第3話
俺は進み続ける。ただひたすら、エクスカリバーを求めて。敵は弱いし(自分が強すぎるだけです)ルートは知っているから散歩程度に歩いている。
今、俺を追放した人たちはどうなってるのか……!!
「気配が消えた。まさか………。ウエッ。」
死んだ。そう察した俺は少し嘔吐物を出してしまった。それほどトラウマになってるってこどだ。口の中に水を加え、水鉄砲の形として壁に吐き出す。そうすると壁を貫通してしまった。はぁ、こんな威力要らないんだけど…………。
最下層から数えて3層。そこのフロアボスの所まできた。早速扉を開ける。そうすると、キメラがいた。キメラはライオン、ドラゴン、鷹が合わさった獣神みたいなやつだ。これ毎回倒さないと先に進めないから少し厄介なんだよな…。とりあえず倒す。
「エアスラッシュ。」
シュウィン!ジャキジャキジャキジャキジャキ!
「ぐおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
俺は剣を振り空気の弾を飛ばし、3つ首をぶっ飛ばした。次の階層への扉が開く。
足を進めようとしたら、1つの声が聞こえてきた。
「あの!」
俺はその声に気づき振り向く。そこには俺は知らない女性が立っていた。とりあえず俺から避けるように促したいので話をする。
「えっと……、、誰ですか?」
「あ、私は塚本。一応中級魔法まで使えます。魔法系統は爆破系です。その、さっきは追放なんてして本当にすみませんでしたっ!」
「あっ頭を上げてください!別に皆さんは悪くないですよ…。しっかり促さなかった俺が悪いです……。一応聞いときます。皆さんは?」
「モンスターにやられました…。」
「そうですか…。俺はこの先を進むので。それではお気を付けて。」
そうしてこの場を離れようする。そうすると塚本さんが俺の後をつけてくる。いやなんでだ?普通帰る場面でしょこれ。
「えっと、なんで付いてきているんですか?」
「だって、君がいた方が安全じゃん。それに帰るときに敵がいたら私死んじゃうし。」
「そうですね…。でもあまり俺と居ない方がいいですよ……。」
「えっ?どうして?」
「2年前の事件覚えてます?」
「はい、あの酷かった無差別殺人事件……。」
「実はそれの犯人は俺なんだ……。だから僕の傍に居ない方が。」
「でも貴方がそんなことをするような性格じゃないのは見抜いているわ。だから付いていかせて。」
「分かった。」
そうして2人は歩き出した。この人からは【悪】の感じがしない。しっかり善と悪が見分けれる人だ。でも、こういう人を僕は何人も……。この話をやめよう。
そして残り2階層も数々のモンスターを蹴散らして、エクスカリバーの所まで辿り着いた。
ダンジョンで俺を離さないで(追放)いたらこんな事にはならなかったのにねっ☆ ~やっぱ追放者はざまぁ展開が待っている~ shinon0909 @shinon0909
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