第3話 俺葉池面

更新遅くなってごめんなさい。

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「もう、ここで言わせてくれ!」


「信濃飛鳥たん。俺と付き合ってくれ!!」


いろいろな意味で混乱していた頭のなかに耳からはいってきた情報が鮮明に浮かび上がる。

突っ込みたいことがたくさんある。


まずさ、飛鳥たんって言わないで!?

なに?!飛鳥たんって、おまいらオタクか何か???はっきり言うぞキモいまじで、


他にもあるけど、一番言いたいのはやっぱり、

これなんだよ!?そもそさ!俺は男だよ!?ボーイズラブは無理ですはい。いや、別に愛の形は人それぞれだし、同性愛だって良いと思うよ、でもさ、自分がされるのは違うじゃん?ソユコトよ、


「あの~、俺男。君男。俺、男、恋愛、無理」


だからこそ、しっかりとそれを伝える。ちょっと外国人?ぽいけども

ぶっちゃけちゃうと、俺葉君から告白?されるのははじめてではない。

1年の4月から毎月告白されている。

最初の方は

飛鳥さんと、少し遠慮がちな感じで、そして半年たつと飛鳥ちゃん。(←この時点で俺のファンクラブが設立されていたらしく、その会長をコイツが勤めているらしい)だったのに、さらに半年たった今日この日、飛鳥たんにまで進化していた。一部の人がたまに影でそう呼んでいるのは知っている。知っているが!流石に面と向かってたん付けは無理だよ。無理、無理過ぎる


「知ってます。だがそれが良い(キラッ★」


「キラッ★じゃねぇんだよ!」


白い歯をしっかりとだして、イケメンなスマイルを浮かべる俺葉君。ちょっとどや顔な気もするがそれに対して飛鳥は嫌そうな顔で鋭いツッコミを入れた。


「おっっふっっっ♡」


キラッ★がウザすぎて思ってたよりも強く言ってしまったのだが、返ってきたのはピンク色の声と例えるのが相応しいものだった。

しかも、クラスの端で俺たちの様子を見ている人たちからも『なんだコイツ』みたいな視線で見られている。

本当になんなんだよ、おっっふっっっ、って、しかも語尾にハートまでつけやがって。

俺もコイツと同類、みたいな視線を向けられるのは嫌なんだが。


「それでさ、どうかな?俺なら君とも、釣り合うと思うんだ。」


「い、いや、男はちょっと………」


そう、自信満々に言ってくる俺葉君。君しつこい、しつこいよもう、それに、釣り合うとか、どうでも良いじゃないか、あと嫌だつってんだろが。


「遠慮しないでくれ。俺は君のどんなとこでも受け入れる。だから飛鳥たん!そろそろ俺と付き合おう。今!すぐに!」


「遠慮します。」


遠慮します。真面目に。ガチで。無理

なんか、カッコよさげな台詞だし、俺が正真正銘な女の子だったなら堕ちていたかもしれない…………………いや、無いな…うんないない。そんなことはあってはならない。


そして、そんな俺の言葉を受けてか俺葉君は頬を赤らめてから声にならない声をあげた。


「んっ~~~~~~ーーーっ♡!」


いや、悶絶すんなよ、というかこれは快楽を得ている?くそドMじゃねえか(知ってた)

それと、今の俺の言葉のどこに悶絶?する要素があるの?!ねぇ、キモすぎる、まじで無理


これには流石に頬が引き吊ってしまった。クラスの何人か、特に女子は汚物を見るような目で俺葉君を見ている。


[一瞬目があった人だけ目が肉食獣で獲物を襲おうとするソレな人も俺葉君を見つめていたが、いなかったこのにしよう。]


