第3話 杜王町

「先輩!これから杜王町にいくんすよね!」

赤色の特徴的な前髪がトレードマークの男

難波悠明(なんばはるあき)

彼は成四郎の部下である

成四郎と難波はタクシーでS市の駅から

杜王町に向かっていた

「ああ…1人目の静・ジョースターを探しにな」

「ジョースターってことは空条さんの親戚とかっすか?」

「あぁ空条さんの祖父、NYの不動産王

ジョセフ・ジョースターの養子だ」

「へー相当年いったときの養子なんすね」

「調べによると1999年これから行く

杜王町に来日した際、捨てられていたのを

養子にしたそうだ」

「なるほどーそうなんすねー」

「ちなみに、彼女はスタンド使いだ」

それを聞いて難波の目つきが

少し険しくなったような気がする

「なるほど…気張っていかないとですね」

「そうだな…よしついたぞ」

20年前まで都市開発が進んでいたが

最近は停滞期を迎えている杜王町

少し前の時代の建物などが並んでいる

「ここが杜王町か〜なんか田舎臭いっすね」

「まぁな」

2人は近くにあったカフェ『ドゥ・マゴ』に

入り、ここ杜王町について話していた

周りには人はいなく

丁度空いている時間帯だった

「空条さんが20年前にここにきた時は

スタンド使いがかなりの数いたらしい」

「へぇ〜あ、あの広瀬康一さんも杜王町出身ですよね」

「あぁそうだな」

「失礼しますこちらコーヒーになります」

「あ、ありがとうございまーす」

店員がコーヒーを2つ置き帰っていった


しばらくして

「さて、事情聴取にでもいくか」

「そうっすね!」

「…ん?」

事情聴取にいこうと立ち上がろうとした

成四郎は不自然な事に気づいた

コーヒーが1つなくなっている

店員が持っていった記憶はない

「まさか、彼女のスタンドか?」

その瞬間後ろからなにかものが飛んできて

成四郎の後頭部にあたった

「っ!」

「せ、先輩大丈夫っすか!?」

「隠れろ!スタンド攻撃だ!」

難波は近くの机に隠れる

「あら、気づいたのね…」

店の奥から女性の声が聞こえる

「静・ジョースター…何故攻撃する」

成四郎は冷静に質問をする

店の奥から出てきた女性、静・ジョースターはゆっくり口を開く

「あなたを始末すれば、『あの方』

が私を母へと導いてくれるからよ」

『あの方』その言葉を聞いた難波には

本能的な嫌悪感が脳に走った

「あの方だと?」

成四郎がきく

「フッ…あなたには教える価値もないわ!

このまま地獄におちなさい!」

そういうと彼女の後ろから人影が現れた

まるで嬢王蜂を連想させるかのような

彼女の『スタンド』

「それが、お前のスタンドか…」

「私の能力『ワイルド・ハニー』で

ぶっ潰してくれるわぁぁぁ!」

ワイルド・ハニーが拳を思い切り振り上げ

その拳はかかんでいる成四郎へと

振り下ろされる

ドゴォ!

大きな音が鳴る

「フフッ…精々そんな程度なのねw」

彼女の目の前では成四郎の頭がグチャグチャになっていた

それを嘲笑っていた静の頬を拳が殴る

「フゴォ!」

笑っていた静の顔が歪む

「な、なんで!潰れたはずじゃあ!」

煙が晴れるとそこには成四郎と

それに寄り添うスタンドが立っていた

「THE PIONEER…空間を歪ませる」


To Be Continued…

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る