3.惑星保護団体
「要は宇宙人が攻めてきたってこと。」
それを聞いた
その瞬間、部屋に置いているラジオからまたもや音声が流れる。
『……あー、あー、マイクテスマイクテス。
えー、
……これ聞こえてるよな。ま、いいや。来ない人は知らないってことで。』
そう言うと音声が止まった。
星海高校、
なんてことはどうでもよくて、それを聞いた三人は急いで業務作業員室へと向かう。
入ってきた入口のすぐ横の位置にある、倉庫のような場所だ。
その中には既にかなりの星海の1年生徒が集まっており、すこし狭いくらいだった。
「お、そこの嬢ちゃんらで最後にするか。
鍵閉めてくれ。」
そう言われた
それを指示したのは生徒らの前に立っている軍服姿で、髪型をオールバックにして固めている男性だった。
「さて、とりあえず自己紹介でもするか。
俺の名前は
惑星保護団体と言う単語に関しては先程聞いたが、幹部に関しては聞いた事のない生徒たちがざわつく。
そんな中、
(テラフォーマーズみたい……)
なんてことを思っていた。
「あの、幹部とは……?」
ざわつく生徒の中から声がする。
声の主は
生徒会であり、容姿端麗、成績優秀の女子生徒だ。
「あー、それの説明でもするか。
えっとな、惑星保護団体ってのがあるんだが、その中での
まあつまり結構強い。尊敬してもいいぜ?」
そういった
「あ、それで諸君を呼んだのはその惑星保護団体に入ってもらうためだ。」
それを聞いた途端、生徒全員が大声を上げる。
「「「ええええええ!?!?!?」」」
「はっはっは!!!そんな驚くなって。
元々星海高校は入試に特別試験があったろ?」
そう、星海高校、もとい星海特別異能高等学校は秘密裏に特別な能力をもつ人間が集められる高校である。
が、それは世間に公表されることは無い上、入学後にマイクロチップによって異能は使えなくなるため、基本的にその事を覚えている生徒は少なかった。
「……でもマイクロチップ?みたいなのってどうするんだろ。」
それが聞こえたのか、
「ははは!!マイクロチップって簡単に取り付けれる分、取り外しも簡単だぜ。
だからその点はこちらで対処する。
だから俺たちと共に惑星保護団体に入る――
つまり、宇宙人と戦ってくれるか?ってことだ。」
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