恐らく今の俺の目は相当冷たい眼差しで俺葉君を睨んでいることだろう。


「キモいよ、ガチで。」


おっっっと!、心の声が漏れてしまった


「ッ!?もっと、強く………」


そして、その、冷たい目線がダメだった。

どうやらさらに刺激を与えてしまったらしく、視界が少しだけ滲んでくる。




「もうやだこいつ………」



本当にやなんだけどなんなのまじで、


そんな意味を込めて遠くで沙羅と一緒になってゲラゲラ笑ってる大和に目を向ける。


俺の視線に気付いた大和は流石に可哀想と思ったのか(というか可哀想と思っていて欲しい)苦笑いを浮かべながら近づいてくる。


「俺葉君。飛鳥も嫌がってるし今日はこれくらいにしといたら、?」


柔らかく、そう、言って近付いてくる大和を見た俺葉君は、強く言いはなった。


「出たな!我が恋敵め!そうやって俺をのけ者にして飛鳥たんとイチャイチャするきだな!


それを聞いて即座に否定した。


「「いや、違うし」」


何ですか被るんだよ大和。

絶対言われるよ息ピッタリだって。


「飛鳥たんと息ピッタリではないか!!」


顔を真っ赤にしてそう叫ぶ池面。

それを聞いてどっっと気持ちが重くなる。


ほら言われた。

あと、飛鳥たんって呼ぶな!


「あと、飛鳥たんって呼ぶな!」


およよ、また、心の声が漏れてしまった。


「だが、断る。」


「断ってんじゃねぇぇぇ、」


しかし、俺葉君は俺の漏らした心の声にたいして真顔で言いきった。

まじで断ってんじゃねぇ。


「おい!ハーレム野郎!他の娘達だけでは飽きたらず、俺の飛鳥たんにまで近付くなんて!」


すると、今度は近付いてきた大和を、ぎろりと睨み付けてそう叫ぶ。


「いや、お前のじゃねえし」


「ハーレム野郎って言うな!」


ハーレム野郎と言われたことに大和がツッコミを入れる。

というよりも何故コイツが大和の事をハーレム野郎と言ったのかがわからない。


「ってか、何で俺がよく使う大和の呼び名知ってるんだ?」


「飛鳥たんの事なら何でも知ってるのさ☆!」


純粋な疑問をぶつけてみたが、真剣な目と、白い歯をキラッと出して即答された。


流石に怖い。怖すぎるんだが!え?てか、盗聴機とか仕込まれてないよな!?大丈夫だよね?


「え、怖いんだが」


「ほら、飛鳥たん!一緒に行こう!良いホテルを取っといたんだ。絶対良い夜にしてあげるから」


何でコイツホテルとってんの!?

思わずツッコもうとしたのだが精神的流石に限界が来たようで、そんな気もおきない。


「もうやだ、こいつ…………アリサ。」


『はい。マスター。』


流石につらくなってきたのでアリサに助けを求めることにした。あと、ホテルは絶対行かねぇ

すると突然俺の周りの空気が乱れ、風が吹く。

その、風をだしている大元をみると、


黒い期待に青い狼を象ったシンボルマークとARISAの文字。4つのプロペラから風を鳴らして待機している三機のドローン。


その三機のドローンが、俺葉君の周りで三角形を象りホバリングする。

機体の腹部がパカッと開き、それぞれのドローンからアームがこんにちはしてきた。



「え?ちょっ!まって、」



そのアームが俺葉君の腕の付け根と首元を掴み、ブォォォォンと大きなモーター音と風を付加しながら俺葉君を連行していった。


「飛鳥たぁぁぁーーーん!!愛してr(ぶへぇ」





  『◆◆◆Missioncomplete◆◆◆』



教室中にアリサの機械音声が鳴り響いた。








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あとがき



圧倒的なネタ回になってしまいました。

はたして、読者の皆様からのウケはとれたのか



♡や★、コメント特をくださると自分のモチベとやる気がみなぎるので頑張れます。

そして、泣いて喜ぶので是非!


それでは第4話でお会いしましょう。バーイ



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人を愛せない天才は、嫁(AI)とイチャイチャしたい! とるっぽう @toruppou

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