第2話
さてと…数の方は…
「竜竜、豚豚豚、餓鬼多数…カーッ!こりゃ豊作だね!うちの親方が失神しちゃうよ!」
『ギャオぉぉぉぉぉぉン!!!』
『『『ぐキャぐキャ!ぐキャキャ!』』』
『『ブモーッ!ブモーッ!』』
「さて、と…斬る前に確認だけど引いてくれたりとかh…『ブモォッ!』ダメかぁ!」
偶に話が分かってくれる奴も居るんだけどなぁ!
「仕方ない…恨み辛みは無いが斬られてくれ…ソードドライブッ!キレルブレード!
『ソードドライブ!キレル!キレル!キレキレール!キレルブレード!』
「いざ参るッ!」シャキン!
「はあッ!」『ブモッ!?』「セイッ!」『ぐキャ!?』「ソイヤァ!」『『グギャァ!?』』
ひえーっ!やっぱりスタンピード?なだけあって数が多いッ!
「これじゃ埒が明かねぇ!一旦剣変えるか!ソードチェンジ!ビッグレートブレード!」
俺がそう言うと剣がやかましく反応し手に持つ剣が長さ10メートルは有るんじゃ無いかと言う位デカい剣に変わる。
『ソードチェンジ!ドデカ!チョーデカ!スゲェデカ!ビッグレートブレード!』
そしてそのデカイ剣を力いっぱい後ろに居るレイカちゃんさんを巻き込まないようにしながら振り回し投擲する。
「ハアっ…どォォォォッセイッ!」ブゥゥゥゥゥン!!
『『『『『『『『ぐキャァ(ブモッ)(グギャァ)!?』』』』』』』』
そしてスタンピードの群れに直撃し無差別的に上下真っ二つにしていく。
「いよっし!これで大体やれたk『ゴォォォォォォォォォン!!』ッ…!」
叫び声のする方に向くと同胞を殺された怒りからか怒り狂っている黒い竜らしき姿が見えた。
「あ…あれはこの横浜ダンジョンの深層にしか出ないとされるブラックドラゴン!?」
「なるほどねぇ…あれが率いて居た訳か…」
「そこの貴方!もうこれ以上の助太刀は結構ですわ!後はわたくしが時間を稼ぎますから早くお逃げなさい!わたくしでも1分位なら稼げますわ!」シャキン!
「ありがたい提案だけど遠慮しておくよレイカちゃんさん…ヒーローは背中を見せないからね!」
「なっ!?あれは危険度AAランクのブラックドラゴン!ソロ討伐の前例が無い危険なモンスターですのよ!?自殺行為ですわ!!」
「それはやってみないと分からないかもよ?レイカちゃんさん?いよっし!あれを親玉と断定して決め技行くか!レイカちゃんさん!折角だから出血大サービスだ!ソードチェンジ!クライマクスブレード!」
『キメワザ!ヒッサツ!シメノカタ!クライマクスブレード!』
すると手に持っていた剣が足に装着され足が大剣になり巨大化を始める。
それに合わせて俺もジャンプし飛び蹴りの構えを取る!
「これでシメだ!必゛ィィィィッ殺゛ッ゛!゛ギガソードスマァァァァァァッシュ!!」
『 ! ギ ガ ソ ー ド ス マ ッ シ ュ !』
『グギャァァァァァァァァァ!!!!』ブワァー!
黒竜も負けじと高温度のブレスを吐くが黒竜の奮闘虚しくブレスをど真ん中からぶち抜き真正面に貫通していき遂には喉元へと到達する。
『ハァァァァッ!セイヤァァァァァ!!!』
『グギキョァァァァァァァ!?』ドカーン!!!
そして黒竜を完全に貫き足が地面へと到達すると膨大なエネルギーの塊を食らった黒竜は堪らず爆発四散するのだった…
「ふう…これで一丁アガりかな?」
「う、嘘…あのブラックドラゴンを一撃で倒したんですの…!?」
「あのー…レイカちゃんさん?」
「ひ、ひゃい!?」
「彼氏さん?か兄妹かは知らないけど心配してたからちゃんと戻ったら顔出してあげなよ?」
「は?わたくし彼氏も血の繋がったブラザーもおりませんg『メモリーフレーム!』……」
「悪いけどこの活動がバレる訳にはいかないから記憶、消させて貰うね?メモリーデリート、『ここでのフレームに関する記憶、及び俺のこの姿を忘れる』メモリードライブ」
『キオク!ショウシツ!マッショウ!ソウシツ!メモリーデリート!』
「………」バタン
「……はぁ、こっちも国にモルモットにされたか無いから仕方なく記憶を消してるけどこの瞬間が1番虚しいねホント…なんの為にヒーロー活動してるのか疑問になっちまうよ…ガーランド、撤収するよ!行きにちょーっと厄介なのに絡まれちゃったから帰りはステルスモードで帰るよ」
『リョーカイ!リョーカイ!ステルステンカイ!ステルステンカイ!』バシュン!
「ほんじゃレイカちゃんさん?5分後には目が覚めるだろうから…マタネー」ブロロロロ…
こうしてまた明日も日常に戻るのだが俺は1つ失念していた。
俺が聞いた助けの声は別に家族でも彼氏でも無くただの1
・あれ見たら俺も記憶消し飛んだんだけどマジやばくね?
・最初レイカ様の事が心配でしたのに今ではあのお方の事が気になりますの…これって…恋!?
・↑多分違うと思うんですけど(名推理)
・🔧( ᐛ)ナニコレ?
・うわあ!マネージャーが壊れた!
・何の光!?(時間差攻撃)
・ワイ達もしかしてヤバい現場目撃しちゃった感じ?
・↑そんな感じ
普通に配信していてモロにヒーローとしての姿と中の人の姿がバレてしまった上その配信の同接が10万超える位のバカバズり配信で大勢の視聴者が居たことである!!
職無し家無し力有りなヒーロー、ダンジョン配信に写ってしまう ドムドムチキンハンバーガー @23541
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