第4話
カーレースのグランプリは毎週開催されていた、涼子が賞金をだして射幸心をあおっていた。レースに参加すると時折賞金がもらえるので病みつきになるものも続出した。レースの常連になると、より刺激を求めて、自然と大山のギャンブルレースのほうにいってしまう、涼子はギャンブルレースには関わらないようなふりをしているが、あきらかに誘導はしていた、大山がもらしたようにうらで仕切っていたのかもしれない。
私は秋野刑事に私の勝手な行動を誤って、涼子のことを少し調べてほしいと頼んだ。特にお金に纏わる行動を調べてほしいと頼んだ。
数日後、秋野刑事が留置場室に来た、彼は今までの調べが甘かったといい、頭を下げた、「彼女はとんでもない女だったです。」「競馬のノミ行為やかけ金の強引な集金、、涼子の父親である上村竜二と一緒にやっていた前がありました。上村竜二は元々反社の人間で集金には手段をえらばなかったようです」「おそらく、お金に纏わることはすべて彼が仕切っていたようです、それから気になることがあります、彼女は従業員には必ず民間の保険をかけていました」「それは一番気になるな、」私は一瞬、涼子を訪ねようとおもったが、肝心なとことは話さないだろうと思い、春男の母親をたずねることにした。彼女は古傷をかきむしられる思いをしながらも気丈に答えてくれた。「春男が亡くなつてから3か月ほどたって涼子さんがお見舞金ですと言って200万ほどをもってきました、最初はびっくりしたんですが、従業員保険の一部ですと言って渡してくれたんです。その後よく解らなかったんですが、受け取りにサインをさせられて、帰っていきました。大金を頂いたのでただ言われるままにしていました。」
私は秋野刑事に保険のことをもっと詳しく調べてくれるように頼んだ、
保険金は実際には1000万円はいっていた、春男の母親は保険の詳細はわからなかったので、800万の差額は涼子がとってしまったことになる。
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