第12話 栄光、隣り合わせの破滅(終)

翌日、元老院が開かれゴンド族退治のための派兵が許可された。一週間後、ガラムスは2万の騎兵部隊を率いて出陣していった。2万といっても、騎兵は5千ほどで、残りは軽装歩兵や貴族の荷物持ちの奴隷たちで構成されていた。


一か月後、ゴンド族に包囲されているボレルドの町の近くに陣を構える。先行させていたブルタコスの斥候部隊と合流して陣の配置や地形の詳細を報告させた。


「小競り合いはあったようですが、町への被害は報告されていません。包囲も穴だらけで、夜中に町に出入りすることも可能です。」


「ゴンド族から何かしらの要求でもあったのか?」


「いえ、属州総督のテクニアスからの連絡にそのような報告はありませんでした。」


「それでは、ゴンド族の地に内紛か飢饉でもあったのか?」


「それもありません。今年は豊作のため収穫や家畜の処理で大忙しだと商人たちから聞いています。」


・・・はて、略奪目的なら奇襲で町を落とすことも可能なはずだ。それにたった3万で数ヶ月に渡って包囲を続けている意味がわからぬ。何かの陽動か・・・いや、罠だな。


ガラムスはボレルドの町が無事なことに安堵するとともに、ゴンド族の行動に疑問を持つ。「人が行動するときは必ず何か明確な理由があるはず」と考えているからだ。


「テルムンスよ、お前はゴンド族のおかしな行動をどう考える。」


「おかしいのですか。数年前に我がラーマ軍に打ち破られた復讐と考えていますが・・・。」


テルムンスは永年ガラムスの騎馬軍団兵を預かる右腕として活躍してきた人物だ。大柄な体格で武術にも優れ、軍の先頭に立って戦う勇猛果敢な武将であり頭も切れる。ガラムスと共に副将として戦場を戦い抜いてきた男だ。その発言は無視できない存在でもある。


「なるほど、一昨年討伐したボロンカス族の残党が合流したと聞いているが、その流れか。」


「はい、寄せ集めでは統一行動も取れず、中途半端な行動になっているのではないかと考えます。」


ガラムスはその話を聞いて納得したわけではなかった。しかし、


・・・勘のいいテルムンスがそう考えるならそうなのかもしれない。


と軽く考え、翌日には決戦を仕掛けてみるということになった。


ほぼ全裸で戦う遊牧民相手ならば、タイミングを計って強烈な一撃さえ加えればアッと言う間に敵は敗走させることができる。遊牧民の一人一人の戦闘能力は高いのだが、鎧を着て規律で動くラーマの軍と違って、劣勢になったので一旦逃げるということに長けていた。

そこで負けても再び集合すればまた戦える、と考えるのが遊牧民的な発想だ。その遊牧民を一気に殲滅するというのは、手間がかかり根気のいる作業なのだ。


翌日、ゴルゾ族が包囲するボレルドの町に向かって進軍していると、斥候からの報告が入る。


「報告します。ゴルド族は包囲を解いて撤退したようです。」


「どこへ向かったか探れ。見つかるまで帰ってくるな。」


情報収集を第一に考えるガラムスにとって、敵の動きが補足できない上に不可解な行動をする相手を異常に警戒する。

ガラムスは軍団をボレルドの町に向かわせると、自らゴルド族が包囲していた陣営の後を見分していた。大量の馬の糞や煮炊きに必要な竈の後を確認していると緊急の報告が入った。ラーマ軍の町への入場を拒否されたと言うのだ。


・・・しまった。テクニアスが敵と通じていたか。


ガラムスはすぐに全軍撤退の報を出して野営地に退却する。

テクニアスはガラムス派としてガラムスの味方をしていたが、庇護民としてパトロンから保護を受けてるという関係ではなかった。

テクニアスも一派閥の長なのだ。ガラムス相手に独占の座を狙って戦いを仕掛けてきたとしても何の不思議もない。それがラーマなのだ。


そして、日が暮れかけた頃、野営地に到着したガラムスに衝撃が走る。テクニアスとその配下の騎馬兵団が行方不明となっており、2万以上いた軍団が1万ほどの軽装歩兵軍のみとなってしまっていた。


