第22話 閑話 Sランク冒険者たちの日常4

 エピソード流水&鳴撃2



「クソ龍とかひどくね〜、オレ一応、リヴァイアサンなんだけどね〜」


「今は、リヴァイアサンとか、水の神とか知らん!!、とりあえず、そのバカでかい水の塊を消せ!!」


「へいへい、水操作、消去、それと、声がデケェよ、たとえリヴァイアサンでも人化状態じゃぁ、体の作りは人と一緒なんだぞ」


 結構耳痛い、常人だったら3回は鼓膜死んでるぞ


「お前はどうせそのままこの街を浸水させる気だったんだろ!!!、ここは水に耐性はないんだ!!、浸水は島の方でやってこい!!」


「わあった、わあった、とりあえず、本題に移っていいか?」


 さっきから話しが逸れすぎなんだよなぁ


「本題?、知るか!!、良いから、ここに正座しろ!!」


「へいへい、正座ね、正座っと人化、解除、瞬体」


「あ!?、逃げんなこのカスがぁぁぁ!!、」


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「やっぱし、ああいうのは、逃げるのが一番いいよな、」


 ああ、でも、あのときの男の顔思い出すと、めっちゃムカついてくるな


「静かって良いことだな〜、」


 ん?、なんか聞こえる?


「て........龍....死.........がぁぁぁ.」


「いやいや、まさかな?、あり得ない、こっちは、翼はやして飛んでんだぞ?、  あり得ない、ないない、、アイツ、空飛べないし、嘘だろ?」


「待てこのクソ龍がァァァ!!!!、死ねぇぇぇ!!!、このボケェェ!!」


「ふざけんなやぁぁぁ!!」


「こっちのセリフだ!!、クソ龍!!、《空間振動》、落ちろ!!」


「うえ?!、なんで、飛行使っても飛べないんだよ!!」


「クソ龍が!!、一生寝てろ!、《振撃》!!」


「ちょっと、その技は、やばいって!!、」


「死ねぇぇ!!」


「ちょっっっ、まっっっ、ガッハァァァァ」


「このクソ龍が、死ね!!」


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「おら!、早く起きろ、クソ龍」


 バッシャァァン


「ちべて!、つー、いってぇ、ありがとよ、おはよう」


「で、昨日言ってた本題を教えろ」


「一日寝てたのか、起こしてくれてありがとよ、昨日から話すつもりだった、   けどよ、なんで、オレは椅子に縛り付けられてんだ?」


「お前が逃げないようにするためだ」


「でもオレなら《水流化》って、あれ?、使えん」


「この椅子にはホーリーファルコンの爪を大量に使って作ってあるからな、スキルとか魔法が使えんぞ」


「まじかよ、じゃあ話すぞ、最近、島の海の魔物がうるさいし、なんか怯えてる感じがするんだよ、で、王とお前に話しを聞きに来たってわけ」


 まったく、この話しをするのにどんだけかかったんだか


「お前ももう知ってるのか、実はな、ちょっと前に聖龍様が《神託》を伝えに来たんだよ、冥界の力と轟嵐の力を司る混沌の龍がこの世を蹂躙する、という、神託だ」


「その龍って、オレと同格ぐらいありそう?、」


「それは知らん、それにお前の全力も知らん」


「へぇ、でも、”竜”じゃなくて、”龍”なんだろ?」


「ああ、”龍”だ」


「じゃあ、司るっていうくらいだし、オレと同格ぐらいあるかもな」


「そうなのか?、まあそういうのはそっちで話してこい」


「とりあえず、ウロボロスとかヤマタのやつとかに会ってくる」


「ヤマタ?、誰だ?」


「ヤマタノオロチのことだよ、あいつは極東の島に住んでるからな、知らないんだろ?」


「ああ、知らなかった、ところで龍王には会わなくていいのか?」


「ちょっと、龍王様には、会いたくないね」


「そうか、」


「じゃあ、行ってくるから、拘束解いてくんね?」


