2.シェルター
「……ってことがあった…!」
深刻そうな顔で
それを聞いたソラは彼女らを連れて外に向かう。
玄関を開け階段へと向かう時、遥か彼方の空に、神殿のような、まるで神様が降りてきたかのような、そんな建造物があるのを見つけた。
あんな所にあるはずの無いものだった。
「
大声でそう言う
エントランスに着くと周りからは子供の泣き声や、聞いた事のあるクラスメイトの声がした。
今まで何度も通っていたエントランスの地下に、こんなに大きなシェルターがあることをほとんどの人は知らないだろう。
シェルターの入口にいる軍服の人に部屋番号の書かれた鍵を受け取った
「えーっと、五十五……ここを右か。」
シェルターの中は迷路のようになっており、かなり多くの部屋と大量の食料を保管してある倉庫、業務作業員室のみがある。
五十五、と書かれた鍵を使って扉を開くと、
「思ってるよりもいい部屋だねー。」
呑気な声で言った
「さーてと、ちょっと電話するね。」
ここで数日は暮らすことを予想している
それを見た
丁度、三人の電話が終わったところだった。
机の上にあるラジオから、女性の声が聞こえる。
「…………こちら、
現在、日本人口全員の安全が確認できましたので、順を追って説明いたします。」
三人が息をのみ、静かに聞く。
「今朝、日本国九州地方の上空1500メートル付近に神殿らしき構造物を確認しました。
調査の結果、それが地球外生命体の本拠地であることが判明、現在和解を行っているところです。
この未確認飛行物体の名を
FOについて分かっていることがほぼ無い為、当分はシェルターでの生活をお願いします。
繰り返します、今朝……」
という内容だった。
それを聞いていた
「ええ!?どゆこと!?」
それを見たメモを取っていた彼女が
「要は宇宙人が攻めてきたってこと。」
と。
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