その夜、指揮官たちなど主だった者たちを集めて軍議を開く。その中には斥候部隊を任せていた甥のブルタコスも現れなかった。


・・・恐らく敵に寝返ったのであろう。まさかここまで用意周到とは思わなかった。そういえば、斥候部隊にカティナの一派がいたな。あいつらも仲間か。


カティナの一派は選挙に負け続け、借金漬けでいつも借金取りに囲まれていた。元老院議員にはそういった負け組の借金破綻者が多く存在していた。

ラーマ政界は出世競争が激しい。脱落した者は子を売り妻を売り、最後は自分を売って奴隷となり一族は解散していく。そんな中で何世代も続く貴族の家系は珍しい。有力貴族といっても、突然没落することは珍しくないのだ。


会議は紛糾した。本来なら夜を徹して撤退するべきだが、丸一日行軍していたため兵たちだけではなく、指揮官たちでさえ疲れ切っていた。


「逃げたいものは逃げよ。だが、情報が掴めない中で無事に逃げられる保証はない。覚悟を決めておけ。」


ガラムスはそう宣言すると天幕を出て草の上に寝転び、星空を眺めているうちにいつの間にか寝ていた。


次の日、日が昇る前から食事を摂る。固いパンとチーズを挟んで食べながら、麦がゆをすすっていると報告が入る。


「砦の周囲は敵に囲まれています。」


「そうか、準備がいいな。どのぐらいの兵が残った。」


「ハッ、3千ほどです。」


ガラムスは立ち上がって、明るくなってきていた周囲を見渡す。砦の外には半裸のゴルド族たちが見えた。その中には鎧を着たラーマの軍も混じっていた。


・・・逃げ道も無しだな、どうやらここまでか。


ガラムスの覚悟は決まった。


「そういえば、お前は逃げなかったのか。」


隣に控えている奴隷のトラッサムに話しかける。


「いえ、私の逃げ先はご主人様の近くですから。」


ガラムスはそれ以上何も言わなかった。


しばらくするとゴルド族側からの使者がくる。


「さてどうするか。」


ガラムスが誰ともなく話を振ると、


「もちろん切り伏せるべきです。」


「生かして返す義理はありません。」


残った者たちは、ガラムスに忠誠を誓い、共に戦場を駆け巡った同志たちだ。


・・・今までよく付いて来てくれたものだ。やはり、こいつらにも何か報いなければならないな。


ガラムスは敵の使者と会うことにした。


「降伏する気はありませんか。できるだけの助命はさせていただきます。」

使者として現れたのは、昨夜のうちにガラムス陣営から逃げた若い逃亡兵だった。


「ふむ、それより聞きたいのだが、相手の総指揮官は誰なのだ。」


斥候部隊を、敵に寝返ったと思われる甥のブルタコスに任せていたため、ガラムスにはまったく情報が届いていなかった。


「はい、小ポンニウスと聞いています。」


「ポンニウスの息子か。では相当恨んでいるだろうな。」


「それはわかりません。」


「まぁいい、こちらの条件を伝える。兵たちの助命と引き換えに正々堂々一騎打ちを申し込む。これを受けないというなら皆殺しにしてやる。そう伝えてくれ。」


若い使者は黙って引き上げていった。


「なぜですか。我らは死を恐れません。戦わせてください。」


話を聞いていた指揮官たちが縋りつくように訴える。


「いや、そうではない。私には裏切られてくやしいとか、憎いというような感情があるわけではない。ラーマの最高官職に付くということはこういうことなのだ。」


「言ってる意味がわかりません。」


