第4話 ハッカーとして
私の通り名は『マスター・オブ・ザ・ペーパー』だ。ハッカーとして、名前が付くのは光栄である。
そして、常にチェクしているのが。時に味方、時に敵の警視庁サイバー課だ。ここにはハッキングの情報が沢山集まる。
うん?
今日はいつもと違う。東京の通称、ゆりかもめのハッキング予告が届いているのだ。ゆりかもめをジャクして逆走させて車両を正面衝突させるとのテロ予告だ。
お偉いさんは公表するか迷っている様子だ。
複数の海外サイバーを使っているから簡単なイタズラではない。
ふふふ、ここには私の出番だ。私は脅迫メールを解析して複数の国のサバ―を渡り歩き、最後にとある国の海外サイバーに行きつく。もう、一歩で犯人のパソコンだ。
そこで、私は脅迫メールを送信する時に生じた微弱なセキュリティホールを発見する。
OK、後は簡単、犯人パソコンにたどり着いた。そこで見た犯人のパソコンの内容は金銭目的であった。 二通目の脅迫メールは金銭を要求しているのだ。
ここで犯人のパソコンを壊す事は簡単だ。
しかし、それでは面白くない。
私は速攻でコードを書く。犯人のメールが海外のサイバーを使わず。直接、警視庁に届く様にした。これで明日の新聞に逮捕の2文字が載るであろう。私はキッチンに行きブラックコーヒーを入れると今日のハッキングについて満足を得るのであった。
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