第7話 そうだ、ローマに行こう!
ども、ぱのすけです。
今回は「そうだ、ローマに行こう!」でお話させていただきます。
社会人となった頃にはすっかり小説を書けなくなっていた私。ここから20年に渡る大迷走に突入です。
この頃の私は、上手に小説を書くには何よりも文章が綺麗でないといけない、という謎の強迫観念に取り憑かれておりました。
そのせいで何を書いても苦しいばかりで辛い。書き上げられない。でも書きたい思いは募る一方。そんな悪循環に陥った私は、一旦小説を書くことをやめました。
でも、いつか書ける時が来るかもしれない。その時のために「フォーン」の設定を練り込もう!と思い立った私。
ふと閃いたのが「そうだ。私は戦争に対する知識が皆無だ! フォーンは集団戦闘もあるし、戦争に関する知識をつけよう!」でした。
そんな私の頭に浮かんだのが、当時話題沸騰だった塩野七生の「ローマ人の物語」。
元々、ローマ史好きだったこともあって早速買いに走りました。
古代中国の次が古代ローマかーい! と、今でも突っ込みたくなる振り幅です(笑) 何せシルクロードの両端ですからね。
おかげで今、現在の「フォーン」は洋風とも和風とも何ともつかない不思議世界と成り果てています。
しっかり考えているつもりでしたが、こうして書いているとホントに衝動的過ぎて、もう……。
結果として、「ローマ人の物語」を読んだことはものすごくプラスにはなりました。
政治の流れ、英雄の素質、用兵術の変遷など。学んだことはすごく多いです。
個人的に一番おすすめしたいのは、スキピオ対ハンニバルの激突が素晴らしい「ハンニバル戦記1、2、3」です。
「ローマ人の物語」は小説家が書いているだけあって、盛り上げ方が実に上手いです。
歴史は面白く語ってくれる人から聞いてナンボと勝手な持論を持っておりますが、その観点から言うと、「ローマ人の物語」は本当に優秀な歴史読み物です。そしてこれもまたファンタジーの下地になること請け合いです。
あれだけイギリス好きだ、好きだと言っておりましたが、実は唯一行った海外はイタリア。どうしてもローマをこの目で見たかったのです。
次回は「とりま結論」でお話しさせていただこうと思います。
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