「わかった、それじゃぁ、歯ぁ食いしばれよ!!」


「おまッ、嘘だろ!!」


「《震撃》からのォ《共鳴波》、最後にもういっちょぉぉ!!、」


「おまえ、そ、それだけは、やめろ、龍のオレが一日寝込んだんだぞ?、そんな威力のものを3つも準備するとか、頭おかしいって、それになんでお前飛べてんだよ!」


「《破滅震動撃》、気絶してウロボロスのところにでも行ってろ、クソ龍」


「ちょッ、その技聞いたことねぇし、死にたくねぇ!!」


 ドパァァンッ!!


「ふー、スッキリした、コレで旅行を続けられるな」


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「.....きて...........お.....てっ.........じょうぶ?」


「大丈夫ですか?起きてください!」


「つー、いってぇ、あの野郎」


「目が覚めたんですね、よかった〜」


「おい、そこの女、ここはどこだ」


「ここは共和国の王都のすぐ横の森ですよ、(言い方ひどくなーい?、私命の恩人なんだけどな)」


「思考は読めるから変なこと考えないほうが良いぞ、ていうか、あの野郎、港からここまでとか、威力どうなってんだよ、人化していたとはいえ、こっちは龍だぞ!」


「え!?、りゅ、龍?」


「あ!、言っちゃった、でも別いっか、ところでだが、女、お前何者だ?」


「どういうことですか?、ただの一般人ですよ?」


「ただの一般人は、こんな森の中で、倒れてる人を見つけたら介護じゃなくて、普通街の衛兵とかに通報なりなんなりしてるだろ、それをお前は魔物が出る森の中でおれを介護していた、もう一度聞くお前は何者だ?」


「もう気づかれちゃいましたか、仕方がないですね、良いですよ、教えましょう」


 女がパチンと指を鳴らすと、女の姿が変わっていた


「私はマモン様の部下序列13位、悪魔のクイーネです、以後お見知りおきを」


「へぇ~、悪魔ね、で、悪魔さんが何のようですか?」


 ちょっと煽り気味に言ったら少しキレた


「驚かないんですか?、強欲の権能を持つ、マモン様の部下ですよ?、」


「でもどうせ強欲だろ?」


 また煽ってやったらめっちゃキレた


「ふざけないでください!、強欲は大罪系のスキルの中で2番目に強く、同列の怠惰や暴食とは力の差があるんですよ!!」


「じゃあ、その一位は何?」


「それは嫉妬です、ああもう嫉妬の顔を思い出すだけでも、もう嫌な気分になってきました、まったく、お前はアイツと似て、人を煽るのがうまいですね、それに、顔もに....て......え!?」


「やっと気づいたのか?、クイーネ?、オレが嫉妬のリヴァイアサンだ」


 ほんとに遅かったな


「いやいや、ありえません、ただ似てるだけです、アイツは今Sランク冒険者とかいうふざけた仕事をやってるはず、それになんであなたが私の名前を知ってるんですか」


「邪教徒のほうがお前より頭いいな、うーん、じゃあ、コレでわかってくれるか?」


「邪教徒のほうが頭が良い?、そんな事あり得るわけがない、あんな低能猿どもといっしょにするな!!」


「うるっせぇな、龍人化」


 バッシャァァァン


「嘘よ、あ、ありえないわ」


「んー、いやぁ、この姿も久しぶりだな〜、相変わらず歩いたところから水が出てくるのは歩きずれぇな」


「よっと、」バッシャァァン


「せいっ」ザッパーーン


「久しぶりにやると面白いなこれ、これ使って、この森流すか」




 あとがき

 ルード書いてるのものすごく楽しいです、あと、歩いたところから水が出るっていうのは、某ジ◯リ映画のもの◯け姫のシ◯神様の歩いたところから草が生えて枯れるみたいな感じを想像してます










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