ハヅル博士とトリス氏

羽弦トリス

第1話薬剤の開発

ハヅル博士は、生物学者。

主に、人体に及ぼす薬品の研究を行っている。

ハヅル博士は45歳。

27年研究している。だが、今、製造している薬品は独自で秘密裏で研究していた。

モルモットに薬剤を投与すると、その

モルモットは薬剤を投与していない他のネズミを食い殺した。

「やった!完成だ……この薬の名は『R1号』だ。この超兵器の実験台は私自身にしよう」

ハヅル博士は、10CC左腕の静脈に投与した。


目を覚ましたのは、翌朝、7時

昨夜は注射器でR1号を投与したのだが、疲れているのか、ベッドに寝ていた。

この薬剤は、睡眠効果がある。もしかしたら、睡眠薬の新薬として売り出せるかも知れない。

だが、R1号を投与したモルモットは他のモルモットを食い殺した。

まだまだ、研究の余地がありそうだ。


ハヅル博士は、牛乳を飲もうと冷蔵庫を開いた。

その瞬間彼は驚いて、声も出なかった。

何故なら、冷蔵庫に胴体の無い猫の頭部が、ラップで巻かれて冷やしてあったのだ。


『誰だ?私は猫好きでこんな事をした覚えがない。しかし、賊は何の目的に猫の頭部だけを冷やしたのだろうか?』


そこには、メモ書きが。自分の文字ではない。

『あなたの好きな、ニャンコちゃんを冷蔵庫に入れました。胴体は解体して冷凍庫に入れてあります』


ハヅル博士は、恐る恐る冷凍庫を開くと、猫の肉のバラ肉が冷えていた。

悪質な嫌がらせとして、博士は警察に110番した。

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ハヅル博士とトリス氏 羽弦トリス @September-0919

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