最後に

 「近頃古狸珍説」、「古狸金長義勇珍説」、「金長一生記」が成立した江戸時代後期から日露戦争終結のおおよそ5年後に速記された「四国奇談 実説古狸合戦」、「古狸奇談 津田浦大決戦」、「古狸奇談 日開野弔合戦」が発表されるまでの間にもいくつか違う話があるのではないかとも想像したくなるのですが、このあたりはよくわかりません。


 別の出版物によると「文芸天地」に「佐藤翠紅」の名義で「四国狸・戦国絵巻」という作品が掲載されたようなのですが、こちらの詳細についてもよくわかりません。


 内容は、主人公が「宝剣に助けられて四国霊場を舞台に天鼓狸として成長していく」というものだったようです。


 阿波狸合戦を元にした映画の中には金長神社の建立と関係があるものもありますが、内容などは神田白龍氏の講談とも徳島の民話とも違っているところがあります。

 「映画 阿波狸合戦」を画像検索で調べてみると、写真やポスター、徳島の小松島で「阿波おどり狸合戦」が69年ぶりに上映されたなどの情報がありました。



 話はここまでとします。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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阿波狸合戦に関する雑事あれこれ きぬだぶやぶだぬき @GrAvtCY67Vy70Xt

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