「ラーマは戦いに戦いを重ねてここまでの大国として君臨することができた。その大国の長がみっとも無い死にざまなど見せるわけにはいかないのだ。」


「敵は大軍ですが、一点突破を狙えば逃げ伸びる可能性は充分にあります。我らはその盾となりましょう。」


「そうではない。私は私にしかできないことを成し遂げた。後は残った若い者たちがそれを引き継げばいい。命果てるときまで、私は私の道を行く。」


・・・できれば、平和裏にまだ若いブルタコスに移譲したかったが、ヤツにはまだ早すぎる。私を、ここまでこの私を追い詰めた小ポンニウスのような者たちが頭角を現してきたのなら、その道を譲ってやるのも悪くはない。


「さぁ、道を開けてくれ。私はラーマの長としての覚悟を示さねばならぬ。」



ガラムスと残った兵たちは砦を出てゴンド族の本体の前に布陣する。

七色に輝く虹孔雀の羽飾りが付いた羽兜を被り、鎖帷子を着た体を覆うように赤いマントをたなびかせ、右手に剣、左手に盾を装備したガラムスが一人で進み出る。


「さあ、私に相応しい最高の剣士を用意しろ。これからのラーマの発展のための贄にしてやる。」


ゴンド族陣営はざわめき立った。一騎打ちでガラムスを倒せば、その名は付近の騎馬民族たちの間に響き渡り最高の栄誉が与えられる。我こそはと思う者たちがゴンド族の族長タラッサムの下に駈け寄る。


話し合いはすぐに終わり一人の剣士が選ばれた。ゴンド族内では一番の剣の使い手だ。

若くて大柄な族長の次男チルピリムが大剣を携えてガラムスの前に進み出る。

両者ともに名乗り合いが終わると戦いが始まった。


最初は両者とも左手に装備した盾同士でぶつかり合う。大柄なチルピリムが体格に任せて突進してガラムスの体勢を崩そうとするが、熟練なガラムスが軽くよけながら相手の力をうまく利用し、隙を見て剣を繰り出して相手の体勢を崩しにかかる。

何度かそれを繰り返しているうちに大柄チルピリムが体勢を大きく崩すと、ガムラスがすかさず剣を首元に突き付けると、チルピリムの首が胴体から離れた。


すると、ラーマ陣営から歓声があがる。


相手を屈服させるには絶対的な強さが必要だ。強者だけが国を超えて神の子である英雄として称えられる。政治的な文明の発展したラーマでは嫉妬や妬みの対象となるが、文字をもたず伝承や口伝が主である遊牧民部族にとって、強さは神に等しい絶対的な存在なのだ。


ガラムスは討ち取った首を胴体に乗せて跪き、勇気ある者への畏敬を籠めて黙とうを捧げる。するとゴルド族陣営からも歓声が上がった。


ガラムスは、ゴルド族の復讐戦争を、強者を決めて神に等しい存在である英雄を決めるための決闘に変えようとしていた。

だが、ゴルド族の族長タラッサムは立ち上がって大声を張り上げる。


「騙されるな。これはラーマへの復讐戦だ。あの者を討ち取る勇気ある者はおらぬか。」


ここでガラムスを勇者として認めれば族長としての権威が失われ、ゴルド族は他部族からの侵略を受けることになる。


「俺が行こう。」


「待て、俺が行く。」


タラッサムの言葉に2人の男が名乗りを上げる。いずれも剣に自信のある者たちだ。


「名乗り出た順番に一騎打ちを許そう。必ず首を上げよ。」


サタラッサムは、ガラムスの思惑に呑み込まれないよう、できるだけ威厳を保つように言い放つ。


・・・小ポンニウスの小僧の詭弁を間に受けて降伏の使者など送るべきではなかった。


ラーマの政治は進んでいた。それは戦争でのやり方にも繁栄されている。有利となれば相手を徹底的に痛めつけ、不利と見れば正々堂々と戦え、と言って負けないための道をさがす。

