最後に出てきた「それ=トランク」が第一話で海に投げ入れてたトランクなのか!
冒頭、なんだか口調が今回若い娘さんみたいだな、と思ったら何十年も前の話でしたか!
コメントを読んで会話文だけだと気づきました。
ほんとすごいなあ・・・綾森、月子様の才能に嫉妬中でありますっっ
作者からの返信
綾森れん様
そうなんです、KACの一番最初のお題で、わざわざ海に潜って回収したトランクなのです!
いやー、こんな展開になるとはねー(ノープラン)
綾森様に嫉妬される才能って……さては老婆書きの力ですね?
これはアレですよ、まさに年の功ってヤツで、老齢に近づくほどに……。やめよう、つらい。
ううう、涙で感想が書けない……。
若くて、無鉄砲で、泣いたりもする、若き日のロカテリア様。新鮮です。
トランクに対する想いも徐々に強くなって、あの第一話で出てきた大切で優れもののトランクが作られるのですね。感慨深いです。
会話だけなのに、逆に全てが鮮明で、素晴らしいなあと思いました。
鞄職人さんとのプラトニックな関係も胸が締め付けられる想いがします。
毎回素晴らしい作品をありがとうございます。
作者からの返信
千石綾子様
今はすっかり鉄面皮の婆さんになりましたが、若い頃にはたくさん泣いてたくさん笑ったひとだろうなと、想像して書きました。
一話から読んで下さった方が「あのトランクか!」と思って下さったら嬉しいなぁ。
ここまで鞄屋とロカテリアは、プラトニックな関係派が多数ですね。
ふむ、そういうことにしておこうかな。
でもそうなると、たぶんロカテリアさん超高齢処……。
おっと誰か尋ねてきたようだ。
あぁうぅ〜、うにゃ~、泣いちゃう。
作者からの返信
ひかげねこ様
ネコがうにゃうにゃ鳴いてるのは……
カワイイからヨシ!(現場猫)
鞄屋さん、前の回のデクノボウさんだとすぐに分かりましたわ(´;ω;`)
会話だけのやり取りなのに、こんなに情景が浮かんでくるものかと感動しております。
鞄屋さんのお店、店自体は年季が入ってるけど、使ってる工具はしっかり手入れがされてきれいに並べられている感が伝わってきますねえ。
作者からの返信
那由羅様
今回は完全に独立したお話にしたいと思っていたのですが、
「はなさないで」が来た時に、これだ!と思って、一つ前のお題とゆるく繋げてしまいました。
そうなんです!鞄屋は祖父の代から受け継いだ、住居兼工房兼店舗の古びた小さな店なのです。
でっかい図体の鞄屋ですが、細やかな仕事をする男で、お店の中はいつもピカピカなんですよ。
いやー、情景が伝わるって嬉しいなぁ。
ロカテリアの今につながる物語を会話文だけで見事に描写されましたね。
敢えて地の文を省くことで、彼女の成り立ち、旅行鞄の意味、職人との関連性、きっと長い長い年月だった様々なモノを、読者は客観性だけで得ることができる。
だからこそストレートに感情を揺さぶられるのですね。
説明文がない口述描写はとても難しいですが、そんな高いハードルも、これだけの縛りの中で越えてしまうのですね。
素晴らしかったです。
作者からの返信
K様
おおお!裏編集長様からOKが出た!ホッとしました。
仰る通り、会話だけにすることで客観視できる物語にしてみたい、というチャレンジでした。
この尺の話を書くと、普段はもう少し文字数がかさむのですが、セリフだけにしたことで、時間の加速もしやすい感触がありました。
いつも、いかに地の文に頼ってセリフを書いているかということにも気づかされ、得るものが大きいチャレンジでした。
(学校の作文か!)
読み終わってから会話だけの構成だったことに気づきました。
変わらないお姿に、感涙が止まりません。
お久しぶりですね、ロカテリアさん✨️
あたしのことなどお忘れでしょうかね
でもあたしが悪いんです、他のことにうつつを抜かしてお邪魔するのをすっかり忘れてしまっていたのですから。
相変わらずお元気そうで、なにやら随分お若い頃のお話みたいですけど……こんなにあなたを狼狽させる人がいたなんてちょっと信じられませんね✨️
自分の相棒となる鞄を作ってくれるひと、その方への敬意と尊重(リスペクト)がひしひしと伝わってきます。乱暴に扱ったようでいて、命を預けていたとも言えますよね。銃弾を受け止めようとしたり、橇に使ったり……✨️
彼は職人冥利に尽きると思います。
ものづくりを生業とするあたしが云うんですから間違いありません。
彼の魂は永遠です。
あなたのそばで✨️
作者からの返信
天川様
ロカテリアの記憶力については、2パターン考えられます。
①卓越して記憶力が良く、出会った人を全て記憶しているが、場合に応じて覚えてないフリをするのも達者。
②滞在地を出ると同時に、忘れて良さそうな人は全部忘れる。
どちらがより、彼女らしいでしょうかね?
どちらにしても、毎度熱烈なコメントレビューで応援してくださる天川様のことをロカテリアが、忘れるはずありません。
今回の話に関しては、知られてしまって少し照れくさいと思っているかもしれませんけどね。
ものづくり職人様からの「職人冥利に尽きる」認定、とっても嬉しいです。
どうしても、あなたの作品がほしい、あなたのでなくちゃ嫌なんだ。
これって、なかなか情熱的な感情だと思うんですよね。
ずっと一生、この鞄をはなさない。
ひとつの愛のカタチとして描いてみました。
いつも素敵なコメントレビューをありがとうございます!