第3話

チートの中でもまあまあな強さを手に入れたのを知った所で「お前魔力の使い方知らなそうだよな」ということで魔力の使い方講座を受けることになりました。

いやぁ悪いね。

だいぶたいそうな研究所話なのに。

俺1人に構ってもらって。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「俺は指導役・・・という立場でやらせてもらってるここ唯一の戦闘員の御和みわだ、よろしく!」

「よろしくお願いします」

この人素手だが、いつも徒拳で戦うのかな?

「では、はじめるぞー、あんまり弱音は吐かないでくれよ、期待してるぜ。」

大丈夫か?いきなり戦闘とか無いだろうな。

そんな心配は無意味で・・・

「魔力は減少に変換する場合と、体や武器などに直接纏ったり注入する場合がある。普通に使う分には後者の方がやりやすいが、極めるとなると精密な魔力操作が必要になるため、前者の方が極めやすいとされている。」

こんな風に普通に授業してくれた。ヨカッター。

「魔力を体にまとうことをで身体強化や、回復促進、魔力内の気温の安定化など、様々な効果が見込める。」

「というわけでやってみろー」

やれと言われたらやるしか無い。

まぁでもアニメとかでそういう演出見まくってたから大丈夫でしょ。

身体中を魔力が巡り体の外に魔力が出ていくイメージで、、、

を、!!なんか体が軽くなった気がする。

「………………………………………………………………………」






「はぁ!?」

御和さんが叫ぶ。

「どうかしましたか?」

「ありえないありえないありえないっ

今まで魔力すら知らなかった子供がっ!

なんのアドバイス、はぁ、もなしにっ!

一発で魔力をまとうなどっ! はぁ、はぁ、

ありえない!!」






一通り叫び終えたので少し落ち着いたようだ。

「また、僕なんかやっちゃいました?」

「あぁそうだよそうだとも。初めてで魔力をまとうやつ初めて見たよ」

これは、あれだな。無意識にすごいことするどっかのやつの気持ちがわかるわ。

しらねぇよ!!

「落ち着け御和。記録上1人はいるぞ、それでもすごいことには変わり無いけどな」





このあと杉さんにさっきのことを含めたこの世界のアタリマエを教えてもらうこととなった。

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