ほとんどの遊牧民たちは、正々堂々という言葉にはよく騙され、有利に進めていた戦いを不利に導かされて敗走するのだ。


2人の戦士たちはガラムスの前に進むと一人ずつ一騎打ちを始める。一人目はよく戦ったがガラムスに翻弄され、最後は首を落とされる。黙とうの後、2人目と対戦する。


ラーマの盾は頑丈に軽くできており、鎖帷子も意外と軽い。そして、盾の隙間から繰り出されるグラウディウスの剣は長くもなく短くもなく戦いやすい剣だ。

だが、さすがのガラムスも息が上がり肩で息を始めていた。しかし、ガラムスも歴戦の戦士だ。最後は盾を構えたまま突進し、疲れて怯んだ相手の心臓を貫いて終わった。


三人とも強敵だった。ラーマの武器と防具も戦闘に特化した良い武器だったというのもあるが、それでもこれだけの強者を討ち取った腕は見事だ。敵であるゴルド族側からも、ガラムスの雄姿を称える者が出始めた。強者こそが正義であり神に等しい存在として尊敬し崇められるのだ。


だがそれは、ゴンド族の敗北を意味することになる。それを容認するわけにはいかない。タラッサムは、黙って立ち上がるとガラムスの元へ向かう。


戦場は歓声に包まれていた。敵も味方も戦いに勝ったガラムスを称え、一人の英雄として賞賛が上がっていた。

この状況になれば、3人の強者を倒したガラムスを「殺せ」と命令しても、それに従う者などいない。

肩で大きく息をしているガラムスの前に、族長タラッサムが大きな棍棒を持って対峙する。


「勇気ある戦士たちに黙とうを捧げたいのだ。少し待て。」


ガラムスには息を整える時間がほしかった。タラッサムも戦士を敬うガラムスの行為を拒否することはできない。すれば族長としての威光がなくなるだけではない、死者への冒涜者として断罪されることもある。


ガラムスの黙とうは延々と続く。


・・・クソ、ラーマの卑怯者め。


タラッサムは怒りを鎮めながら冷静に待ち続けるが、しばらくすると待ちきれなくなった。


「おい、何時まで時間稼ぎをしている。」


タラッサムはガラムスを咎めるように口を開く。


「フン、勇気を持って戦い散っていった戦士たちを冒涜するような者が人の上に立つ資格はない。」


「貴様ぁ。」


タラッサムは一瞬で頭に血が上り、棍棒を振り上げてガラムスの頭上に叩きつけようとしたが、大きく空振りした。だが、すぐに体勢を立て直し、すぐにガラムスに向かって棍棒を何度も振り回し続けた。

ガラムスは大振りされた棍棒を冷静に避け続ける。しばらくするとタラッサムは連続攻撃をやめガラムスを見据える。徴発されたことを悟って冷静になったのだ。


「ほう、徴発されたことにもう気づいたか。蛮族にも知能があるとは思わなかったぞ。」


ガラムスは再び徴発する。


「もうその手の挑発には乗らぬ。貴様は必ず叩きのめす。」


そういいながらタラッサムは肩で息をしていた。打ちのめしたくても疲れて棍棒を振れないのだ。

だが、それ以上に疲れ切っていたガラムスも踏み込んで剣を振ろうとはしない。疲れが取れるのを待っていた。


両者は息を整えるためにしばらく睨みあう。


先に動いたのはタラッサムであった。冷静になったタラッサムは、今度は力任せではなく軽く付いてり叩いたりを繰り返しながら正確に棍棒を振り回す。


ガラムスの疲労は極限に達していた。疲れが取れないのだ。次第に避けるのが億劫になり、盾で防いでいたが、隙ありと見たタラッサムが渾身の一撃を振るう。ガラムスはとうとう力負けし、崩れるように膝を付いてしまった。

