番外編まとめ
番外編 1000pv記念(を装った疑問解決コーナー)
レイ「さぁ!初めてやって来ました!疑問解決のコーナー!!イェーイ!!」
「やけにテンション高いね。どうしたの?」
レイ「このコーナーは魔族に見られることのない特殊な回線でお送りしているので、何を言っても恥ずかしくないのです!」
「ここでも中二病か…。」
胡桃はレイに誘われてここに来ているが、何をすれば良いのかレイによく聞いてないのである。
「所でレイ、レイの自室に呼び出された訳だけど、何をするの?僕何も聞かされてないんだけど。」
レイ「まぁまぁ、私の
レイが指を刺したところには、魔法陣が木の板に書いてあった。呪いかな?
レイ「これに喋ってみて!」
胡桃「あ、あー。」
特に変化は感じられないが声に自我が芽生えた気がする。まぁ、気がするだけだが。
レイ「はい、胡桃。椅子を用意しておいたからここに座って魔法陣に喋ってね。」
胡桃「分かったよ。」
胡桃が椅子に座る。
レイ「はい!じゃあ始めようか!!」
レイは机の中に手を突っ込み、一通の手紙を取り出す。
レイ「えーと、まずは、これからだね。」
胡桃「え?なにそれ?」
レイ「疑問が書いてあるお便りだけどどうかした?」
胡桃「そんなの用意されてたんだ。」
レイ「勿論だとも!それでは読み上げるぞ!えーとなになに?」
[一通目]
コミュ障のくせに何でコメントを気楽に読めるん?
Aより
胡桃「え、言い方きつ。」
レイ「とりあえず、これに答えたらAさんは即刻処刑で!」
レイはどこから取り出したのかライターを手に持って一通目の手紙を燃やした。
レイ「では疑問に答えますけど!私、魔族との会話が無理なんです!一般人との会話は普通なんです!てか、余裕なんです!」
胡桃「また中二病が発動してるよ。」
胡桃は呆れ顔で呟く。
レイ「じゃあさ胡桃は猿百匹に話しかけても緊張ってする?」
胡桃「いや、しないし。やらないけど。」
レイ「じゃあ呆れ顔をするな〜ッ!!」
レイは長机をちゃぶ台返しの様にひっくり返し、手紙が空に舞う。
胡桃「わ、危な!手紙が迷子になるって。」
レイ「はぁ、スカッとしたし、まあ良いや。それじゃあ!次のお便り行ってみよー!!」
[二通目]
組合長の性別は?
Bより
レイ「男性ですね。はい次!」
[三通目]
組合長と自然に話せるのはなぜですか?
Cより
レイ「クミアイ長は魔声語を使用していたけど、胡桃から彼がいる街は人間の街と言われてたので人間何だろうと思って緊張しなかったよ。はい次!」
[四通目]
これ本当に2日の出来事ってマジですか?
Dより
胡桃「内容は濃いけど確かに2日だった気がする。」
レイ「胡桃が言うから正しい!はい次!」
[五通目]
ダンジョンの構造はどんな感じですか?
Eより
レイ「胡桃頼んだ!」
胡桃「ダンジョンは上から下へ向かう下降式ダンジョンで、1階層事の面積は30平方キロメートルくらいかな。」
レイ「胡桃、解説ありがとう!はい次!」
[六通目]
ダンジョン探索遠征隊のみんなはこれからも登場するのですか? Fより
レイ・胡桃「さぁ?」
レイ「はい次!次で最後!!」
[七通目]
カシャパシャって何ですか?
Gより
レイ「私の世界にあった、映像を切り取る魔道具の名前だね。」
胡桃「いや、ネーミングセンス……」
レイ「私に言わないでよ!!」
レイはスゥッと息を吸い込み、吐き出す。
レイ「はい、これにて疑問解決コーナーおーwa」
胡桃「ちょっと、僕からも質問して良い?」
レイ「ん?良いけど……。」
胡桃「今、レイのステータスってどれくらい?」
予想外の質問を問われて、レイはじわり、じわりと後退る。
レイ「えーっと、その質問には答えられないかな〜。あはは…。」
胡桃「何で?組合長には見せたんでしょ?」
胡桃の圧がどんどんと増していく。
レイは胡桃の圧に気圧されて、魔法陣の前から離れる。
(胡桃は大切な友達だ。だけど、こんな人外みたいなステータス、本当に信じてくれる人か、自分が不都合な時にしか見せたく無い!だって、不審に思われたく無いんだもん!)
「ごめん!それには答えられない!」
瞬間、レイはダッと走り出し、その部屋から出ていく。
胡桃「あ、ちょっと待ってよ〜!」
胡桃も急いで後についていく…。
そして、レイの部屋には誰も居なくなった。
↓今のレイのステータス
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名前: レイ(16)
職業: 未定
レベル:9
HP 1800/1800
MP 1350/1350
ATK 278
DEF 250
MATK 410
MDEF 380
AGI 220
DEX 320
EVA 350
★スキル
[言語理解][自動翻訳][逃走(小)]
[暗黒魔術(小)][クリーン][剣術(小)]
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