第8話

『おれは人間の政治とか色々聞きたくてお前らを生かしてんだけどさ、教えてくれる?』


「断ります」


「嫌」


『だよなぁ』


『まあいいや、一晩猶予を上げる、しっかり考えてね』


『あ、そうそう、逃げようなんて思わないでね、ここ結界に盗撮と盗聴、ゲフンゲフン、結界が仕掛けてあるから』


『ほんじゃねー』


「魔法使いさん私達は」


「ええ、そうですよね、絶対に言いません」


 ・・・・・・・・・・・・・・少し経って


『美味しい、美味しい、樹の実でーす』


「.......」

「........」


『チッ、ノリわりーな』


『そんで、一晩経ったけど答えてくれる気にはなったかな』


「答えません」


「いやです」


『やっぱりかぁ、じゃあ死んで』


『空間断裂』


 ドシャッ


『んー人間のこと聞けなかったし人化して潜伏でもするか?』


『なんか急に暇になったな』


『色々殺したしとりあえず』


『ステータスオープン』


 種族 冥嵐龍(小竜)危険度B+ 

 名前 なし

 Lv 10/100

 HP  460/460

 MP 380/380

 攻撃力360

 防御力150

 魔法力240

 素早さ300

[変化スキル]

《人化》

《龍人化》

《擬態》

[特殊スキル]

《世の理》

《混沌の権能》

《武の境地》

《アサシン》

《逆鱗》

[スキル]

《再生》《咆哮》《威圧》《飛行》《統合武術》《気配察知》《気配遮断》《逃走本能》《道連れ》《龍鱗》《龍鱗射撃》《身体強化》《衝撃落下》 《嵐層撃》《嵐撃》

[魔法]

《嵐流魔法》トルネードスラッシュ、サイクロンブレイク、瞬翼、俊足、突風

 サンダーレイン、ライトニングブレイク、電磁身体強化、電雷槍

 水粒化、ウォーターマガジン、ウォーターキャノン、水幻獣

《暗黒魔法》エネルギー吸収、毒煙、影移動、影踏み

《空間魔法》空間転移、認識阻害、スペースボックス、空間把握、空間断裂

[称号]

《混沌の魂》《残虐の魂》《異界の魂》《武の魂》《哀愁の魂》《殺虫者》《ジャイアントリキング》



 いい感じにステータス上がってるなもう攻撃と速さとかは進化前を超えたな


「んー、進化にもめっちゃ時間かかるっぽいっし」


「きめた、人化して街に侵入しよう」


「よし、人化っと」


 ゴリゴリ、メキメキ


「あーやっぱり龍人形態からでも人化は痛えな、翼とか尻尾とかなくすからか?」


「うし、いってきまぁす」


 そういや、この森を出るのは初めてかもしれん、まあ、なんとかなるっしょ


 確か街はあっちの方にあったはず、


「俊足」


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 said


 人間サイド


 中央大陸聖王国


「!!今すぐ聖龍様と聖王様を呼んできなさい、《神託》と伝えればわかってもらえるはずです」


「了解しました、では、失礼します」


「なるべく早くお願いします、この神託の内容はまずいですね、早く各国の王に早く伝えなくては」



 北の帝国


「なに、中央大陸から使者だと?」


「はい、《神託》のことだ、といえばわかってもらえる、といっておりました」


「なに、《神託》だと?、まずいな、はやくその使者に合わせろ」


「はい、連れてまいります、って何勝手に来てるんですか、あなた」


「やっほー、皇帝さーん、おひさ、あれ、ルナいるじゃん、ヤッホー」


「久しぶりね」


 ヒュガッ


「うわ、危ないって」


「やっぱり躱しますか、殺すきでやったつもりなんですけどね」


「全くお主らは、おい、赫朔、お前が本気を出したらこの国は滅びるからやめろ、というか、龍は魔力が大量にあるはずじゃろ、なぜ魔力探知にかからんのじゃ」


「それは人化を使っているからだよ、それにぼくは一応聖龍だよー、それに、ぼくは年頃の可愛い女の子なんだよ〜レディにはもっと接し方ってのがあるんじゃない?」


「いいから、早く神託の話しをしろ」


「そうだね、信託によると混沌の龍が〜...............」



 南の共和国


「王よ、聖王国から神託のことで話しがあるそうです」


「わかった、通せ、あと鳴撃を呼べ」


「やっほー、こっちの王様も久しぶりだねえ、元気してる?、ちゃんと食べ物食べてる?」


「ハア、早く神託の話をしろ」


「でもでも、ぼくはいまこれ分身だから、維持するのが難しいんだよ、本体は東の大陸にいるからものすごく疲れるんだよ!」


「しるか、どうせ、聖龍にはそんなこと余裕だろう」


「へへっ、バレた、えっと、神託だったね、なんか混沌の龍がー」



 西の部族


「誰だ、そこにいるんだろう」


「おお、すごいね、ぼく、結構本気で気配消してたんだよ、やっぱ、本体が遠いと、全力を出せないのかなぁ」


「で、なんのようだ、聖龍とあろうものが」


「《神託》の話し、聞きたい?」


「《神託》だと!、まずいな、早くきかせろ、それと、炎帝を呼んでこい」


「混沌の龍がなんとかってー」



 東のとある山奥


 ・・・・・・・・・・・・


「君はなにをしに来たんだい、ミューシャ、言っておくけど、僕は戦争には参加しないよ」


「さすが刃雷、この状態で全力で気配消してたし、魔力も抑えてたんだよ、それにこっちに背を向けてるのにわかるなんてすごいね、さすが、ディキア」


「なんのようだと聞いている、僕の生活を邪魔するのなら、たとえ君だとしても容赦はしないよ、ミューシャ、」


「だめだよ〜、ぼく達が本気でやったら大陸の1つ2つくらいは消し飛んじゃうからやめとこ」


「それに僕は君を殺しに来たんじゃないんだよ、神託って知ってる?」


「なに?神託だと、じゃあなぜ王のところに行かない?僕より王のほうが適任だ」


「冥界の力と轟嵐の力を司る混沌の龍がこの世を蹂躙する、ディキアならコレでわかるでしょ」


「混沌の龍だと」


「ちょいちょい、殺気を抑えてくれない?、それにこの大陸はもう腐ってるよ、金と権力だけを求めて堕落した、昔は勇気と希望に溢れた子供だった王も、今では、そこら辺の悪徳貴族と変わらないよ」


「そうか、じゃあ、神託の話し詳しく話してもらおうか」


「つまり僕たちに協力してくれるってことね」


「僕たち?、まさか、聖王国か?」


「そうだよ」


「聖王国のやつはちょっと苦手なんだが」


「気にしない気にしない、それと次の神託の時まで僕暇だからディキアのとこにいるね」


「は?」


 あとがき

 こんな感じで新キャラのディキアとミューシャのイチャイチャが閑話で続いたりします、リア充のこと書くのはきついと思ったけど、結構書いてて楽しいです。

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