第9話 文章力……奴は四天王の中でも最弱
ども、ぱのすけです。
今回は「文章力……奴は四天王の中でも最弱」でお話しさせていただきます。
小説を書くのに必要と言われている能力でも特に大事なものを上げるとすれば、「文章力・構成力・想像力」でしょうか。もう既に四天王ではありませんが、細かいことは気にしません(コラ
以前、書いた通り、文章力迷子で20年間書けなかった私の結論から行きますと、ハイ! 文章力が一番いらない子でした!!
この事実を受け入れるの辛かったっす……。
いい年こいた大人が鼻水垂らして泣きましたよ。20年間、やり続けたことが無駄とは言わないまでも、不必要であった。それはもう、色んな後悔やら、悔しさやらでグスグス泣きましたよ。
しかもそれに気付いたのは、もうカクヨムで「フォーン帝国」を投稿し始めてからです。だから去年初め辺りのことです。
では何で「文章力」は小説を書く能力の中ではウェイトが低いのか。
それはずばり、体裁よく美しい文章で書けていても、読者への情報提示が適切に出来ていないと何も伝わらない、からです。
綺麗な文章だけの物語は、箱だけ立派なお菓子と一緒です。外装の美しさに惹かれて開けて見たら、中身はスカスカだった。これと同じです。
いわゆる「正しい日本語」で、正確に物語が綴られていたとしても、内容が伴っていなければ、誰にも何にも伝わらない。そんな風になってしまいます。
文章力というものは、あるならあった方がいい。でも、なくても面白い物語は書ける。そんな程度のものです。
美しい文章を書くことに拘って、ついに書けなくなり、20年間それを追って来た私だからこそ、今、まさに「私って文章下手やん…」と行き詰っている作者様に言いたいのです。
大丈夫! 日本語は闊達で、実に自由奔放な言語です。さすがに「電波文書」と言われる類の文章では無理ですが、下手でも大丈夫。 自由に、何よりも書いていく作者が楽しんで書いて行けばいいのです。
綺麗な文章で綴られた小説は既に川端康成やら谷崎潤一郎やらが遺してくれているので、私達はそんなもので書かなくても大丈夫。楽しく行きましょう。
でも、ここまで読んでいただいた方は感じるかもしれません。文章力をぶった斬るお前は一体、どの能力が一番重要だと思うのか。
それは断然、「構成力」です。
ここさえしっかり出来ていれば、誤字脱字、誤用が多少あってもほとんどの読者様はついて来てくれます。
次回は「構成力! お前か!!」でお話しさせていただきます!
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます