっぱり、ご主人はすごいですね』
「しっかり捕まってろよ、落ちたら死ぬぞ?」
『わかってますよ』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カランカラン
「お久しぶりでーす」
「あ!、ヴァイスさんですね、カルラさーん、ヴァイスさんです!!」
奥の方から、「え!?」という声とともにドタバタ、ドタバタ、ドンガラガッッシャ〜ンとか聞こえてきたな、相変わらず、ちょっともったいない
「ヴァイスさん!!、今までどこで何してたんですか!!、」
「いやー、その〜、なんと言いますか」
「はっきり言ってください!!」
「実は、寝てました」
「は?」
そりゃそうだよなぁ、普通そんな反応になるよなぁ、でも事情があるんだ、スマン
「えーっと、寝てたんですか?、ほんとに?」
「すいません、ほんとに寝てました」
「まったく、いかにもヴァイスさんっぽいですね、確か従魔登録でしたよね」
「はい、お手数おかけします」
「こちら、従魔契約の契約書と、従魔につける、首輪です、腕でも構いませんよ」
「だってさ、おい、出てこい、フォティア」
「キューン」『どうしたんですか?』と言っている
「ああ、従魔用の首輪をつける、腕とどっちが良い?」
「キュルルル」『つけたくないんですけど』と言っている
「駄々こねるな、お前は突然変異種だし、早くつけろ」
「キュルル」『はーい、腕でお願いします』以下略
「腕か、ところで、カルラさん、コレどうやってつけるんだ?、つける隙間ないけど」
「そちら、少し魔力を通すと隙間ができて、魔力を流し込むことによって大きさの変更や、縮小ができます」
「便利なもんだな」
「一つ質問してもよろしいですか?」
「ん?いいぞ?」
「ヴァイスさん、さっき従魔と会話しているような節がありましたけど、どういう事ですか?」
「ああ、それね、この首輪だよ、おい、ちょっと、首見せろ」
「キューン」『いいですよ~』以下略
「ほらこれ、」
「へぇ~、私の知らない魔道具があるんですね」
「まぁ、結構いいところから仕入れてるしな」
また、アタナシアのところに行ってみようかな
「はい、ありがとうございます、クエストを受けられますか?」
「どうしよっかな〜」
そういえば冒険者になったは良いものの一回もクエスト受けてないな
「クエストを2週間受けないと、冒険者の資格を失いますよ、早めに受けておくことをおすすめします」
「じゃあ、受ける、おすすめとかあるか?」
なんか良いの思いつかないなぁ、こういうのオレ前世からめっちゃ迷ってたなぁ
「ヴァイスさんほどの実力だと、この、ワイバーンの群れの討伐とかいかがですか?」
「ワイバーンね、じゃあ、それ受けることにします」
「はい、少々お待ち下さい、手続完了です、ご武運を」
「んじゃね〜」
久しぶりに集団戦をやるか、また絡まれたら面倒だし
「空間転移」
「あ!、ヴァイスさん、従魔の子忘れてますよ!!」
その声が届くことはなかった.........フォティアはめっちゃキレていた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「やっぱ、森が一番だな、《龍人化》」
久しぶりに魔法縛りでもしてみるか
「てか、ワイバーンって、どんなんだろ?、《世の理》」
ほーん、ワイバーンは龍より弱くて竜より強いぐらいか
「竜ってなんか不遇だな、龍でよかったぁ」
説明によると、あっちの方にワイバーンの群れが現れたと、
「気配察知でもわかんねぇし、今度は走るか、俊足、」
ダンッ、となってはいけないが、いつもに比べたら、よっぽどマシな音がなった
あとがき
どうも、作者です、またまた、苦手な戦闘描写が来るんですけど、戦闘描写がうまく書けるようになる方法とかないんですかね、
追伸
戦闘描写が苦手だから戦う相手は格下ばかりなんです
追伸2
流水のルードがお気に入りすぎて朝も昼も夜も寝るときもルードの設定を考えてる自分がいる、(助けてぇ〜)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます