離さない?〰️明日が楽しみ

@marude1123

はなさない?

 どこからともなく泣き声が聞こえてきた、赤子の様な?泣き声!その声は私以外も聞いていた。

 場所はデパート、時間は夜!仕事終わりで私はそこにいた、泣き声を聞いた私と他の人は泣き声の主を探しまわった。

 大きな泣き声、ただ事ではない様子に私も気になって探していた、多くの人が探すその中で印象的な人物がいた。

 容姿は性別不詳、年齢も不詳、何よりも奇妙だったのは、その人物は白衣を着ていたのだ、その白衣に謎の汚れを付けて。

「はなさない、もうはなさない!」と呟いているのだ! 

 そんな人物を一瞬見かけて、探しまわっていると……歓声?悲鳴?が聞こえた、聞こえたら、泣き声は聞こえなくなった!

 泣き声が聞こえなくなったら、私の興味もどこかへ行ってしまった。 歓声はまだ聞こえているが、買い物をしてから私はデパートを出て自宅へ帰る事に、 帰る途中、私の気分は沈んでいた。明日が憂鬱なのだ、来ないでくれ明日、今日は日曜日、早く帰ってデパートで買った酒を飲もう! 帰り道、救急車のサイレンを聞いた。  「……」

 住まいに帰った私!風呂に入る、湯船に浸かって泣きそうになる、ビクビクしている自分が情けない!月曜日がなんだというのだ。と言葉に出して私は風呂から上がる。

 風呂から出て感じたのは、外が何だか騒がしい? 気がする それはさておき「…フフフ」

 私は酒を飲み始める、明日の事なんて考えないように、どんどん酒を飲み続ける、だけど、ため息が出る、好きな映画でも観よう

 観賞中は全てを忘れて楽しめた、映画が終わると虚しくなった…もう寝よう、私は布団に入った。

 ……眠れない、「うーん」外が騒がしい、眠れない時、私は妄想をしている!

 デパートで遭遇した出来事をネタに寝る前に観賞した映画の様な物語を想像した。

 白衣を着た性別と年齢不詳の人物!奴はフランケンシュタインで、泣き声の主は奴が造った怪物! 白衣の汚れは血だ! それで、外は騒がしく、今夜は救急車のサイレンがやけに多いから……うん

 怪物は……人類を滅ぼす力があって、外が騒がしいのは、怪物が原因で!

「はなさない!はなさない!」と呟いていた、さしずめ怪物は「離さないで!離さないで!」と言ったのかな? 「アハハ」

 ……寝て起きて、朝が来たら、世界が終わっているかもな! そしたら月曜日がきても構わないさ! 妄想のお陰で気持ちは少し晴れていつの間にか眠っていた。

 夢を見た、そして朝が来て、外を見る、私は一言 「やっぱりなぁ~」

 

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

離さない?〰️明日が楽しみ @marude1123

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