タラッサムはその隙を見逃さなかった。さらにもう一撃をガラムスの頭上に振り下ろす。


ドガァーン


大きな音とともにガラムスが被っていた兜が吹き飛び、さらなる棍棒の追撃が加わると、とうとうガラムスは頭から血を噴き出して地面に倒れ込んだのだった。


「ウオォォォォォー」


身動きしなくなったガラムスを見て、タラッサムは勝利の雄たけびを上げた。

気絶したガラムスは枷を嵌められ、すぐに奴隷商人に引き渡された。


「金などいらんすぐに出立しろ。二度と戻って来れないぐらいの場所にある遠くの国にでも売りつけろ。」


タラッサムは奴隷商人に金を渡して言い放つ。奴隷商は気絶しているガラムスを檻のような馬車に放り込むとすぐに出立した。


☆ ☆ ☆ その後


小ポンニウスとブルタコスとカティナたち一派は、ラーマの首都ポロネーズに戻ると広場で演説を始めた。


「ラーマ市民たちよ朗報だ。独裁者ガラムスは我々の策略により討ち取られた。これで共和政の自由は守られたのだ。」


しかし、それを聞いたラーマ市民たちからの反応は何もなかった。小ポンニウスたちは、都市中の広場で演説をした。必ず拍手喝采され、賞賛され称えられると考えていた小ポンニウスたちは当てが外れた。それどころか、ラーマ市民たちからはブーイングの嵐を受けた。


「なぜだ、なぜ我らを支持しない。我らは君たちのために自由を取り戻したのだ。」

ガラムスを罠に嵌めた小ポンニウスたちは、ラーマ市民たちからの支持を得られなかったことに驚いて混乱した。


絶対的な権力者が倒れれば、空席になった権力者の座を巡って血の雨が降る。

ラーマ市民たちは巻き込まれないよう扉を閉ざして家に引きこもり、貴族たちなどの有力者たちはわけがわからず都市から逃げ出した。せっかく平和が訪れたのに、また内乱に突入する兆しにうんざりしたのだ。


小ポンニウスたちは庇護者を求めて有力者や貴族たちを訪ねたが、誰も会おうともしてくれなかった。


その様子を見ていた元ガラムス配下の軍団長テルムンスが、独断で小ポンニウスとブルタコスとカティナ一派を即座に捕らえて処刑した。


その後、勢いづいた軍団兵たちは、テルムンス軍団長を担ぎ上げ、開催中の元老院を取り囲んだ。兵たちはテルムンスを心から支持していたわけではなく、ラーマのため共和政を守るためという正義感に燃えていたわけでもなかった。混乱しているラーマ国内で、唯一規律を持って首都ポロネースに滞在している軍団がテクニアスの軍団だけだったからだ。


目的に向かって一致団結した軍団兵たちは積極的にテルムンスを王に押し上げることで、退職金としてもらう土地やボーナスをせしめようと画策した。兵たちは好き好んで戦いに参加しているわけではなく、目先の生活のため、兵役後の平穏な生活のために戦っただけなのだ。


ラーマの有力者たちが集う元老院を取り囲む、という行為は非常にリスクの高い賭けであったが、混乱しきっていた有力者たちは状況の把握だけで精一杯の状態になっていたため、事はスムーズに運ぶ。

テルムンスは元老院の議場に立って議員たちを見回しながら、その場で決断を迫る。


「私を王として認めるか、お前たちの粛正か、この場で決断するがいい。」


元老院議員たちは粛正と聞いて震えあがった。反対する者は誰もおらず、市民の第一人者であるインペラトル=(皇帝)の称号が送られることになった。

ここにラーマ共和制はラーマ帝国となり、テルムンス・ラントキオス皇帝が即位することとなった。


しかし数年後、テルムンス帝は対外戦争を引き起こすが大敗する。命からがら逃げかえったところを興奮した市民たちに取り囲まれて撲殺され、川に捨てられる運命をたどることになるが、それはまた別のお話。

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インペラトル---凱旋将軍のたどる道--- 白山天狗 @hakusan-tengu

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