第10話聖女side ラブコメの予感

私は王宮の一室に来ていた。


「エリカ久しぶりねー」


「ミーシャも元気そうね」


私は我が国の姫であり、友達のエリカに会いに来ていた。


「それでどうしたのよ?相談って

もしかしてこの前の事件で…」


「それはあまり関係ないのだけど、」


「ならどうしたのよ私に相談なんて珍しいじゃない?」


「実はね、私の家にいる貴族の子息にこの前の事件で助けてもらったのよ」

「それでね。それまでは彼のことはなんとも思ってなかったし、彼に会っても平気だったんだけど、」


「それで?」


「えっとね、なんて言うか、あれ以来彼に会うと動悸が激しくなったり、変に身体が熱くなったり、彼から目が離せなくなったり、彼のことを考えると何も手に付かなくなったり、それから、それから…」


変に焦ってしまって自分でもなんて話しているか分からなくなってくる。


「なるほどねー」


なぜかニヤつきながらこちらを見てくる。


「えっと、それで最近は何も手に付かなくて何とか改善出来ないかなと思って、、」


「つまり貴女はその彼に恋したということね」


それを聞いた瞬間私の思考が鈍り始める。


「こ、こい、恋…恋!?」


「だってそれしかないじゃない。

しかしアンタにもそんなことがねぇ」


「そ、そんな、そんなわけ、彼は昔からの顔馴染みってだけで、そりゃそこいらの貴族の子息よりは仲はいいし、好意的には思ってるけど…」


そこで彼のことが頭浮かんで顔が熱くなり始める。


「で、その彼って誰なのよ?」


エリカが笑顔を向けてくる。


「えっとね、ラ、ラムズ ランサー様です!」


「えっ?」


だが、その表情は一気に戸惑いの表情に変化した



➖ラブコメが見たかった皆様大変お待たせしました。

あと短くなってしまい申し訳ないです。

次回は事件の日の聖女sideについて書きたいと思います。


⭐︎⭐︎⭐︎とコメントが欲しいです!

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