第3話 草の都の防衛林(小話)
「わぁ!鉋!おっきな可愛いお花がいるよ!!取ってもーいい?」
白菊が指した指の先には植物系の魔物がいたのだった
鋩鉋は自身の頭を押さえて絞り出すように言った。
「、、、白菊。それは魔物だ、、、植物ではない」
白菊は首を傾げる。
「でも、植物だよ?」
「植物だけど植物じゃないんだ、、、」
「なんでー?何が違うの?」
白菊が首を傾げる。
「、、、」
鉋は目眩がしてきたので黙る。
「ねぇ〜聞いてる〜?鉋〜」
実は数刻前に、白菊が街道を歩くのがつまらなくなってしまったため、白菊の独断で直線に向かうルートに変更してしまったのだった。そして、そのルートは草の都の防衛林(草の都が改良した魔物が蔓延っている)を横断することになり、6時間ほど魔物との戦闘が継続的に発生しているのである。ちなみに慈雨が出発する前に護衛の話をしていたが、あれは白菊よりも護衛の心配をしていたのである。
「
ずっと魔物と戦闘しているためいつもは寡黙な炎龍獅子の副長でさえ精神がズタボロなのである。
「よっしゃぁあ!!野郎ども!!お花摘みの時間だぞぉ!!こんな魔物を作った草の都の奴らに花束をプレゼントするぞぉお!!」
そしてその炎龍獅子の隊長もあたり前のようにヤケクソである。
「「「アイサー!!」」」
炎龍獅子の部下たちが雄叫びを上げながら魔物を切り捨てて行く。
それを見かねた鉋も神威の力で援護しながら白菊を荷物のように肩に乗せて走って行く。
そして、旅人が誤って防衛林に侵入したという報告を受け、出動した草の都の警備軍隊が全員があおざめている。
「隊長、、、どうしましょう、、、」
「俺等は何も見ていなかった。良いな?」
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草の都の警備軍隊多分また出てきます。
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