北の帝国編
第9話
おっ見えてきたアレが今どきの街か、へぇ、外から見ただけだと中世時代の国ぐらいかな
「おい、そこのお前なにをしている!、今世界樹の森から出てきたな!、ということは冒険者か!、おい答えろ」
「えーと」
どうしよう確かにあのイケメン剣士がなんかそんなこと言ってた気がする
えーと、あ、そうだ
「じつは、オレはここで小さいときから師匠に鍛えられていたんだ」
「なに?」
「えーと師匠が強い冒険者で、まちなかでオレを拾ったらしくて、それで鍛えて育ててたらしい」
「だけど、鬼爺め、物心付いたときから危険度Dクラスの魔物と戦わせてたんだぞ、それでもうこんな生活絶えられないと思って抜け出してきたんだ、いつ師匠に見つかるかわからん中に入れてくれ」
「そうか、だが中に入るには金が必要なんだ、カネがないなら魔物の素材でもいいぞ」
「素材ね、おkわかった、ちょっとそこらへんで魔物を殺してくる」
「おい、待て」
「空間把握、いた、俊足、影移動」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ふう、ここなら人いねえし、龍人、やっぱやめた、人化状態での戦闘にもなれなきゃな」
「見つけた、こいつはボア系の魔物か」
「ボア系は皮と肉が分厚くて硬いんだよな、じゃあとりあえずこれから嵐撃、サイクロンブレイク」
「ブモオオオオオ」
「チッ、そんな深い傷は入ってねえな、他のスキルなんかねえかな、って、アブね」
「ブモオオオ」
「これは、ダッシュバニッシュ?、てことはこいつはダッシュボアか」
「ダッシュボアなら、熱とか、雷に弱かったよな、んじゃ使ったことないし電雷槍」
すると自分の近くに黄色い雷でできた槍のようなものが5本出てきた、
「ほう、消費MPを増やすことでもっと数を増やせるのか、じゃあまずは5本」
「いけ」
「ブモオオオオオオオオ」
「次は十倍に増やして50本、ちょっときついけどコレなら操作できるな、行け」
「ブモオォ」
「やべ、ちょっと皮とか焦がしちゃったけどまあ行けるだろ、よし影移動、俊足」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「うし、狩ってきたぞ」
「ん?それは!ダッシュボアだと!おい、お前一人でそれを倒したのか」
「あ、ああ、一人で倒したが?」
人間はこんな雑魚も殺せないのか?弱すぎだろ
「まあいい、そいつをくれ、通してやるよ」
「ん、でもこいつの肉は少し残してくれ、後で食うんだ」
「わかった、うまいところを残しといてやるよ、感謝しな」
「ありがとよ、じゃあ入るぜ」
人間はこういうやつは素直で楽だわー、でもこれから冒険者になるし、めんどくさいのに絡まれるんだろうな
「いいぞ、ようこそ、北の大帝国、チュトラリーへ」
「ありがとな、あ、そうだ、冒険者ギルドの場所ってどこだ?」
「街に入ったらすぐ前に魔道具屋があるから、そこを右に曲がって真っすぐ行ったら、左手にある」
「わかった、ありがとう」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
へぇ、コレが街の中か、中も中世って感じだな、お!
「これが、魔道具屋か、へぇ冒険者になったらきてみよ」
「えーと、右に曲がって、まっすぐと、あっためっちゃギルドって感じがする」
んじゃ、ちょっと魔力と殺気を3割くらい出して
「失礼しまーす」
「「「!!」」」
「ん?、あのー、冒険者登録をしたいんだけどー、どこでできるん?」
「こ、こちらでできます、どうぞ」
「はーい」
ここのカウンターの受付嬢は手慣れててんな、しかも他の冒険者たちよりめっちゃ強いな、危険度B+ぐらいはあるんじゃないのか?
「登録でしたら、ここに名前とレベル、ステータス、所持スキルを書いてください」
あ、やべーな、種族とかスキルとかどうしよう、あ、そうだ
「実はちょっと深い事情があってな、奥に入れてくれ、あとギルマスも呼んでくれ」
「流石にそれはちょっと」
やっぱ、そうだよな、
「これでわかってくれるか、スペースボックス、」
「こ、これは、リーパースネークの鱗?」
こういうときでも静かに対応できているな、やはり手慣れている
「奥へどうぞ、ギルドマスターはすでに呼んであります」
「ありがとよ」
よしよし、この調子だな
「失礼します、ギルドマスター、こちらが、例の人です」
「まあ、人じゃないんだけどな」
「なんじゃと?」
「それはどういうことですか!?」
「こういうことだよ、《龍人化》」
「まあこんな感じで、オレ龍人なの」
「りゅ、龍人!」
「ほお、龍人とな」
反応が面白いな、龍人ってそんなに珍しいのか?
「んで、冒険者登録だけどさスキルとかめっちゃ多いんだけどさ、一部書かなくていい?」
「は、はい、一部を書かないと直接の依頼や依頼の報酬金が少し減りますがよろしいですか?」
「ああ、別にいいぞ」
「わかりました、ではこちらに記入してください」
じゃあ、こんな感じにするか
あ、名前どうしよう、んー、今は騙している状態だからなー、騙す、迷う、霧、もや、あ!ヘイズにしよう、たしかどっかの外国語で、もやのことを意味するとかなんとかそんなんだった気がする
スキルどうしよう
《世の理》
《混沌の権能》
《武の境地》
《アサシン》
《逆鱗》
《再生》《咆哮》《威圧》《飛行》《統合武術》《気配察知》《気配遮断》《逃走本能》《道連れ》《龍鱗》《龍鱗射撃》《身体強化》《衝撃落下》 《嵐層撃》《嵐撃》
[魔法スキル]
《嵐流魔法》トルネードスラッシュ、サイクロンブレイク、瞬翼、俊足、突風
サンダーレイン、ライトニングブレイク、電磁身体強化、電雷槍
水粒化、ウォーターマガジン、ウォーターキャノン、水幻獣
《暗黒魔法》エネルギー吸収、毒煙、影移動、影踏み
《空間魔法》空間転移、認識阻害、スペースボックス、空間把握、空間断裂
こん中から選ばなきゃとかだるすぎだろ
種族 龍人
名前 ヘイズ
スキル
《アサシン》《逆鱗》《再生》《咆哮》《威圧》《飛行》《統合武術》《気配察知》《気配遮断》《逃走本能》《道連れ》《龍鱗》《龍鱗射撃》《身体強化》《衝撃落下》 《嵐層撃》《嵐撃》
魔法スキル
《風魔法》ウィンドスラッシュ、突風、瞬翼、俊足、サイクロンブレイク
《雷魔法》ライトニングブレイク、電雷槍
《水魔法》水粒化、ウォーターキャノン
《空間魔法》空間転移、スペースボックス、空間把握
「これでいいか?」
「な!ぎ、ギルドマスター、コレを見てください!」
「ん、どうした、これは、ちょっとヘイズさん、来てください」
「どうしたんだ?、なにか間違えてたのか?」
しっかり話し聞いて書いたはずなんだけどな
「い、いえそういうわけではないのですが、その、あの、」
「なんだよ、はっきり答えろ」
と言いながら少し魔力を開放した
「!!すいません、実はヘイズさんのスキルの数が多すぎるのです」
「どういうことだ?」
「コレだけのスキルの数と、それに再生を持っていて、龍人となると、国や、貴族、裏社会の人間からも狙われます、もしかすると他の組織に入る前にと、命を狙われるかもしれません」
あとがき
こんな感じで北の帝国編始まります、ちなみにヘイズって名前はそこら辺で拾ってきました、
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